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津呂 正人*; 岩田 千鶴*; 片岡 利栄*; 吉原 亮平; 長谷 純宏
JAEA-Review 2008-055, JAEA Takasaki Annual Report 2007, P. 72, 2008/11
ラバンジンは真正ラベンダーとスパイクラベンダーとの種間雑種であり、雑種強勢により精油成分の生産性が両親種より高いことが知られている。一方、カンファーあるいはボルネオール等の香質低下成分も増加していることから、これら成分の生産が抑制された突然変異体の作出が求められている。本研究では、培養単離細胞へ種々の線量の線を照射し、培養細胞の増殖に及ぼす影響を調査するとともに、Cビーム及び線照射細胞からのシュート再生を試みた。炭素ビームを照射したとき、線と比較して低い線量で増殖が抑制されており、細胞の増殖に及ぼす線量効果が両者で著しく異なることが明らかとなった。増殖したカルスをシュート誘導培地に移植して培養したとき、一部のカルスからシュートの形成が認められた。カルスの増殖誘導と同様にシュート形成においても炭素ビームと線照射区において反応が異なった。現在、両照射区で得られたシュートの発根・馴化を行っている。
津呂 正人*; 岩田 千鶴*; 片岡 利栄*; 吉原 亮平; 長谷 純宏
no journal, ,
ラベンダーはシソ科の常緑小低木であり、花穂を水蒸気蒸留して得られる精油は香料あるいは香粧品として利用されることが多く、その需要は高い。本研究では、培養細胞への炭素ビーム照射により、エッセンシャルオイル成分比が親植物体と大きく異なり香調が変化した変異体の作出、及びカンファー及びボルネオール等の香調を低下させる成分の生産が著しく低下した変異体の作出を目指している。照射後培養してカルス増殖及びシュート形成率を評価したところ、線と比較して、炭素ビームにおいてより低い線量でカルス増殖及びシュート形成が抑制されており、細胞に及ぼす線量効果が線と炭素ビームで大きく異なることが明らかとなった。現在、照射区で得られたシュートについて発根・馴化を行っており、得られた植物体について、順次形質調査を進める予定である。