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報告書

捨石たい積場周辺環境の監視測定結果,平成21年度; 鳥取県内

伊藤 公雄; 相馬 丞; 小野 高行; 石森 有; 川崎 悟

JAEA-Review 2011-011, 20 Pages, 2011/03

JAEA-Review-2011-011.pdf:1.59MB

人形峠環境技術センターでは、良好な自然環境の確保等を目的として岡山県・鳥取県と締結した環境保全協定に従って、センターやウラン鉱山跡の捨石たい積場周辺等の環境監視測定を実施している。これらの監視測定結果は、各々の県に定期的に報告するとともに、専門家で構成される岡山県環境放射線等測定技術委員会(岡山県)や鳥取県放射能調査専門家会議(鳥取県)において審議され異常は見られないことが確認された。本資料は鳥取県に報告し、鳥取県放射能調査専門家会議において評価を受けた平成21年度の捨石たい積場周辺の環境監視結果についてまとめたものである。

報告書

人形峠周辺環境の監視測定結果(平成21年度); 岡山県内

伊藤 公雄; 相馬 丞; 小野 高行; 石森 有; 川崎 悟

JAEA-Review 2011-010, 44 Pages, 2011/03

JAEA-Review-2011-010.pdf:2.5MB

人形峠環境技術センターでは、良好な自然環境の確保等を目的として岡山県・鳥取県と締結した環境保全協定に従って、センターやウラン鉱山跡の捨石たい積場周辺の環境監視測定を実施している。また、回収ウラン転換実用化試験(平成6年$$sim$$平成11年)に伴ってセンター周辺でのプルトニウムについての環境測定も実施している。また、県境鳥取県側において方面掘削土を原料としてレンガを製造する計画に伴い、県境周辺の環境測定を平成18年度より実施している。これらの監視測定結果は、各々の県に定期的に報告するとともに、専門家で構成される岡山県環境放射線等測定技術委員会(岡山県)や鳥取県放射能調査専門家会議(鳥取県)において審議され、異常値は認められないことが確認された。本資料は岡山県に報告し、岡山県環境放射線等測定技術委員会において評価を受けた平成21年度の環境監視測定結果についてまとめたものである。

報告書

人形峠周辺環境の監視測定結果(平成20年度); 岡山県内

相馬 丞; 小野 高行; 石森 有; 川崎 悟

JAEA-Review 2009-070, 43 Pages, 2010/03

JAEA-Review-2009-070.pdf:6.63MB

人形峠環境技術センターでは、良好な自然環境の確保等を目的として岡山県・鳥取県と締結した環境保全協定に従って、センターやウラン鉱山跡の捨石たい積場周辺の環境監視測定を実施している。また、回収ウラン転換実用化試験(平成6年$$sim$$平成11年)に伴ってセンター周辺でのプルトニウムについての環境測定も実施している。また、県境鳥取県側において方面掘削土を原料としてレンガを製造する計画に伴い、県境周辺の環境測定を平成18年度より実施している。これらの監視測定結果は、各々の県に定期的に報告するとともに、専門家で構成される岡山県環境放射線等測定技術委員会(岡山県)や鳥取県放射能調査専門家会議(鳥取県)において審議・評価を受けている。本資料は岡山県に報告し、岡山県環境放射線等測定技術委員会において評価を受けた平成20年度の環境監視測定結果についてまとめたものである。

報告書

人形峠周辺環境の監視測定結果(平成19年度); 岡山県内

相馬 丞; 田子 格; 小野 高行; 石森 有; 川崎 悟

JAEA-Review 2009-069, 43 Pages, 2010/03

JAEA-Review-2009-069.pdf:7.21MB

人形峠環境技術センターでは、良好な自然環境の確保等を目的として岡山県・鳥取県と締結した環境保全協定に従って、センターやウラン鉱山跡の捨石たい積場周辺の環境監視測定を実施している。また、回収ウラン転換実用化試験(平成6年$$sim$$平成11年)に伴ってセンター周辺でのプルトニウムについての環境測定も実施している。また、県境鳥取県側において方面掘削土を原料としてレンガを製造する計画に伴い、県境周辺の環境測定を平成18年度より実施している。これらの監視測定結果は、各々の県に定期的に報告するとともに、専門家で構成される岡山県環境放射線等測定技術委員会(岡山県)や鳥取県放射能調査専門家会議(鳥取県)において審議・評価を受けている。本資料は岡山県に報告し、岡山県環境放射線等測定技術委員会において評価を受けた平成19年度の環境監視測定結果についてまとめたものである。

報告書

捨石たい積場周辺環境の監視測定結果,平成20年度; 鳥取県内

相馬 丞; 小野 高行; 石森 有; 川崎 悟

JAEA-Review 2009-068, 20 Pages, 2010/03

JAEA-Review-2009-068.pdf:4.54MB

人形峠環境技術センターでは、良好な自然環境の確保等を目的として岡山県・鳥取県と締結した環境保全協定に従って、センターやウラン鉱山跡の捨石たい積場周辺等の環境監視測定を実施している。これらの監視測定結果は、各々の県に定期的に報告するとともに、専門家で構成される岡山県環境放射線等測定技術委員会(岡山県)や鳥取県放射能調査専門家会議(鳥取県)において審議・評価を受けている。本資料は鳥取県に報告し、鳥取県放射能調査専門家会議において評価を受けた平成20年度の捨石たい積場周辺の環境監視結果についてまとめたものである。

報告書

捨石たい積場周辺環境の監視測定結果,平成19年度; 鳥取県内

相馬 丞; 田子 格; 小野 高行; 石森 有; 川崎 悟

JAEA-Review 2009-067, 20 Pages, 2010/03

JAEA-Review-2009-067.pdf:4.54MB

人形峠環境技術センターでは、良好な自然環境の確保等を目的として岡山県・鳥取県と締結した環境保全協定に従って、センターやウラン鉱山跡の捨石たい積場周辺等の環境監視測定を実施している。これらの監視測定結果は、各々の県に定期的に報告するとともに、専門家で構成される岡山県環境放射線等測定技術委員会(岡山県)や鳥取県放射能調査専門家会議(鳥取県)において審議・評価を受けている。本資料は鳥取県に報告し、鳥取県放射能調査専門家会議において評価を受けた平成19年度の捨石たい積場周辺の環境監視結果についてまとめたものである。

論文

Construction status of a general control system for the Materials and Life Science Experimental Facility (MLF) at J-PARC

酒井 健二; 大井 元貴; 甲斐 哲也; 木下 秀孝; 川崎 進; 渡辺 聡彦; 神永 雅紀; 二川 正敏

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 600(1), p.75 - 77, 2009/02

 被引用回数:1 パーセンタイル:12.38(Instruments & Instrumentation)

物質・生命科学実験施設(MLF)の装置全体を安全かつ効率的に運転する目的で、MLF全体制御システム(MLF-GCS)は、ターゲットを中心とした計測制御システム,人的安全・機器・ターゲット保護のためのインターロックシステムなど、幾つかのサブシステムより設計されている。MLF-GCS自身は独立した制御システムである一方、中央制御棟から運用されるJ-PARC全体制御システムの一部としての役割も持つ。現在は、MLF-GCSの構築はほとんど終了し、MLF制御室からのリモート操作や総合インターロックの確認調整作業によるMLF-GCSの性能試験が進められている。本論文ではMLF-GCSの概要と構築状況について報告する。

報告書

セメント共存環境下における純銅の腐食挙動の実験的検討

川崎 学*; 谷口 直樹; 川上 進

JNC TN8400 2004-028, 37 Pages, 2005/03

JNC-TN8400-2004-028.pdf:41.12MB

軟岩系岩盤の地層処分では、空洞の力学安定性を確保するために支保工としてセメント系材料の使用が考えられており、支保工と接触した地下水は想定していた地下水のpH範囲よりも高いpHとなることが想定される。そこでオーバーパックの候補材料の一つである銅にセメント系材料が与える影響を調査することを目的として、普通ポルトランドセメント(OPC)および低アルカリ性セメント(HFSC)と接触させた人工海水を用いて、アノード分極測定と還元環境下における浸漬試験実施した。溶液系でのアノード分極試験では、人工海水と人工海水+HFSCの分極曲線は活性溶解型を示し、人工海水+OPCの分極曲線は活性溶解/不動態遷移型の分極曲線となった。ベントナイト中での分極曲線は、各溶液条件とも活性溶解型を示した。これらの結果はすでに報告されている結果と同じであった。浸漬試験では各条件とも腐食速度は試験期間とともに小さくなった。平均腐食深さは0.1$$mu$$mのオーダーとなり、90日と1年で腐食深さにあまり大きな進展は確認されなかった。人工海水単独系とセメント材料を接触した溶液の結果に差が見られないことから、人工海水系ではセメント材料の純銅に与える影響は小さいことが確認された。

報告書

硫化物を含む人工海水中における純銅の腐食挙動評価

川崎 学*; 谷口 直樹; 川上 進

JNC TN8400 2004-027, 94 Pages, 2005/03

JNC-TN8400-2004-027.pdf:59.54MB

オーバーパック候補材料である銅の還元環境における硫化物の影響を把握することを目的とし、人工海水(SSW)中およびベントナイト中での硫化物濃度をパラメータとした浸漬試験を80$$^{circ}$$Cの低酸素濃度雰囲気制御下で実施した。その結果、溶液単独系およびベントナイト共存系とも硫化物の添加量が多いほど腐食速度が大きな値を示した。また、腐食速度は経時的に低下する傾向があった。試験条件を想定してHS-のベントナイト中の拡散を考慮した計算を実施し、今回の得られた試験結果と比較したところ計算値から求めた腐食深さに比べ試験結果の腐食深さは各条件とも小さな値を示した。また、実際の緩衝材厚さを想定してベントナイト中の拡散に基づいて長期的な腐食量の推定を行った。その結果、1000年間での腐食量は硫化物濃度が0.001Mで0.06mm、硫化物濃度が0.005Mでは0.32mm、硫化物濃度が0.1Mでは6.33mmとなった。表面腐食生成物の観察・分析結果より、溶液単独系ではいづれも皮膜が形成されており比較的密着性がよく、保護性を有すると推定される。一方、ベントナイト中の低濃度条件では薄い皮膜であり、高濃度条件では密着性のほとんどない皮膜が観察され、いずれも保護性に乏しいと考えられる。X線回折による腐食生成物の同定では、人工海水単独系では各試験期間でCu$$_{2}$$O(cuprite)が検出された。硫化物を添加した条件ではCu2S(chalcocite)が検出された。

報告書

還元性雰囲気における緩衝材中での炭素鋼の腐食挙動

谷口 直樹; 川崎 学*; 川上 進; 久保田 満*

JNC TN8400 2003-040, 142 Pages, 2004/03

JNC-TN8400-2003-040.pdf:11.15MB

高レベル放射性廃棄物の処分環境は初期には比較的酸化性雰囲気であるが、オーバーパックの腐食や緩衝材中の鉄鉱物と酸素の反応などによって、やがて地下深部本来の還元性雰囲気に戻ると考えられる。炭素鋼オーバーパックの腐食寿命を評価するうえでそのような還元性環境での炭素鋼の腐食挙動を把握することが必要である。本研究では酸素ガス濃度が1ppm以下に制御された窒素雰囲気下において緩衝材中での炭素鋼の浸漬試験を実施した。炭素鋼の腐食速度を試験片の重量減少量より算出し、腐食生成物をSEM、XRD、EPMAにより分析した。また、オーバーパック溶接の影響を確認するため、一部の条件で電子ビーム溶接(EBW)による溶接部付きの試験片を用いた実験も行った。模擬地下水として人工海水および炭酸水素イオンと塩化物イオンを含む水溶液を用いた。実験結果より、腐食生成物層はFeCO3、Fe2(OH)2CO3のような2価鉄の炭酸塩を含むことがわかった。腐食速度は浸漬後1年間までは比較的大きい(4$$sim$$18$$mu$$m/y)が、1年以降は急激に腐食の進展が減少した。浸漬後1年$$sim$$3年(または4年)の期間における平均腐食深さの増加量は数$$mu$$m以下であり、多くの場合1年以降の腐食速度は1$$mu$$m/y以下と見積もられた。また、浸漬期間3年間までの実験では溶接による腐食速度への影響は認められなかった。本研究では緩衝材の乾燥密度、ケイ砂混合率による腐食速度への影響についても検討した。

報告書

大気吹込み下での模擬地下水中における純銅の腐食速度と腐食局在化

川崎 学*; 谷口 直樹; 川上 進

JNC TN8400 2003-041, 48 Pages, 2004/02

JNC-TN8400-2003-041.pdf:0.62MB

銅はオーバーパックの候補材料の一つであり、長期耐食性を評価するうえで、処分後初期の酸化性環境における腐食挙動を把握することが重要である。本研究では腐食速度と腐食局在化の程度を把握することを目的として、大気吹込み下において水溶液中およびベントナイト中で純銅の浸漬試験を実施し、環境因子による腐食への影響と腐食局在化を評価した。その結果、塩化物イオン及びフッ化物イオン濃度の上昇とともに腐食速度が大きくなる傾向が見られた。重炭酸イオンは塩化物イオンとの共存下において純銅の腐食を抑制することが確認された。各条件ともベントナイト中の試験では、同じ溶液を使用した溶液中の試験に比べて腐食速度がいずれも低い値を示した。また、固液比が大きくなると腐食速度が低下する傾向が見られた。腐食の局在化については、平均腐食深さと孔食係数の関係を調べた。その結果、試験条件によって異なる挙動が観察されたが、いずれの条件でも平均腐食深さの増加に対して孔食係数は低下する傾向を示した。また、天然の土壌中のデータの孔食係数の上限を超えるようなデータはなかった。したがって平均腐食深さから孔食係数または最大腐食深さの上限を推定し、酸素による最大腐食深さを保守的に評価できる可能性が示された。

論文

Corrosion Behavior of Carbon Steel in Contact with Bentonite under Anaerobic Condition

谷口 直樹; 川崎 学*; 川上 進; 久保田 満*

Proceedings of European Corrosion Congress 2004 (EUROCORR 2004), 0 Pages, 2004/00

緩衝材中、還元性雰囲気において炭素鋼の長期浸漬試験を行い、腐食速度と腐食生成物の評価を行った。

報告書

弱アルカリ性およびアルカリ性環境における炭素鋼オーバーパックの局部腐食進展挙動

谷口 直樹; 川崎 学*; 川上 進; 鈴木 治雄*

JNC TN8400 2003-016, 89 Pages, 2003/03

JNC-TN8400-2003-016.pdf:1.29MB

堆積軟岩系岩盤における処分では緩衝材周囲にコンクリート製支保工の施工が考えられており、地下水がセメントとの接触によって高pH化する可能性がある。そのような処分環境において、炭素鋼オーバーパックは条件によっては不動態化して局部腐食を受けることが懸念される。そこで弱アルカリ性$$sim$$アルカリ性(7.7$$<$$pH$$<$$13.4)の水溶液環境で浸漬試験を行い、炭素鋼の局部腐食進展挙動を検討した。緩衝材ブロック間の継ぎ目に地下水が選択的に浸潤した場合にも飽和度や緩衝材空隙水組成の不均一性に起因する局部的な腐食を受ける可能性があ

論文

Propagation Behavior of Localized Corrosion of Carbon Steel in Alkaline Groundwater Environment

谷口 直樹; 川崎 学*; 川上 進; 鈴木 治雄*

13th Asian Pacific Corrosion Control Conference (APCCC-13) (CD-ROM), H06, 8 Pages, 2003/00

弱アルカリ$$sim$$アルカリ性環境において浸漬試験を行い、炭素鋼の局部腐食進展挙動を実験的に検討した。実験結果に基づいて酸化性期間における局部腐食、不均一腐食の最大腐食深さを評価する経験モデルを作成した。

報告書

炭酸塩水溶液およびケイ砂混合ベントナイト中における純銅のアノード分極挙動

川崎 学*; 谷口 直樹; 川上 進

JNC TN8400 2002-016, 48 Pages, 2002/06

JNC-TN8400-2002-016.pdf:1.19MB

オーバーパック候補材料の一つである銅の酸化性期間における腐食挙動評価に資することを目的として、炭酸塩を含む水溶液中および緩衝材を模擬したケイ砂混合ベントナイト中で80$$^{circ}C$$にてアノード分極測定を実施した。水溶液中での試験の結果、塩化物イオン濃度が高くなると活性溶解型の分極挙動を示し、炭酸水素イオン濃度が高くなると不動態型の分極挙動を示す傾向が認められた。硫酸イオン濃度による分極形態への影響は認められなかった。また、皮膜破壊電位は塩化物イオン濃度、硫酸イオン濃度が高くなると卑化し、炭酸水素イオン濃度が高くなると貴化する傾向が確認された。これらの結果を30$$^{circ}C$$で実施された既往のデータと比較すると、温度が高くなると不動態型の分極挙動を示す領域が広がることが示唆された。しかし、皮膜破壊電位に対する温度の違いによる影響は今回の実験条件の範囲では認められなかった。ケイ砂混合ベントナイト中では水溶液中に比べて溶液組成の違いによるアノード分極曲線への影響は小さく、概ね活性溶解型に近い分極挙動を示すことが確認された。

報告書

オーバーパック腐食生成物の弾性係数の測定

本間 信之*; 谷口 直樹; 川崎 学*; 川上 進

JNC TN8400 2002-010, 45 Pages, 2002/04

JNC-TN8400-2002-010.pdf:12.36MB

第2次取りまとめにおいては、炭素鋼オーバーパックの腐食膨張による緩衝材のクリープ破壊挙動の解析を行っているが、腐食膨張量はもとの体積の3倍、腐食生成物の弾性係数は健全な炭素鋼と同じ値とするなど、安全側の評価となるよう条件設定している。今後より現実的な評価を行うためには、炭素鋼オーバーパックの腐食膨張率および腐食生成物の弾性係数を正確に把握する必要があるが、他の研究例はほとんど存在していないのが現状である。今回、圧縮ベントナイト存在下での炭素鋼腐食試験によって得られた腐食生成物の弾性係数を、薄膜状態の金属の弾性係数測定に実績のあるナノインデント法を用いて測定し、腐食生成物の弾性係数は健全部の値と比較して50$$sim$$70%程度となる傾向を確認した。健全部の測定結果は通常の炭素鋼の弾性係数である200GPa程度を示した。これは本測定法の適用の妥当性を示す一つの結果であると考えられる。腐食膨張率の測定に関しては、短期間になるべく多くの腐食生成物を生成・堆積させるべく、三角波の波形の電流で加速を行い供試体を作成した。供試体断面による生成物の厚さ測定結果、およびEPMAによる元素分析結果からは、腐食生成物の厚さが予想された厚さより少ないことが判明し、腐食膨張率を求めることが出来なかった。同条件で作成した別の供試体のX線回折結果からはベントナイト中の自然浸漬では生成しないマグネタイトが確認され、還元性である処分環境を模擬しつつ必要な生成物を得るという点では加速試験の方法に課題を残した結果となった。今回の結果はデータ数が少なく試検討の枠を出ないが、今後の本方法による腐食生成物の弾性係数、腐食膨張率の検討の為には、供試体の作成方法の検討や、局所的に取得された力学特性と腐食生成物のマクロな力学特性の関係の検討などを含めて、さらなる測定数の充実が重要であると考えられる。

論文

Mechanical properties of 110mm thick hot rolled plates of JJ1 and JK2 for ITER TF coil

石尾 光太郎*; 中嶋 秀夫; 川崎 勉*; 上原 聡明*; 辻 博史; F.Wong*; 島本 進*

Proc. of 15th Int. Conf. on Magnet Technology (MT-15), p.989 - 992, 1997/10

ITERのTFコイル構造材には、4Kにおいて高強度(0.2%耐力が1000MPa以上)及び高靱性(破壊靱性K$$_{IC}$$が200MPa√m以上)が要求される。このITERターゲットを立証するために、構造材料の特性を評価するための国際共同作業が現在進行している。日本原子力研究所はITERターゲットを満足するJJ1及びJK2鋼を開発し、それらの圧延材の製作性及び溶接性を証明するために、110mm厚圧延材及びTIG溶接継手の試作を行った。それらの結果、JJ1及びJK2鋼の強度及び破壊靱性が、溶接継手を含めて、ITERターゲットを満たすことが立証された。さらに110mm厚JJ1及びJK2鋼溶接継手は、完全オーステナイトであるにもかかわらず、非破壊検査からは、割れや有害な欠陥は見られなかった。

口頭

J-PARC 1MW核破砕中性子源施設の完成,4; ターゲット等遠隔操作設備

木下 秀孝; 相澤 秀之; 川崎 進; 植田 和明; 高際 勝徳; 伊藤 学; 神永 雅紀; 加藤 崇

no journal, , 

J-PARCの核破砕中性子源施設が完成した。核破砕中性子源の主要構成機器である水銀ターゲット容器,反射体,減速材及び陽子ビーム窓等は陽子及び中性子の照射による材料損傷のため、それぞれ一定期間での交換作業が必要となる。ただし、各機器は陽子ビーム等を受けて高度に放射化するため、遠隔操作による交換作業が必須となる。遠隔操作設備として、中性子源の中核をなす水銀ターゲット容器等の交換に用いる天井走行型のパワーマニピュレータシステム,ターゲット容器交換台車や他設備も含めた交換及びメンテナンスを行うための遠隔操作設備及び放射能冷却を目的とした一時保管のための各種架台や減容のための切断装置を含む保管設備を設置している。これらの設計及び試験結果について紹介する。

口頭

ITER導体用撚線の開発と製作

高橋 良和; 名原 啓博; 布谷 嘉彦; 諏訪 友音; 堤 史明; 押切 雅幸; 尾関 秀将; 渋谷 和幸*; 河野 勝己; 川崎 努*; et al.

no journal, , 

ITER中心ソレノイドの導体用撚線は、撚りピッチが短い導体は電磁力の繰り返し負荷に対する超伝導性能の低下がないことは既に報告した。撚りピッチが短い撚線は撚り合わせて圧縮成形する前の外径が大きくなるため、圧縮成形作業において圧縮率が高くなり、素線の変形を小さくする必要がある。このため、撚りピッチを最適化するための試作を行った。その結果、素線のダメージ(変形)は画期的に小さくなった。並行して、人工的に変形を施した素線のIcを測定し、変形のIcへの影響を測定した。両者の結果より、Icが低下しない撚線を開発することができたので実機撚線の製作を開始した。また、この撚線の機械的特性を引張試験により評価した。試作状況,機械的特性と合わせて、実機撚線の製作状況を報告する。

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