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廣内 淳; 高原 省五; 駒ヶ峯 弘志*; 加藤 伸之*; 松井 康人*; 米田 稔*
Journal of Radiological Protection, 41(3), p.S139 - S149, 2021/09
被引用回数:4 パーセンタイル:39.96(Environmental Sciences)屋内退避は原子力事故時の放射線被ばくに対する防護対策の一つである。屋内退避の効果は低減係数によって表される。本研究では、低減係数を屋内外の積算放射能濃度比または線量比で定義した。屋内濃度は主に空気交換率,浸透率及び室内沈着率によって支配される。浸透率と室内沈着率は表面材質と隙間材質に依存する。Iと粒子のこれらのパラメータについて実験的に調査した。実験は2軒のアパート及び3軒の戸建て住宅に加えて、実験室のチャンバーで実施した。浸透率は、0.3
1
mの粒子で0.3
1、I
で0.15
0.7であり、いずれも空気交換率に依存していた。室内沈着率は、0.3
1
mの粒子で0.007
0.2h
、I
で0.2
1.5h
であり、いずれも床面材質に依存していた。
高原 省五; 池上 麻衣子*; 米田 稔*; 近藤 均*; 石崎 梓; 飯島 正史; 島田 洋子*; 松井 康人*
Risk Analysis, 37(7), p.1256 - 1267, 2017/07
被引用回数:6 パーセンタイル:47.57(Public, Environmental & Occupational Health)The authors evaluated the bioaccessibility of radioactive cesium using the extraction test with 1N HCl and the physiologically based extraction test (PBET). The bioaccessibilitiy from the PBET was 5.3%, and the extractability by the tests with 1N HCl was 16%. The bioaccessibility was strongly correlated with the extractability. This result demonstrates that the extractability of 1N HCl can be used as a good predictor of the bioaccessibility by the PBET. We assessed the doses to the children from ingestion of soils through hand-to-mouth activity using a probabilistic approach based on the spatial distribution of radioactive cesium in Date city. The geometric mean of the annual committed effective doses to the children of age category 1 y and 5 y is 16 nSv and 8.8 nSv, respectively. Even if the children ingest a large amount of soils with relatively high contamination, the 95th percentile of the doses from this pathway is tens of nSv per year.
高原 省五; 長久保 梓; 廣内 淳; 林 奈穂; 松井 康人*; 米田 稔*
no journal, ,
原子力事故後の汚染地域において、日常生活を通じて住民が受ける被ばく線量を精緻に評価するためには、室内及び室外の様々な経路を通じて生ずる被ばくを考慮する必要がある。本研究では、上記のような問題意識のもと、東京電力福島第一原子力発電所(1F)事故後の現地での知見と実験をもとに室内外での再浮遊や室外から室内への移行挙動モデルの開発を試みた。また、今後、これらのモデルを用いて、事故後初期に屋内退避した住民被ばく線量及び被ばく低減効果を評価するとともに、帰還後の住民の長期的な被ばく線量を評価していく予定である。本発表では、研究の全体像についてその概要を説明する。この研究は環境省委託事業「放射線健康管理・健康不安対策事業(放射線の健康影響に係る研究調査事業)」において実施したものである。
長久保 梓; 林 奈穂; 松井 康人*; 廣内 淳; 米田 稔*; 高原 省五
no journal, ,
原子力発電所事故後の発電所周辺地域における居住環境での滞在による被ばくのうち、室内滞在時の被ばくは、室外の放射性物質に起因するものと室外から室内に侵入した放射性物質によるものに分けられる。そのうち、室外から侵入し、室内床面に沈着した放射性物質を含む粒子の再浮遊による内部被ばくを評価する場合、沈着する床面の材質や気流場が屋外とは異なるため、再浮遊粒子濃度分布モデル及び係数は室外のものとは異なることが考えられる。本研究では、室内における粒子再浮遊モデルを構築のため、室内の床に使用されている材料及び風速場について、様々な条件対する再浮遊粒子の濃度と再浮遊係数をシミュレーション及び実測によって評価した。
廣内 淳; 渡邊 正敏*; 林 奈穂; 長久保 梓; 松井 康人*; 米田 稔*; 高原 省五
no journal, ,
原子力発電所事故後の居住環境における被ばく評価は、汚染地域での住民生活を管理するために必要不可欠な情報の一つである。特に、福島事故以降、原子力防災分野において、事故後初期に家屋への屋内退避が防災計画の主軸の一つとして位置づけられている。事故後初期において屋内退避を実施した場合にどのくらいの被ばくが想定されるか、また被ばく低減効果が見込まれるかの情報は、原子力防災計画や放射線防護対策を策定する国や自治体に重要な情報となる。そこで本研究では、事故後初期の屋内退避時における被ばく低減係数(屋内外の線量比)を計算し、サイトごとに比較した。その結果、被ばく低減係数はサイト間で20%-50%異なり、この主な要因としてサイト間の風速の違いであることを示した。この研究は環境省委託事業「放射線健康管理・健康不安対策事業(放射線の健康影響に係る研究調査事業)」において実施したものである。
長久保 梓; 林 奈穂; 廣内 淳; 松井 康人*; 米田 稔*; 高原 省五
no journal, ,
原子力発電所事故後の居住環境において、屋外再浮遊放射性核種の室内への侵入による被ばくについては、放射性核種の拡散と沈着の影響を考慮してきた。しかし、実際には、沈着粒子の再浮遊も生じる。本研究では、室内沈着粒子の再浮遊モデルの構築のため、床表面沈着密度に対する空気中濃度の比で定義される再浮遊係数を実験により求めた。実験では、実家屋フローリング床面に試験用ダストを散布し、空調の稼働、人の動作等の外乱を加えた場合の再浮遊粒子濃度を測定することにより、再浮遊係数を求めた。その結果、再浮遊係数は外乱の種類および粒径の違いに応じて1.0e-51.0 (m-1)の範囲の範囲を示した。この研究は環境省委託事業「放射線健康管理・健康不安対策事業(放射線の健康影響に係る研究調査事業)」において実施したものである。
廣内 淳; 高原 省五; 駒ヶ峯 弘志*; 宗像 雅広; 木本 成*; 米田 稔*; 松井 康人*
no journal, ,
屋内退避による内部被ばくの低減効果は多くの因子に影響される。家屋内での沈着率は被ばく低減効果に影響を与える因子の一つである。本研究では、環境因子をコントロールできるチャンバーを作成し、被ばく低減効果に影響を与える浸透率、沈着率を導出するとともに、チャンバー内での実験値を実家屋に適用する際の留意点を調査するために実家屋での実験も行っている。本発表では、実家屋で室内外のエアロゾル濃度を連続測定し、家屋内での粒子状物質の沈着率を導出した。導出した沈着率は体積補正をしたチャンバー内での実験値と同様の値であり、チャンバーを用いた実験値を実家屋に適用する際には体積補正をする必要性を示した。
廣内 淳; 高原 省五; 駒ヶ峯 弘志*; 加藤 伸之*; 松井 康人*; 米田 稔*
no journal, ,
屋内退避は原子力事故時の放射線被ばくに対する防護対策の一つである。屋内退避の効果は低減係数によって表される。本研究では、低減係数を屋内外の積算放射能濃度比または線量比で定義した。屋内濃度は主に空気交換率、浸透率及び室内沈着率によって支配される。浸透率と室内沈着率は表面材質と隙間材質に依存する。Iと粒子のこれらのパラメータについて実験的に調査した。実験は2軒のアパート及び3軒の戸建て住宅に加えて、実験室のチャンバーで実施した。浸透率は、0.3
1
mの粒子で0.3
1、I
で0.1
0.6であり、いずれも空気交換率に依存していた。室内沈着率は、0.3
1
mの粒子で0.007
0.2h
、I
で0.2
1.5h
であり、いずれも床面材質に依存していた。
木本 成*; 佐田谷 典郎*; 米田 稔*; 松井 康人*; 廣内 淳
no journal, ,
屋内退避による内部被ばくの低減効果は多くの因子に影響される。家屋内への放射性物質の侵入割合(浸透率)は被ばく低減係数に大きな影響を与えるものの、低減効果を評価する目的で日本の代表的な家屋で浸透率を実測した例はない。本研究では、基礎データ取得のためテストチャンバーを製作し、室内外の模擬空間内のエアロゾル濃度を連続測定することで粒子状物質の家屋内への浸透率を導出した。
木本 成*; 塩田 憲司*; 西口 講平*; 松井 康人*; 廣内 淳; 米田 稔*
no journal, ,
原子力発電所事故時における放射性ヨウ素ガスとエアロゾルの関係性は災害事故発生時の緊急避難方法を検討する上で非常に重要である。我々は日本の代表的な家屋でのヨウ素の挙動を把握するために、屋内退避の低減効果評価に必要なパラメータであるガス状および粒子状物質の浸透率・沈着率の導出に取り組んでいる。粒子状物質を対象とした浸透率・沈着率の導出は実家屋・テストチャンバーを用いて評価を進めている。本発表では、ヨウ素ガスに着目し、粒子状物質との浸透率の違いと粒子への付着について予備検討を実施した。
釈迦郡 翔太*; 村井 智瑛*; 木本 成*; 松井 康人*; 米田 稔*; 廣内 淳
no journal, ,
屋内退避による内部被ばくの低減効果は多くの因子に影響される。家屋内での放射性物質の沈着率と空気の交換率(換気率)は被ばく低減係数に大きな影響を与える。本研究では、戸建住宅で室内外のエアロゾル濃度と二酸化炭素濃度を連続測定し、粒子状物質の家屋内での沈着率と換気率を導出した。
林 奈穂; 長久保 梓; 廣内 淳; 松井 康人*; 米田 稔*; 高原 省五
no journal, ,
原子力発電所事故後の居住環境における被ばく評価のうち、室内滞在時の評価については、屋外沈着核種からの外部被ばくに加え、屋外再浮遊核種のうち、室内に侵入して空気中に漂っているまたは床面に沈着した核種による外部・内部被ばく線量が評価されるが、実際には、これらに加えて、床面に沈着した核種が再浮遊することによる影響も生じる。本研究では、屋内退避時の被ばく線量を、再浮遊を考慮しない場合(従来型の手法)と考慮した場合(新しい手法)で被ばく線量評価結果にどのような違いが生じるか、その影響はどの程度かを評価する。この研究は環境省委託事業「放射線健康管理・健康不安対策事業(放射線の健康影響に係る研究調査事業)」において実施したものである。
廣内 淳; 渡邊 正敏*; 林 奈穂; 長久保 梓; 松井 康人*; 米田 稔*; 高原 省五
no journal, ,
原子力発電所事故後の長期的な被ばく評価において、沈着した放射性物質からの外部被ばくのみならず、再浮遊物質による吸入被ばくも重要な経路の一つである。屋内外での再浮遊物質による吸入被ばくを評価するうえで、屋外での再浮遊係数と屋内への侵入割合を評価する必要がある。これらの値は風速や環境条件(建蔽率、地目)に依存するものの、今までの確率論的リスク評価においては、一定の値が用いられてきた。そこで本研究では、最新の知見を基に、屋外での再浮遊係数と屋内への侵入割合に関して、風速と環境条件の依存性を評価し、確率論的リスク評価に重要なパラメータを整備した。