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芳賀 芳範; 本多 史憲*; 江藤 徹二郎*; 巨海 玄道*; 加賀山 朋子*; 竹下 直*; 毛利 信男*; 中西 剛司*; 常盤 欣文*; 青木 大*; et al.
Journal of the Physical Society of Japan, 71(8), p.2019 - 2021, 2002/08
被引用回数:9 パーセンタイル:52.54(Physics, Multidisciplinary)高圧下電気抵抗測定を行い、UInの圧力相図を決定した。反強磁性転移温度は加圧とともに単調に上昇し、常圧の88Kから9GPaでは127Kに達した。その他に、圧力誘起の新しい転移を発見した。この転移は1.4GPa以上の圧力下で現れ、加圧とともに転移温度が減少し、約8GPaで消失した。
服部 高典; 守 哲司*; 鳴島 崇*; 船守 展正*; 辻 和彦*
no journal, ,
これまで、われわれはSi, Ge, III-V化合物などを中心に、四配位共有結合性物質の液体の局所構造の圧力変化を明らかにしてきた。その結果、比較的イオン性の小さい(共有結合性の強い)物質において、下記のような圧力誘起構造変化をすることがわかった。(1)加圧とともに、常圧下で特徴的な構造の異方性が小さくなり、単純液体に近づく。(2)その圧力変化は次第に小さくなり、高圧下で圧力によらないある一定の高圧構造をとる。(3)その結果、結晶相では既に構造の異方性が失われているような高圧力下においても、単純液体とはならず、依然異方的な局所構造を持ち続ける。これまで、その異方的な局所構造の正体とその圧力変化を調べるために、二種混合歪み結晶モデルを用いて解析を行ってきた。しかしながらこれらの解析では、強い束縛(すなわち結晶性)がかかっている。そこで今回、モデルフリーな解析法である(禁断の)RMC法を高圧液体に適用し、その圧力変化の理解を試みた。
前田 敏克; 馬場 恒孝*; 大森 弘幸; 山口 徹治
no journal, ,
地層処分の安全評価において、ガラス固化体の長期的な溶解速度を設定する際に必要となる科学的裏付けを得ることを目的として、処分環境で想定される飽和に近い溶液条件下でのガラス固化体の溶解速度(残存溶解速度)を律速するプロセスを明らかにするための実験的検討を行った。その結果、溶解に伴いガラス固化体表面に形成された変質層と未変質ガラスの境界付近の微小領域における可溶性元素の拡散が、実質的にガラス固化体の残存溶解速度を律速していることがわかった。
前田 敏克; 大森 弘幸; 山口 徹治; 片岡 理治; 馬場 恒孝*
no journal, ,
地下水の流れが遅い地層処分環境では、ガラス固化体は、短期的には主構成元素であるシリコン(Si)の浸出を伴い速く溶解するものの、長期的にはガラス固化体周辺の液中Si濃度が高く維持され、化学親和力が低下し、非常に遅い速度で溶解するとされている。一方で、浸出したSiが地下水中に含まれる成分とともに安定なケイ酸塩を析出すると、液中Siが消費され、化学親和力の大きい状態が維持されることによりガラス固化体の溶解が抑制されない可能性がある。本研究では、地下水中に含まれる成分とガラス固化体との反応によってケイ酸塩が生成する可能性について実験的検討を行った。その結果、マグネシウムイオンやセメント成分が共存する条件では、マグネシウムケイ酸塩やカルシウムケイ酸塩水和物が生成することによってガラス固化体の溶解が抑制されないことがわかった。また、ガラス固化体を封入するオーバーパックの成分である鉄との反応によって、鉄ケイ酸塩が長期に渡って生成する可能性を示唆した。