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工藤 秀行*; 大谷 雄一*; 原 正秀*; 加藤 篤志; 石川 信行; 大高 雅彦; 永井 桂一; 斉藤 淳一; 荒 邦章; 井手 章博*
Proceedings of 2019 International Congress on Advances in Nuclear Power Plants (ICAPP 2019) (Internet), 10 Pages, 2019/05
次世代ナトリウム冷却炉では、プラント経済性向上の観点から、使用済燃料の洗浄プロセスとして革新的な乾式洗浄プロセスを採用している。本論文は、グローブボックス内において、燃料ピンバンドルを模擬した試験体を用いた、ナトリウムを試験体の共存性、残存ナトリウム量に係る基礎試験の結果を報告するものである。
井手 章博*; 工藤 秀行*; 犬塚 泰輔*; 原 正秀*; 加藤 篤志; 石川 信行; 大高 雅彦; 永井 桂一; 斉藤 淳一; 荒 邦章
Proceedings of 2019 International Congress on Advances in Nuclear Power Plants (ICAPP 2019) (Internet), 10 Pages, 2019/05
次世代ナトリウム冷却炉では経済性向上のために革新的な使用済み燃料の乾式洗浄プロセスを採用しており、本稿はナトリウムループを使った燃料バンドル規模の試験の結果を報告する。
市川 健太*; 神田 大徳; 吉岡 直樹*; 荒 邦章; 斉藤 淳一; 永井 桂一
Proceedings of 26th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-26) (Internet), 6 Pages, 2018/07
ナトリウム自身の反応抑制の研究は、液体ナトリウム(ナトリウムナノ流体)中へのナノ粒子分散の概念に基づいてなされた。ナトリウムナノ流体の実験結果から、ナノ流体の水反応の反応速度と反応熱量はナトリウムのそれらより低いことが明らかになった。ナトリウムナノ流体-水反応ジェットのピークの温度の解析モデルは、われわれによって前述の抑制効果を考慮して開発された。本論文では反応ジェットのピークの温度予測に、この解析モデルを適用し蒸気発生器伝熱管断裂(SGTR)事故の隣接した伝熱管損傷の緩和効果の予測方法を準備した。ナトリウムナノ流体がナトリウム高速炉の2次系冷却材のために使われるとして、設計基準事故事象の緩和効果とSGTRの設計拡張状態をこの方法を用いて推定した。その結果、2次系冷却材でナトリウムナノ流体を用いて損傷を受けた伝熱管の数を減らし、SGTR事故によって発生する圧力を抑制する可能性が得られた。
阿部 雄太; 永井 桂一; 真家 光良*; 中野 菜都子*; 川島 裕一*; 武末 尚久*; 斉藤 淳一
第23回動力・エネルギー技術シンポジウム講演論文集(USB Flash Drive), 5 Pages, 2018/06
ナトリウム火災ではナトレックスで窒息消火させるが、消火能力の向上や純ナトリウムの安定化を目指した消火手法を考案した。もんじゅ等の高速炉やナトリウム施設の廃止では大量ナトリウム処理でのアルカリ廃液及び水素管理が課題となる。ナトリウムは電気陰性度が他の金属より小さいため高い化学的活性度である。Naを塩化カルシウムのClとイオン結合させ、中性かつ安定な塩化ナトリウムを生成する消火/処理方法を考案した。基礎的特性(熱分析, 元素分析等)と小規模試験から、適用が期待できる結果を得た。
西村 正弘; 永井 桂一; 小野島 貴光; 斉藤 淳一; 荒 邦章; 杉山 憲一郎*
Journal of Nuclear Science and Technology, 49(1), p.71 - 77, 2012/01
被引用回数:4 パーセンタイル:31.8(Nuclear Science & Technology)ナトリウム燃焼の初めのステージの酸化は、反応の継続性の観点から重要である。この研究では、さらなる高速炉の安全性向上のためのナトリウム反応の知見に適用するために、詳細にナトリウムの反応を理解することを目的としている。
竹之下 佳久*; 長井 純一*; 長谷 健*; 大江 正和*; 長谷 純宏; 田中 淳; 鳴海 一成
JAEA-Review 2010-065, JAEA Takasaki Annual Report 2009, P. 69, 2011/01
サトウキビ「Ni17」は、株出萌芽性や風折抵抗性に優れているが、葉鞘部に着生する粗剛な毛群が収穫や採苗時に手に刺さる等の問題がある。そこで、2003年度からイオンビームを利用した変異誘発によって、毛群の少ない「Ni17」優良系統の育成に取り組んでいる。今回、2006年度に変異誘発を行った個体群から有望と考えられる系統が得られたので報告する。今回選抜した「KaB07-22」葉、以前の選抜系統で問題となった細茎化が認められず、また、原料茎重が元品種「Ni17」並びに沖縄県主力品種「NiF8」以上であったことから有望と考えられた。今後は、株出し栽培試験に供試し、毛群の発生程度や他品種との収量性比較等、さらに詳細な調査を行う。
高村 秀一*; 門 信一郎*; 藤井 隆*; 藤山 寛*; 高部 英明*; 足立 和郎*; 森宮 脩*; 藤森 直治*; 渡辺 隆行*; 林 泰明*; et al.
カラー図解,プラズマエネルギーのすべて, P. 164, 2007/03
核融合並びにプラズマに興味を持ってもらい、またその有用性,将来性を広く理解してもらうための一般向け解説書として、プラズマ・核融合学会の企画(日本実業出版社から出版予定)に共同執筆で出版するものである。読者の対象範囲は、理科に興味を持つ高校生,大学生・一般社会人,ある種のプラズマに仕事で関連している人で、他分野からのヒントを求める人など、広い層に読んでもらえることを想定している。(目次:はじめに/プラズマってなんだ?/プラズマ技術のひろがり/実験室の超先端プラズマ/核融合プラズマエネルギーとは?/プラズマエネルギーへの道/核融合プラズマエネルギー発電所を目指して/プラズマエネルギーと未来社会)
小泉 光生; 長 明彦; 藤 暢輔; 木村 敦; 水本 元治; 大島 真澄; 井頭 政之*; 大崎 敏郎*; 原田 秀郎*; 古高 和禎*; et al.
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 562(2), p.767 - 770, 2006/06
被引用回数:6 パーセンタイル:43.77(Instruments & Instrumentation)原子核科学研究グループにおいては、文部科学省公募型特会事業において、マイナーアクチニドの中性子捕獲断面積を測ることを目的として、4Geスペクトロメータを使った実験装置の準備を行っている。実験は、京大炉の電子LINAC施設で行う予定で、TOF中性子ビームラインの整備はほぼ完了している。4Geスペクトロメータの建設は進行中である。並行して、デジタル処理テクニックに基づく新しいデータ収集システムの開発を行った。以上この事業の現状について紹介する。
武田 淳一*; 鈴木 豊*; 中尾 光輝*; Barrero, R. A.*; 小柳 香奈子*; Jin, L.*; 本野 千恵*; 秦 裕子*; 磯貝 隆夫*; 永井 啓一*; et al.
Nucleic Acids Research, 34(14), p.3917 - 3928, 2006/00
被引用回数:35 パーセンタイル:54.31(Biochemistry & Molecular Biology)56 419本のヒト完全長cDNAにもとづく選択的スプライシング解析の結果をここに報告する。6877遺伝子から少なくとも、18 297個の選択的スプライシングの産物があらわれることがわかった。このうちタンパク質のアミノ酸配列まで影響が及ぶ場合は6005個存在する。6005個のうち3015個の場合はタンパク質アミノ酸配列モチーフに変化が見られ、2982個の場合は細胞内局在部位決定モチーフに、1348個の場合は膜貫通部位決定モチーフに影響が及ぶ。今まで知られていない選択的スプライシングのパターンとして、2つの遺伝子が1つになってしまう例などがあった。これらのデータは選択的スプライシング解析の基礎となっていくであろう。
藤根 幸雄; 村田 幹生; 阿部 仁; 高田 準一; 塚本 導雄; 宮田 定次郎*; 井田 正明*; 渡辺 眞樹男; 内山 軍蔵; 朝倉 俊英; et al.
JAERI-Research 99-056, p.278 - 0, 1999/09
東海再処理施設アスファルト固化処理施設における火災爆発事故について、原研の調査検討会が行った原因究明にかかわる試験及び環境影響評価の結果を報告する。原因究明にかかわる試験においては、実廃液サンプルの化学分析、アスファルト塩混合物の熱分析、暴走的発熱反応試験、発煙時の可燃性ガス分析などを行った。環境影響評価では、環境モニタリングデータと大気拡散シミュレーションコードSPEEDIによる解析結果より、環境へ放出されたCs量を推定した。また、一般住民の被ばく線量評価を行った
藤 暢輔; 大島 真澄; 小泉 光生; 木村 敦; 原田 秀郎; 古高 和禎; 北谷 文人; 中村 詔司; 水本 元治; 後藤 淳*; et al.
no journal, ,
Np,Am及びAm等の核データは革新的原子炉や加速器駆動炉の設計研究において重要であり、これらの核データの高精度化が強く望まれている。このような状況から文部科学省公募型「革新的原子力システム技術開発」事業では、これらの高精度核データ測定を可能にする実験技術開発の一環として全立体角Geスペクトロメータの開発を行っている。MAサンプルに中性子ビームを照射し、中性子捕獲反応により発生した捕獲即発線を全立体角Geスペクトロメータにより高効率・高精度で検出して、中性子捕獲断面積を高精度で測定することを目的としている。クラスター検出器とクローバー検出器からなる全立体角Geスペクトロメータを完成させた。標準線源や試料を用いて検出効率やピーク/コンプトン比などの特性試験を行い、得られた結果が要求性能を満たしていることを確かめた。本研究は文部科学省「革新的原子力システム技術開発」採択課題の一部として実施された。
山崎 哲夫*; 林津 雄厚*; 芹澤 茂*; 梅山 信昭*; 森内 茂*; 榎本 順一*; 須田 直英*; 喜多 俊清*; 茅野 政道; 永井 晴康; et al.
no journal, ,
SPEEDIは予測精度向上のために気象観測データによる同化(計算値の修正)を行っているが、観測データの信頼性が前提となる。このため、気象観測地点の局地性の調査・評価を実施し、局地性が強い観測地点を含めた場合と除いた場合の同化効果を比較した。その結果を報告する。
斉藤 淳一; 荒 邦章; 永井 桂一; 西村 正弘; 小野島 貴光; 杉山 憲一郎*; Zhang, Z.*; 北川 宏*; 中野 晴之*; 岡 伸樹*; et al.
no journal, ,
ナトリウムの化学的活性度を抑制することを目的にナノ粒子分散ナトリウムの開発を実施している。本報では開発しているナノ粒子分散ナトリウム(ナノ流体)の基礎的特性の把握を開始し、これまでに反応抑制効果や物性の変化に関する知見が明らかになってきたことについて報告する。
斉藤 淳一; 荒 邦章; 福永 浩一*; 緒方 寛*; 永井 正彦*; 岡 伸樹*; 北川 宏*; 山内 美穂*
no journal, ,
液体ナトリウムの化学的活性度の抑制を目的として、ナノメートルサイズの超微粒子(以下、ナノ粒子)を分散させたナトリウムの開発を実施している。ここでは、ナトリウム中に分散するナノ粒子の製造にかかわる技術開発の成果について述べる。
小野島 貴光; 永井 桂一; 斉藤 淳一
no journal, ,
高温液体アルカリ金属を対象とした特性や物性にかかわる評価研究と必要な試験技術の開発を実施している。最近、ナトリウムの化学的活性度の抑制を狙って、ナノ粒子を分散させたナトリウム、すなわち液体ナトリウム中のナノメートルサイズの金属粒子の分散系の評価を実施している。本報告では高温液体アルカリ金属中の金属超微粒子の状態観察や特性,物性の試験技術の開発について述べる。
斉藤 淳一; 荒 邦章; 永井 正彦*; 福永 浩一*; 北川 宏*; 山内 美穂*; 岡 伸樹*
no journal, ,
液体中のナノ粒子表層で生じる原子間相互作用に着目して、ナノ粒子を分散した液体金属ナトリウム(ナノ流体)の化学的活性度抑制の可能性を調べている。本報告では、研究全般の進捗概要を示すとともに、ナノ粒子の微細化試作結果やナトリウム中のナノ粒子の状態を示した。
永井 桂一; 小野島 貴光; 西村 正弘; 斉藤 淳一; 荒 邦章
no journal, ,
ナノ流体を分散した液体金属ナトリウム(ナノ流体)の化学的活性度抑制の可能性を調べている。本報告では、反応抑制効果について、少量の資料を供試して反応熱量や反応挙動の時間変化を測定し、ナノ流体の反応抑制効果を確認した。
小野島 貴光; 永井 桂一; 西村 正弘; 斉藤 淳一; 荒 邦章; 杉山 憲一郎*
no journal, ,
ナノ粒子を分散した液体金属ナトリウム(ナノ流体)の化学的活性度抑制の可能性の調査を目的とし、本報告では、ナノ流体の表面張力,粘性及び融点の基礎物性を測定し、これらの結果から原子間力との相関の影響度や流動性などの観点から原子炉冷却材への適用性を評価した。
西村 正弘; 永井 桂一; 小野島 貴光; 斉藤 淳一; 荒 邦章
no journal, ,
ナノ粒子を分散した液体金属ナトリウム(ナノ流体)の化学的活性度抑制の可能性を調べている。本報告では、前報で着眼した気相反応過程の違いについて詳細に観察し、反応抑制の主要因は蒸発挙動と推定し、その根拠として蒸発速度の低下傾向を確認した。
斉藤 淳一; 荒 邦章; 福永 浩一*; 岡 伸樹*; 永井 正彦*
no journal, ,
ナトリウム中へ分散させる金属ナノ粒子を製造する方法としてフラッシュ蒸発法がある。これまでの開発では、必要最低限の入熱による均一なフラッシュ蒸発が粒子微細化に影響を及ぼすことがわかってきている。本研究では、微細化に向けた影響因子として、フラッシュ蒸発時の熱源温度を低下させ、生成するナノ粒子への影響について検討した。