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戸井田 克*; 渥美 博行*; 名児耶 薫*; 須山 泰宏*
JNC TJ7440 2005-070, 279 Pages, 2004/03
東濃地科学センターでは,坑道周辺に生じる不飽和領域を把握する技術を確立するため,坑道近傍の間隙水圧計測,TDR法による計測,連続波レーダーといった異なる手法の原位置における適用性確認試験を実施し,結果を総合的に評価することを進めている。 地質情報が豊富なNATM坑道において,昨年度においてはNATM坑道壁面で地表連続波レーダー計測を実施し,また,本年度は,岩盤の含水量分布を比誘電率から推定するTDR法の適用性確認試験を実施した。本件は,これらの電磁波を用いた原位置計測結果を評価する基礎データを得るため,NATM坑道の壁面に掘削した試錐坑のコアを用いて室内比誘電率計測を行ったものである。この結果,原位置計測を行った堆積岩の誘電率は,40MHzの周波数において乾燥状態では4程度,自然状態では1040程度であることがわかった。また,岩石の間隙率を仮定することにより飽和度と比誘電率の関係を求め,これを基に坑道近傍の飽和度分布を推定することができた。
戸井田 克*; 渥美 博行*; 名児耶 薫*; 須山 泰宏*
JNC TJ7400 2005-057, 113 Pages, 2004/03
本報告書は,複数の不飽和領域調査手法を同一の試験サイトで実施し,結果を相互に補間した評価事例を提示することを目的として,NATM坑道において孔間連続波データー,坑道壁面近傍の間隙水圧計測を行なった結果をまとめたものである。