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論文

Three-dimensional imaging test for a head module of a Si/CdTe Compton camera for medical application

山口 充孝; 河地 有木; 神谷 富裕; 佐藤 隆博; 鈴井 伸郎; 藤巻 秀; 小高 裕和*; 石川 真之介*; 国分 紀秀*; 渡辺 伸*; et al.

JAEA-Review 2011-043, JAEA Takasaki Annual Report 2010, P. 145, 2012/01

現在、三次元撮像が可能な医学用コンプトンカメラとしてマルチヘッドコンプトンカメラシステムの開発を行っている。今回、システムの構成要素であるヘッドモジュールプロトタイプ機の製作を行い、Ba133点線源を用い性能試験を行った。測定結果は線源の位置を正確に反映し、点線源の撮像が問題なく可能であることを確認できた。測定データから見積もった装置の空間分解能は、シミュレーションスタディで得られている結果とよく一致した。装置近傍領域においては、検出器面に対して垂直方向の分解能も有することが、実験結果及びシミュレーション結果の両面から実証された。

論文

Development of head module for multi-head Si/CdTe Compton camera for medical applications

山口 充孝; 河地 有木; 鈴井 伸郎; 藤巻 秀; 神谷 富裕; 小高 裕和*; 石川 真之介*; 国分 紀秀*; 渡辺 伸*; 高橋 忠幸*; et al.

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 648(Suppl.1), p.S2 - S7, 2011/08

 被引用回数:2 パーセンタイル:19.61(Instruments & Instrumentation)

現在Si/CdTeコンプトンカメラを用いた、3次元撮像が可能な医学・生物学用のイメージングシステムの構築を進めている。このシステムは、数十keVから数MeVの広いエネルギー範囲において、高いエネルギー分解能及び空間分解能を有し、複数核種同時イメージングが可能であるという特徴を有する。これまでにカメラの近接領域においては、単一のカメラヘッドのみで、奥行き方向の情報を取得可能であることを、シミュレーションスタディを通して示してきたが、今回、実際に実機を用いて測定を行い、奥行き方向も含めた3次元情報が一台のヘッドのみで取得可能であることを確認した。また、得られた位置分解能が、シミュレーションスタディの結果とよく一致していることも確認できた。

論文

Counting rate performance measurement of newly developed Si/CdTe Compton camera for biological and medical applications

山口 充孝; 河地 有木; 神谷 富裕; 鈴井 伸郎; 藤巻 秀; 小高 裕和*; 石川 真之介*; 国分 紀秀*; 渡辺 伸*; 高橋 忠幸*; et al.

2010 IEEE Nuclear Science Symposium Conference Record (CD-ROM), p.2004 - 2007, 2010/10

In recent developed radionuclide-based imaging technologies utilized for biological and medical studies, wide dynamic range of radiation intensity with a good quantitative linearity is one of the most important factors. However, the linearity of a detector or a sensor generally breaks due to the dead-time increasing in high counting rate. Therefore, in case of an imaging camera, which is a large set of detectors, it is essential to measure the sensitivity profile of it varying with the radiation source intensity for correction of nonlinearity of each detector. Si/CdTe Compton camera is comprised of two layered double-sided Si strip detectors and two layered double-sided CdTe strip detectors with a four-layer laminated structure. For imaging, the source positions of $$gamma$$-rays are identified by analysing the deposited energies and the scattering angles from counted events in those of detectors. In this work, the Compton camera that was newly developed for biological and medical applications was investigated on the counting rate performance, and the sensitivity profile of this highly complicated imaging system was measured using a $$^{18}$$F point $$gamma$$-ray source. The intense source of 20 MBq was used to measure the sensitivity profiles for a wide range of counting rate in a short period. The result was compared with a calculation using a model considering the dead time of the detection system.

論文

Radiation safety design for the J-PARC project

中島 宏; 中根 佳弘; 増川 史洋; 松田 規宏; 小栗 朋美*; 中野 秀生*; 笹本 宣雄*; 柴田 徳思*; 鈴木 健訓*; 三浦 太一*; et al.

Radiation Protection Dosimetry, 115(1-4), p.564 - 568, 2005/12

 被引用回数:8 パーセンタイル:48.53(Environmental Sciences)

大強度陽子加速器計画(J-PARC)では、世界最高出力の高エネルギー加速器施設が建設されている。そこで、施設の合理的な遮蔽設計を行うために、J-PARCの遮蔽設計では、簡易計算手法と詳細計算手法を組合せた設計手法が使われている。ここでは、J-PARCの遮蔽設計にかかわる研究の現状について報告する。

論文

Analyses of streamed neutron spectra at TIARA using DUCT-III

増川 史洋; 中野 秀生*; 中島 宏; 笹本 宣雄; 田山 隆一*; 林 克己*; 秦 和夫*

Journal of Nuclear Science and Technology, 41(Suppl.4), p.46 - 49, 2004/03

DUCT-IIIは、ダクト内の散乱線束の空間-エネルギー分布を表す秦の式に基づくもので、大強度陽子加速器施設(J-PARC)の遮へい設計のために開発された高エネルギー中性子ストリーミング簡易計算コードである。本コードの精度検証の一貫として、DUCT-III を2回屈曲を持つTIARA迷路におけるストリーミング中性子スペクトル測定の解析に適用した。DUCT-IIIは測定された中性子スペクトル及びモンテカルロ計算を十分によい精度で再現し、線量評価には十分に適用可能であることを確認できた。ただし、DUCT-III,モンテカルロ計算ともに、熱中性子に関してはファクタ2, 3で測定値を過大評価した。

論文

Benchmark analyses of neutron streaming experiments for proton accelerator facilities

中野 秀生*; 増川 史洋; 中島 宏; 笹本 宣雄*; 田山 隆一*; 半田 博之*; 林 克己*

Journal of Nuclear Science and Technology, 41(Suppl.4), p.50 - 53, 2004/03

陽子加速器施設における迷路,貫通孔等の中性子ストリーミングに関する種々の評価手法に対する精度検証を行うために幾つかの計算コードを用いたベンチマーク実験解析を実施した。これにより、NMTC/JAM,MCNPX及びDUCT-IIIはJ-PARCの遮蔽設計及び安全評価における中性子ストリーミングの計算に充分適用可能であることを確認した。

報告書

高エネルギー中性子ストリーミング計算コードDUCT-IIIの検証

増川 史洋; 中野 秀生*; 中島 宏; 笹本 宣雄; 田山 隆一*; 半田 博之*; 林 克己*; 平山 英夫*; 秦 和夫*

JAERI-Tech 2003-018, 42 Pages, 2003/03

JAERI-Tech-2003-018.pdf:1.7MB

高エネルギー陽子加速器施設の遮へい設計では、膨大でかつ複雑多岐にわたる条件のストリーミング計算が必要である。それら全てを詳細計算に頼ることは困難であり、簡易計算法がしばしば用いられる。高エネルギー中性子を対象として開発された簡易ストリーミング計算コードDUCT-IIIの精度評価を目的として、2種類のストリーミングベンチマーク計算を実施した。実験値及びモンテカルロコードによる詳細計算結果との比較検討の結果、本コードが大強度陽子加速器施設のストリーミング計算に十分適用可能な計算精度を有することを実証した。

論文

Analyses of high energy neutron streaming experiments using DUCT-III

増川 史洋; 中島 宏; 笹本 宣雄; 中野 秀生*; 田山 隆一*

Journal of Nuclear Science and Technology, 39(Suppl.2), p.1268 - 1271, 2002/08

NMTC/JAERI97とJENDL-3.2ベースのライブラリを用いた。MCNP4Aによる計算で整備された高エネルギー中性子アルベドを追加して、ストリーミング簡易計算コードDUCT-IIIが作成された。このコードを高エネルギー中性子ストリーミング実験の解析に適用した。本コードは非しきい反応の反応率の測定値とモンテカルロ計算を十分に再現することができた。しかしながら、しきい反応の反応率に対する再現性は不十分であった。

報告書

新型酸回収蒸発缶(新材料製)の詳細設計(2/2)

横山 博巨*; 金沢 俊夫*; 福間 忠士*; 為清 好三*; 柳田 甲二*; 降矢 喬*; 河野 弘志*; 伊藤 圭二*; 白倉 貴雄*; 柏原 晋一郎*; et al.

PNC TN8410 87-086VOL2, 944 Pages, 1986/09

PNC-TN8410-87-086VOL2.pdf:32.16MB

None

報告書

新型酸回収蒸発缶(新材料製)の詳細設計(1/2)

横山 博巨*; 金沢 俊夫*; 福間 忠士*; 為清 好三*; 柳田 甲二*; 降矢 喬*; 河野 弘志*; 伊藤 圭二*; 白倉 貴雄*; 柏原 晋一郎*; et al.

PNC TN8410 87-086VOL1, 1037 Pages, 1986/09

PNC-TN8410-87-086VOL1.pdf:34.39MB

動燃再処理工場に設置されている既設蒸発缶(ステンレス綱製)を新材料製蒸発缶と交換 設置することを前提として、それに必要な詳細設計を実施した。すでに実施されている新型酸回収蒸発缶基本設計(2)ならびに小型モックアップ試験設備の設計、製作、異材継手・開発の成果を参考にした。蒸発缶の詳細設計、性能計算、耐震設計、板取り設計、異材継手設計、セル内配管設計、蒸発缶撤去、設置工事設計、蒸発缶の点検、保守設計、蒸発缶試運転計画、製作技術仕様書の検討、作業工程検討等を行った。

口頭

医学・生物学用マルチヘッドSi/CdTeコンプトンカメラの開発

山口 充孝; 河地 有木; 鈴井 伸郎; 藤巻 秀; 神谷 富裕; 小高 裕和*; 国分 紀秀*; 武田 伸一郎*; 石川 真之介*; 渡辺 伸*; et al.

no journal, , 

2010年度、日本分子イメージング学会で報告したコンプトンカメラヘッドモジュールプロトタイプ機をもとに、より大面積かつ、より高解像度の両面ストリップ検出器を用いたコンプトンカメラヘッドモジュールを2台製作し、マルチヘッドシステムの構築に向けた作業を進展させた。本発表では、近接場測定に重要となる解析手法の確立のため、新規製作したマルチヘッド用コンプトンカメラヘッドモジュールについて、カメラ前方20センチメートル立方内の領域において、点線源を用いて、Si検出器と最上面CdTe検出器のペアによるコンプトンイベントの収量及び空間分解能の測定を行い、モンテカルロシミュレーションとの整合性試験を行った。シミュレーション結果は実験結果をよく再現しており、これにより、今後行う予定である近接場イメージング手法の高度化に際し、シミュレーションを用いる手法に対する正当性を示すことができた。

口頭

医学・生物学用Si/CdTeコンプトンカメラの開発

山口 充孝; 河地 有木; 鈴井 伸郎; 藤巻 秀; 神谷 富裕; 小高 裕和*; 石川 真之介*; 国分 紀秀*; 渡辺 伸*; 高橋 忠幸*; et al.

no journal, , 

生命科学研究分野での主流のイメージング技術は、撮像可能な$$gamma$$線エネルギーが限定され、複数核種同時撮像は困難である。われわれは、宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所が中心に開発した宇宙$$gamma$$線観測用Si/CdTe半導体コンプトンカメラ技術を転用し、高い空間,エネルギー分解能を併せ持ち、幅広いエネルギー領域に対応した医学・生物学用三次元イメージングシステムの構築を群馬大学において進めている。センサー部に両面ストリップ半導体検出器(DSD)を用い、低ノイズAnalog ASIC回路を使用することで優れた分解能を実現し、散乱体と吸収体にSi及びCdTeを採用することで高い検出効率を実現している。さらに、複数ヘッドによる多方向からの撮像を可能にすることで、三次元的に高い空間分解能を有したイメージングシステムの構築を目指している。これまでにヘッドモジュールのプロトタイプを製作し、密封線源にて性能試験を行った。さらに、プロトタイプ機をもとに、より大面積かつ、より高解像度のDSDを用いたカメラヘッドモジュールを3台製作し、現在、マルチヘッドシステムの構築を進めている。

口頭

Development of Si/CdTe Compton camera for medical imaging

山口 充孝; 神谷 富裕; 河地 有木; 鈴井 伸郎; 藤巻 秀; 石岡 典子; 渡辺 伸*; 石川 真之介*; 小高 裕和*; 国分 紀秀*; et al.

no journal, , 

医学イメージング用途のSi/CdTeコンプトンカメラのプロトタイプの開発を行ってきた。コンプトンカメラヘッドが単一である場合、深度方向の空間分解能は低く3次元的に解像度の良い撮像は不可能である。分解能の改善のため、われわれは複数ヘッド型コンプトンカメラを提案してきた。今回、コンプトンカメラを用いた実験データとモンテカルロシミュレーション結果とを比較し、単一ヘッド装置の空間分解能を検証した。さらに、マルチヘッド化の影響調査のため、ダブルヘッド装置のシミュレーションによる分解能評価を行った。カメラヘッドは2枚のSiストリップ検出器と2枚のCdTeストリップ検出器からなる。モンテカルロシミュレーションにはGEANT4を用いたカメラシミュレーターを用いた。イメージングには、LM-ML-EM法を用いた。測定結果はシミュレーションによる結果とよく一致した。深度方向の空間分解能は、単一ヘッドの場合、おおよそ15mmであるが、ダブルヘッドの場合6mm程度に改善されることがシミュレーションにより示唆された。これらの結果はマルチヘッド化による3次元空間分解能の改善を示唆するものである。

口頭

CdTe半導体$$gamma$$カメラによる複数種元素動態の同時イメージング

河地 有木; 藤巻 秀; 鈴井 伸郎; 石井 里美; 石岡 典子; 松橋 信平; 佐藤 隆博; 渡辺 伸*; 武田 伸一郎*; 高橋 忠幸*; et al.

no journal, , 

必須元素や有害元素等の生物体内動態を非侵襲的かつ経時的にイメージングする手法は生命科学に新たな知見を与え、その研究における多大な貢献があった。代表的手法としては、放射性同位元素をトレーサーとして用い、その濃度分布をイメージングすることで生体内の必須元素や汚染物質の分布を画像化する、PET・SPECTなどがあげられる。しかしこれらの方法で画像化できる測定対象の元素は1もしくは2種類程度に限られるため、複数核種を同時に捉え、競合する元素の同一環境下・同一個体内の生理反応をイメージングすることは不可能である。そこでJAEA・JAXA・群馬大学の三者の共同研究により、複数核種同時イメージングを目的として、高エネルギー分解能CdTe半導体を用いた$$gamma$$カメラを試作した。$$gamma$$カメラのCdTe素子はピクセルピッチ1.4mmの8$$times$$8ピクセルで低ノイズ多チャンネル呼び出しを可能とするASICにバンプ接合されている。これを16個(4個$$times$$4個)平面に列べ、合計1024ピクセルで有効視野およそ50mm$$times$$50mmを確保した。$$^{57}$$Co放射線源測定時におけるエネルギースペクトルの半値幅は常温環境下でおよそ1%と高いエネルギー分解能を全ピクセルで示した。実証実験として若いタバコ一個体に2種類のトレーサーとして$$^{99m}$$Tcと$$^{201}$$Tlを根から吸収させ同時撮像を行った結果、異なる元素分布の取得に成功し、試作した$$gamma$$カメラによる複数元素同時イメージングの可能性が示唆された。

口頭

Multi-tracer imaging using CdTe $$gamma$$-camera for studying molecular imaging for plant science

河地 有木; 藤巻 秀; 鈴井 伸郎; 石井 里美; 石岡 典子; 松橋 信平; 佐藤 隆博; 渡辺 伸*; 武田 伸一郎*; 高橋 忠幸*; et al.

no journal, , 

We have developed two imaging systems for plant science research, which images physiological processes in living systems noninvasively and quantitatively. One is the positron emitting tracer imaging system, which image the tracers of nutrients and pollutants in intact plants. In addition, for the numerical analysis of plant physiological functions, tracer kinetics have analyzed with simplified physiological model of test plants. The another is a prototype multi-element imaging system for plant study using CdTe semiconductor detector, which has high-energy resolution. The feasibility of this system for $$gamma$$-ray emission imaging of radioactive multi-nuclide tracer was examined by imaging experiment with a plant. The distribution of the two tracers, technetium and thallium, fed to a tobacco plant was successfully visualized for each nuclide simultaneously. The presented imaging methods will yield plant molecular imaging, which visualizes dynamics of some competitive elements in intact plant, non-invasively and quantitatively.

口頭

植物分子イメージングの試み,4; 複数種元素同時イメージングのためのコンプトンカメラの開発

河地 有木; 鈴井 伸郎; 石井 里美; 伊藤 小百合; 渡邉 茂樹; 石岡 典子; 高橋 忠幸*; 中野 隆史*; 藤巻 秀

no journal, , 

高等植物における栄養や環境汚染物質等の動態を可視化することは生物学の分野に多大な貢献があった。その代表的手法には、ラジオアイソトープをトレーサーとして用い、その動態をイメージングすることで植物体内の物質の分布を画像化する、オートラジオグラフィ,ポジトロンイメージング法などがある。しかしこれらの方法では同時に画像化できる測定対象の元素は1種類に限られるため、例えば複数の元素の同一環境下・同一個体内における拮抗作用などをイメージングすることは困難である。そこで、$$gamma$$線を放出する複数の元素を同時にイメージングできる装置,コンプトンカメラの開発が原子力機構,宇宙機構,群馬大学によって行われている。最先端の半導体検出器を用いて試作されたコンプトンカメラと放射線源で、複数種のラジオアイソトープの同時撮像に成功し、本装置によって複数元素の同時イメージングが可能であることが示された。われわれはこのようなイメージング技術を開発することで、組織$$sim$$個体レベル、秒$$sim$$日レベルでの多元素の分布状態の変化について、一個体から非侵襲的に情報を得るという研究手法の確立を目指している。

口頭

Cd/Teコンプトンカメラによる炭素線治療場における$$gamma$$線エネルギー分布測定及び中性子損傷の調査

山口 充孝; 鳥飼 幸太*; 島田 博文*; 河地 有木; 神谷 富裕; 鈴木 義行*; 吉田 由香里*; 佐藤 隆博; 鈴井 伸郎; 藤巻 秀; et al.

no journal, , 

インビームモニタリングにおける陽電子消滅$$gamma$$線ピークのバックグラウンドイベント測定のため、炭素線治療環境下における$$gamma$$線のエネルギー分布測定を行った。22年度は、コンプトンカメラに用いられているCdTe検出器での$$gamma$$線検出に対する実験室内熱中性子場の影響についての評価を行った。治療時と同等条件の炭素線を、水ファントムに入射し、放出される$$gamma$$線を周囲に設置したCdTe検出器を用いて測定した結果、Cd-133の中性子捕獲反応に起因する599keVの$$gamma$$線ピークがスペクトルに現れることがわかった。10%ボロン入りパラフィンを検出器の周囲に配置し、中性子を遮蔽した場合、このピークは減少し、さらに、511keVの消滅$$gamma$$線ピークのバックグラウンドとなる連続成分も減少し、S/N比が向上することが確認できた。また、今回は、10$$^8$$ppsの炭素線照射においてトータル20時間、照射環境下で検出器を使用し、検出器の性能に劣化は見られないことが確認できた。

口頭

Development of a head module for multi-head Si/CdTe Compton camera

山口 充孝; 神谷 富裕; 河地 有木; 鈴井 伸郎; 藤巻 秀; 小高 裕和*; 石川 真之介*; 国分 紀秀*; 渡辺 伸*; 高橋 忠幸*; et al.

no journal, , 

3次元撮像が可能な医学用コンプトンカメラとして、現在、マルチヘッドコンプトンカメラシステムの開発を行っている。今回、システムの構成要素であるヘッドモジュールのプロトタイプ機の製作を行い、Ba-133密封線源を用いて性能試験を行った。測定結果は、線源の位置を正確に反映し、点線源の撮像が問題なく可能であることを確認できた。測定データから見積もった装置の角度分解能は4.5度であり、シミュレーションスタディで得られている結果とよく一致した。今回のモジュールは、マルチヘッドを実現するためヘッドサイズは直径22cm高さ24cm程度にまで小型化を実現した。モジュールはロボットアームに設置し、患部への接近配置が可能となるよう設計している。今回製作したモジュールをマルチヘッド化した場合の3次元空間分解能の向上についてシミュレーションスタディにより評価を行った。本会議ではこれらの結果について報告を行う。

口頭

マルチヘッドSi/CdTeコンプトンカメラ用ヘッドモジュールの開発

山口 充孝; 神谷 富裕; 河地 有木; 鈴井 伸郎; 石岡 典子; 藤巻 秀; 渡辺 伸*; 石川 真之介*; 小高 裕和*; 国分 紀秀*; et al.

no journal, , 

われわれは宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所が中心となって開発したコンプトンカメラ技術を転用し、高い空間分解能とエネルギー分解能を併せ持ち、幅広いエネルギー領域の$$gamma$$線源を撮像できる医学・生物学用三次元イメージングシステムの構築を進めている。このシステムは、位置敏感型半導体検出器と低ノイズAnalog ASIC回路を使用することで、コンプトンカメラとして優れた分解能を実現し、散乱体にシリコン(Si)、吸収体にカドミウム(CdTe)を採用することで高い検出効率を実現している。さらに、コンパクトにモジュール化したコンプトンカメラを一つのヘッドとし、複数ヘッドによる多方面からの撮像を可能にすることで、三次元的に高い空間分解能を有したイメージングシステムとしている。これまでにヘッドモジュール一台の製作が完了し、密封線源(Ba-133)を用いた性能評価試験を行った。試験結果をモンテカルロシミュレーションと比較した結果、両者がよく一致することが確認できた。本発表では、製作したモジュールの詳細と、性能評価の結果と、シミュレーションによる複数ヘッド化の効果について報告する。

口頭

Substantiative experiments of distortion correction for novel Si/CdTe Compton camera

河地 有木; 山口 充孝; 長尾 悠人; 鈴井 伸郎; 藤巻 秀; 神谷 富裕; 小高 裕和*; 国分 紀秀*; 武田 伸一郎*; 石川 真之介*; et al.

no journal, , 

In order to extend the application of Compton imaging to the fields of medicine and biology, the imaging quality and quantitatively of Compton camera systems must be improved by correcting and normalizing spatial distortions. Several techniques have been developed for correcting the imaging errors in radionuclide-based imaging systems used to quantitatively analyze target physiological functions. Spatial distortion can be corrected by integrating individually reconstructed peaks of imaging data obtained by a Compton camera with the peaks of point $$gamma$$ sources. To improve the efficiency distortion, the individual detector efficiencies are normalized by flat panel phantoms, which is equivalent to the image of efficiency map of the camera geometry. Currently, we are constructing a Si/CdTe Compton imaging system. The imaging system has high spatial and energy resolutions and a wide energy range. We performed imaging experiments by placing point $$gamma$$ sources of $$^{133}$$Ba (364 keV) and $$^{22}$$Na (511 keV) in a reticular pattern at intervals of 20 mm within an FOV in front of the camera. As a result, an intensity distribution map of each source and distorted images point source showing the forms of elliptical object around the corner of the FOV were obtained. Such a distortion is a marked characteristic of Compton imaging at near-field area of camera head for medicine and biology.

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