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CdTe半導体$$gamma$$カメラによる複数種元素動態の同時イメージング

Multi-tracer imaging using CdTe $$gamma$$-camera for studying dynamics of nutrients and pollutants in intact plants

河地 有木; 藤巻 秀; 鈴井 伸郎; 石井 里美; 石岡 典子; 松橋 信平; 佐藤 隆博; 渡辺 伸*; 武田 伸一郎*; 高橋 忠幸*; 飯田 靖彦*; 中野 隆史*

Kawachi, Naoki; Fujimaki, Shu; Suzui, Nobuo; Ishii, Satomi; Ishioka, Noriko; Matsuhashi, Shimpei; Sato, Takahiro; Watanabe, Shin*; Takeda, Shinichiro*; Takahashi, Tadayuki*; Iida, Yasuhiko*; Nakano, Takashi*

必須元素や有害元素等の生物体内動態を非侵襲的かつ経時的にイメージングする手法は生命科学に新たな知見を与え、その研究における多大な貢献があった。代表的手法としては、放射性同位元素をトレーサーとして用い、その濃度分布をイメージングすることで生体内の必須元素や汚染物質の分布を画像化する、PET・SPECTなどがあげられる。しかしこれらの方法で画像化できる測定対象の元素は1もしくは2種類程度に限られるため、複数核種を同時に捉え、競合する元素の同一環境下・同一個体内の生理反応をイメージングすることは不可能である。そこでJAEA・JAXA・群馬大学の三者の共同研究により、複数核種同時イメージングを目的として、高エネルギー分解能CdTe半導体を用いた$$gamma$$カメラを試作した。$$gamma$$カメラのCdTe素子はピクセルピッチ1.4mmの8$$times$$8ピクセルで低ノイズ多チャンネル呼び出しを可能とするASICにバンプ接合されている。これを16個(4個$$times$$4個)平面に列べ、合計1024ピクセルで有効視野およそ50mm$$times$$50mmを確保した。$$^{57}$$Co放射線源測定時におけるエネルギースペクトルの半値幅は常温環境下でおよそ1%と高いエネルギー分解能を全ピクセルで示した。実証実験として若いタバコ一個体に2種類のトレーサーとして$$^{99m}$$Tcと$$^{201}$$Tlを根から吸収させ同時撮像を行った結果、異なる元素分布の取得に成功し、試作した$$gamma$$カメラによる複数元素同時イメージングの可能性が示唆された。

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