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山村 修; 山本 隆一; 野村 茂雄; 藤井 靖彦*
Progress in Nuclear Energy, 50(2-6), p.666 - 673, 2008/03
被引用回数:4 パーセンタイル:28.66(Nuclear Science & Technology)東海再処理工場は、1977年9月ホット試験開始から2006年10月末まで1123トンの使用済燃料を処理してきた。この30年間の運転を通し、IAEAの保障措置の適用にあたっても、東海再処理工場は非核兵器国における保障措置概要の実施,国際的な信頼性の向上に大いに貢献した。また、この間の運転を通し、多くの技術的困難を克服し、保守技術の確立を果たし、安定で信頼性のある運転を確保してきた。本報では東海再処理工場の開発してきた保障措置及び保守技術が六ヶ所再処理施設に反映され、かつこれまでの知見が次世代再処理技術の構築に貢献し得る点を述べる。
山村 修; 山本 隆一; 野村 茂雄
Journal of Nuclear Materials Management, 36(3), p.36 - 45, 2008/00
東海再処理工場がIAEAによる保障措置技術開発の実証の場として機能し、我が国の核不拡散政策の実践例となり、大型商用再処理工場である六ヶ所再処理施設の保障措置技術の確立に貢献した経緯について、東海再処理工場のプロセス設計思想との比較,核燃料物質の管理手法,査察の効果と効率向上への取組み、今後の展開等の視点から分析評価した。
山村 修; 山本 隆一; 野村 茂雄
日本原子力学会和文論文誌, 6(4), p.491 - 502, 2007/12
東海再処理工場(TRP)は、軽水炉の使用済燃料を処理対象として1960年代から1970年代にかけて米,仏,英,独,露で設計・建設された第一世代の再処理工場と同じ範疇になるが、純民生用施設としては世界初の実用規模の施設である。TRPが約30年間に経験してきたトラブル事象を分析し、保守技術開発の観点から有意義な機器故障に焦点を絞って、復旧の過程を解析し、再処理施設の保守技術の特徴と開発成果、将来プラントにおける考え方を検討した。
小島 久雄; 土尻 滋; 田中 和彦; 武田 誠一郎; 野村 茂雄
Proceedings of International Conference on Advanced Nuclear Fuel Cycles and Systems (Global 2007) (CD-ROM), p.273 - 282, 2007/09
核燃料サイクル開発機構東海事業所から業務を引き継いで設立された核燃料サイクル工学研究所は、1959年にウラン精錬技術からの研究をもって事業を開始し、ウラン濃縮技術,軽水炉再処理,MOX燃料製造にかかわる技術開発を達成したほか、高レベル放射性廃棄物処分,高速増殖炉燃料再処理技術の研究開発を実施しており、その間適切な環境放出放射能の管理,核物質の管理を実施してきた。今後も、FBRからLWRへの過渡期の再処理技術開発,MOX燃料製造技術改良,先進的FBR燃料再処理技術開発,高レベル放射性廃棄物処分技術開発の各分野にかかわる研究開発により、核燃料サイクルの実現に貢献していく。
塩月 正雄; 青嶋 厚; 野村 茂雄
Proceedings of International Waste Management Symposium 2006 (WM '06) (CD-ROM), 10 Pages, 2006/02
高レベル廃棄物処理方法として現在世界的に採用されているガラス固化溶融技術について、将来の高燃焼度軽水炉及びプルサーマルから発生する高レベル廃棄物並びにFBRサイクルから発生する高レベル廃棄物への適用性及び柔軟性を、各サイクルから発生する高レベル廃液の組成から評価した。各燃料サイクルから発生する高レベル廃棄物処理方法として、溶融条件等の改良や最適化を図ることにより、現行のガラス固化溶融技術を適用できる見通しがあり、加えてFBRサイクルにおいて開発中の新しい湿式再処理法においては、高レベル廃棄物の減容化が図れるものと考えられる。さらに、現在開発中の白金族元素対策等の技術開発が将来の燃料サイクルからの高レベル廃棄物のガラス固化処理においても重要であることが確認された。
野村 茂雄; 菊池 孝; 大森 栄一; 稲野 昌利
エネルギー, 38(6), p.59 - 62, 2005/00
プルサーマル燃料の利用については様々な声があるが、その使用済燃料の再処理に関しては、世界的に見ても現在の軽水炉使用済ウラン燃料の再処理技術で十分対応可能である。しかしながら、燃料の特徴を勘案し、より効率的な処理を行うために必要な再処理データの取得・蓄積を進めていく必要がある。そのためにもホットフィールドとして既存の東海再処理施設を、今後とも最大限に有効活用していくことを提案したい。
野村 茂雄
エネルギーレビュー, 24(2), p.24 - 27, 2004/00
サイクル機構東海事業所におけるリスクコミュニケーション活動を紹介する。
米澤 理加; 野村 茂雄; 中村 博文; 菖蒲 順子
保健物理, 39(1), p.26 - 31, 2004/00
東海事業所は、地域住民の原子力への信頼回復を目指し、2001年1月に「リスクコミュニケーション研究班」を設置し、リスクコミュニケーションの研究に取組んでいる。研究は、住民意識の分析、リスク認知とリスクメッセージ、新たなコミュニケーション方法、従業員の意識調査などについて検討し、一部実践も行ってきた。特に、住民と直接対話する「さいくるフレンドリートーク」を新たに発案、実施してその効果の評価を行った。
野村 茂雄
Proceedings of 1st International Science and Technology Forum on Protected Plutonium Utilization for Peace and Sustainable Prosperity, p.32 - 33, 2004/00
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都筑 和泰; 木村 晴行; 川島 寿人; 佐藤 正泰; 神谷 健作; 篠原 孝司; 小川 宏明; 星野 克道; Bakhtiari, M.; 河西 敏; et al.
Nuclear Fusion, 43(10), p.1288 - 1293, 2003/10
被引用回数:39 パーセンタイル:73.08(Physics, Fluids & Plasmas)JFT-2Mでは、原型炉のブランケット構造材料の候補である低放射化フェライト鋼とプラズマとの適合性を調べる実験を進めてきている。昨年度にはフェライト鋼内壁を真空容器内に全面的に設置する作業を行い、今年度より実験を開始している。プラズマ生成,制御は問題なく行われ、金属不純物の放出も検出限界以下であった。改善閉じ込め(Hモード)も実現され、そのしきいパワーもこれまでと同等であった。プラズマ安定性に関してもこれまでの所悪影響は観測されておらず、規格化が3を超える放電との共存性も示された。高速イオンのリップル損失に関しても顕著な低減が実証された。以上のように、フェライト鋼の悪影響は小さく、有望な結果を得ている。JFT-2Mでは、その他にも先進的、基礎的な研究を行っている。先進的粒子供給手法であるコンパクトトロイド(CT)入射実験においては、再現性よくプラズマ中へ入射が行われ、CT入射に伴う密度の急上昇が初めて明確に観測された。
野村 茂雄; 大和 愛司; 小島 久雄
International Conference Nuclear Power and Fuel Cy, 5 Pages, 2003/00
2003年12月に、ロシアのモスクワ等で"NUCLEAR AND FUEL CYCLES"と題して、国際会議が開催され、日本におけるFBR燃料サイクルの開発状況について、FBRサイクル実用化戦略調査研究として進めている燃料製造技術や再処理技術開発の進捗状況を紹介する。
野村 茂雄; 小島 久雄; 船坂 英之
Proceedings of International Conference on Advanced Nuclear Energy and Fuel Cycle Systems (GLOBAL 2003) (CD-ROM), 1290 Pages, 2003/00
2003年11月に、米国ルイジアナ州ニューオリンズにおいて、先進的核エネルギーと燃料サイクルシステムと題して、GLOBAL2003が開催される。日本における燃料サイクルの開発状況について、FBRサイクル実用化戦略調査研究として進めている燃料製造や再処理技術の概要を紹介するとともに、2015年迄の開発ステップ概要を報告する。
加藤 浩; 野村 茂雄; 小島 久雄; 船坂 英之
Proceedings of International Conference on Advanced Nuclear Energy and Fuel Cycle Systems (GLOBAL 2003) (CD-ROM), p.1290 - 1298, 2003/00
2003年11月に、米国ルイジアナ州のニューオリンズにおいて、先進的核エネルギーと燃料サイクルシステムと題してGLOBAL2003が開催される。日本における燃料サイクルの開発状況について、FBRサイクル実用化戦略調査研究として進めている燃料製造や再処理技術の概要を紹介するとともに、2015年迄の開発ステップ概要を報告する。
木曽原 直之; 内田 昌人; 此村 守; 笠井 重夫; 惣万 芳人; 島川 佳郎; 堀 徹; 近澤 佳隆; 宮原 信哉; 浜田 広次; et al.
JNC TN9400 2003-002, 109 Pages, 2002/12
FBRの冷却材であるナトリウムは、伝熱性能や材料との共存性などの観点で様々な利点を有しているが、化学的に活性で水や空気と反応しやすいことや、光学的に不透明であることからNa機器の検査が困難であるなどNa固有の課題がある。この様なNaの欠点は実用化プラントにおいても、安全性や稼働率などの経済性に影響を及ぼす可能性があるため、これらの課題が顕在化しないように対策を講じておかなければならない。したがって、蒸気発生器(SG)伝熱管破損によるNa/水反応、Na機器の検査・補修(ISI&R)及び配管・機器からのNa漏えいの3つに着目し、実用化炉の観点で検討を行うワーキング・グループを発足させた。 SG水リークについては、経済性(財産保護や稼働率)の観点で破損伝播に対する取り組み方針の考え方を整理した。この結果SGが大型化していることから水リーク事故から破損領域を極限化し、SG伝熱管を保護するための方策を採用した。予備的な解析の結果、リーク検出系などの水リーク対策設備を高度化することで大型SGにおいても破損伝播を抑制できる見通しが得られた。今後は、詳細な破損伝播解析による評価や水リーク対策設備高度化方策の技術的実現性の検討を行う予定である。 ISI&Rについては、実用化炉の検査・補修の考え方について先行炉のそれと比較し、整理を行った。また、Naドレンなしでの検査・補修の可能性についても検討し、開発要素が多いことが明らかになった。今後は実用化炉としての特徴を踏まえて検査・補修の考え方を検討し、その上で必要となる技術の達成方策を明らかにする。Na漏えいについては、1次系及び2次系機器からのNa漏えい事故に対する取り組み方針について考え方をまとめた。そして、稼働率低下防止の観点からNa漏えい後の早期補修の具体的方法について2次系Na主配管を対象とし、2重構造の特殊性を踏まえた検討を行い、課題を摘出した。今後は先行炉の配管補修も参考とし、漏えい箇所に応じたより詳細な補修方法を検討する必要がある。さらにACS伝熱管やポンプなどの機器からの漏えい、および1次系Na漏えい事故の対応など引き続いて検討をしていく。
野村 茂雄
RANDECニュース, (52), , 2002/00
バックエンド事業を最適化するための今日的視点での取り組みとして以下の3項目を提言 1)発生廃棄物の最小化 2)クリアランスレベルを取り込んだ合理的な処理 3)技術のスピードアップ化 こうした対応を実践し、社会に提示することで廃棄物問題への取り組みを加速できることを期待する
野村 茂雄; 森永 正彦*; 湯川 夏夫*
日本原子力学会誌, 41(12), p.1244 - 1251, 1999/12
被引用回数:2 パーセンタイル:20.96(Nuclear Science & Technology)高速炉炉心材料として現在被覆管製造と炉外評価試験を実施している高Niオーステナイト鋼について,現在の初期に行った基本的な合金設計手法とその結果をまとめたものである。高Niオーステナイト鋼の合金設計では,d電子合金論を用いて,合金元素Mのd軌道エネルギーレベルと原子間の結合強さを表す2つのパラメータを座標軸に取り,この座標上でオーステナイト鋼の安定な相領域と照射試験で得られている低スエリング境界線を示した指針図を作成して,その妥当性を炉外予備実験により確認した。この設計指針図に基づき,高Niオーステナイト鋼の基本的な合金成分の範囲を選定した。
野村 茂雄
原子力年鑑'98/'99年版, 190- Pages, 1998/00
平成9年4月から平成10年6月頃までを中心とした核燃料サイクルのうちプルトニウム利用と回収ウランについて、世界各国の活動を含めて概要をまとめた。なお本文については、これまで著者が担当した構成をベースに修正した。
野村 茂雄; 河田 東海夫; 田中 和彦; 小島 久雄
Proceedings of International Conference on Future Nuclear Systems (GLOBAL'97), 0 Pages, 1997/10
CO2放出による環境問題及びエネルギー需要の問題を解決できるFBRに関し,PNCでは,先進的核燃料リサイクル技術開発として取り組んでいる。このシステムは,経済性等に優れた革新的MOX燃料製造とPurex法をベ-スとした湿式再処理から構成されている。本報告では,その開発の概要及び計画について述べる。本報告の中では,MAリサイクルを含んだR&Dについても述べるとともに,再処理と燃料製造を統合した先進施設の予備的検討結果及びそのコスト評価について示す。
河田 東海夫; 小島 久雄; 田中 和彦; 野村 茂雄
Proceedings of International Conference on Future Nuclear Systems (GLOBAL'97), 0 Pages, 1997/00
CO2問題や今後のエネルギ-重要増大への解決策として、動燃はFBRを中心としたリサイクルシステムを確立すべく、現行MOX技術を基盤とした「先進的核燃料リサイクル」計画を提案してきている。この提案に基づき、現行技術の高度化、革新技術の導入、さらにはMAリサイクルの可能性も考慮しつつ、L資源の最大利用、廃棄物の最少廃棄を目指した技術開発に着手した。また、新型燃料や乾式再処理等の技術についてもその可能性を追求する計画である。本技術開発は、国内外の研究機関と協力しつつ進めていく計画である。
中島 一郎; 小島 久雄; 野村 茂雄; 河田 東海夫
4th OECD/NEA Information Exchange Meeting, 0 Pages, 1996/00
MAリサイクルは環境保全性や核不拡散性の観点から魅力ある技術であるが、湿式再処理によりMAを分解回収するためには新たな工程の付加が必要となる。このために生じる経済性の面での不利を解消するため、再処理及び燃料製造を通して技本的なプロセスの改良・簡単化し、さらに再処理・製造の一体化まで考慮した先進的核燃料リサイクルシステムの概念を構築した。低除染の再処理製品を遠隔自動化にて、燃料集合体に組み立てるもので、要素技術として単サイクル抽出工程、晶析法の併用、ゲル化・振動充填法等から成り立っている。サイクルエストの試算の結果、将来の軽水炉体系と十分に匹敵する経済性を有するものと見込まれ、MAリサイクル実現に向けて有効な技術であると評価している。