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報告書

高レベル放射性廃棄物地層処分安全評価のシナリオ解析のための計算機支援ツールの開発

牧野 仁史; 川村 淳; 若杉 圭一郎; 大久保 博生*; 高瀬 博康*

JAEA-Data/Code 2007-005, 67 Pages, 2007/02

JAEA-Data-Code-2007-005.pdf:6.66MB

本稿では、改良された手法に基づくFEPの相関関係の整理の効率的な実施を支援するために開発した計算機支援ツール(FepMatrix)について報告する。なお、本ツールはシナリオ解析研究の専門家を主な対象とした。本ツールにより、膨大な数のFEPを相関関係マトリクス等として計算機上に構造的に整理し、かつ多面的な切り口からスクリーニングやグルーピングなどの分析を行うことが可能となった。これにより、追跡性と透明性を確保したFEPの相関関係とその関連情報の体系的な取り扱いが可能となると同時に、膨大な数の情報を扱う際に発生しがちなヒューマンエラーの低減を図ることができ、目的に応じたシナリオ解析の作業効率を向上させる環境を整備することができた。

報告書

受動的安全性を具備した低減速軽水炉に関する技術開発(受託研究)

岩村 公道; 大久保 努; 秋江 拓志; 久語 輝彦; 与能本 泰介; 呉田 昌俊; 石川 信行; 長家 康展; 新谷 文将; 岡嶋 成晃; et al.

JAERI-Research 2004-008, 383 Pages, 2004/06

JAERI-Research-2004-008.pdf:21.49MB

本報告書は、日本原子力研究所,日本原子力発電,日立製作所,東京工業大学が財団法人エネルギー総合工学研究所からの委託を受けて平成12$$sim$$14年度に実施した革新的実用原子力技術開発提案公募事業「受動的安全性を具備した低減速軽水炉に関する技術開発」の成果をまとめたものである。本提案公募事業では、エネルギーの長期安定供給を確保するとともに、コスト競争力の強化,プルトニウムの有効利用,使用済燃料蓄積量の低減など、原子力発電及び核燃料サイクルが直面する課題の解決、及び安全性・経済性にかかわる技術の一層の向上を図るため、既に実用化している軽水炉技術を最大限に活用し、中性子の減速を抑制して転換比を上げることにより燃料の増殖,高燃焼度・長期サイクル運転,プルトニウムリサイクルが可能となる低減速軽水炉の開発を実施した。 炉心設計,プラントシステム設計とともに、熱流動成立性,炉物理的成立性,燃料の安全性,燃料サイクルの検討を実施し、実用化へ向けた成立性の見通しを得た。

報告書

高速実験炉「常陽」破損燃料集合体検出装置(FFDL)の運転試験(II)

森本 誠; 大久保 利行; 堀 徹; 伊藤 和寛; 舟木 功; 藤原 昭和; 田村 政昭

PNC TN9410 91-334, 64 Pages, 1991/10

PNC-TN9410-91-334.pdf:1.72MB

「常陽」では,破損燃料位置決めシステムとして,ナトリウムシッピング法による破損燃料集合体検出装置(FFDL)が採用されている。しかし,「常陽」ではこれまでに燃料破損の経験がなく,昭和60年度に実施された燃料破損模擬(FFDL-I)試験以降,FFDLは運転されていない。このため,平成4年度に計画しているFFDL-II試験に先立って平成3年7月12日から7月19日にFFDL運転試験(II)を実施した。本試験により得られた結論を以下に示す。(1)FFDLの基本的な機能及び運転手順を再確認するとともに,運転経験を蓄積することができた。(2)放射線計測の結果,バックグランドと差はなく燃料破損は検出されなかった。

報告書

Study on ECC injection modes in reflood tests with SCTF core-II; Comparison between gravity and forced feeds

大貫 晃; 傍島 眞; 岩村 公道; 安達 公道*; 大久保 努; 阿部 豊; 村尾 良夫

JAERI-M 91-001, 125 Pages, 1991/02

JAERI-M-91-001.pdf:2.44MB

平板炉心試験では、圧力や炉心入口サブクーリングといったパラメータの効果を調べる際、ECC水注入方法として強制冠水モードを採用している。これは、実炉でのコールドレグ注入の重力冠水モードではパラメータの変化により炉心境界条件が変化するためである。しかしながら、強制冠水モードのかたいシステムは圧力容器内の熱水力学的挙動に影響を及ぼすことが考えられ、強制冠水モードの妥当性を確かめる必要があった。そこで本報ではECC水注入モードの違いによる効果を、重力冠水試験及び強制冠水試験のデータの比較及びREFLAコードによる解析により明らかにした。主な結論として、炉心境界条件が両注入モードで同等であれば、モードの違いは2次元挙動を含む圧力容器内の熱水力学的挙動に影響しないことがわかった。

報告書

Development of SCTF cold leg injection test method for eliminating U-tube oscillation during the initial period

安達 公道; 岩村 公道; 傍島 眞; 大貫 晃; 阿部 豊; 大久保 努; 村尾 良夫

JAERI-M 90-107, 146 Pages, 1990/07

JAERI-M-90-107.pdf:2.89MB

平板炉心試験装置(SCTF)第1次炉心コールドレグ注入試験シリーズにおいては、蓄圧注入系注入期間中およびその後のある時間にわたって、炉心とダウンカマの間でU字管振動が観察された。また、同時期に、非常に良好な炉心冷却が観察された。これら2種類の現象の間には、何らかの関連があるものと思われる。U字管振動は、蓄圧注入から低圧注入への切換え時における炉心条件に大きな不確実性を与える。この切り換え時炉心条件は、炉心2次元熱水力挙動が主として発達する低圧注入期間に対する初期条件となるものであるから、平板2次炉心コールドレグ注入パラメトリック試験の主要な試験からは、上記U字管振動を除去することが望ましい。そこで、検収試験S2-AC1(Run 601)、S2-AC2(Run 602)及びS2-AC3(603)を実施することにより、U字管振動を除去する適当な試験手法を開発した。

報告書

Reflood behavior at low initial clad temperature in slab core test facility core-II

秋本 肇; 岡部 一治*; 傍島 眞; 阿部 豊; 岩村 公道; 大貫 晃; 大久保 努; 安達 公道*; 村尾 良夫

JAERI-M 90-106, 101 Pages, 1990/07

JAERI-M-90-106.pdf:2.18MB

被覆管初期温度が低い時の再冠水挙動を調べるために初期温度を573Kとした試験(試験名S2-09)を平板第2次炉心試験装置(SCTF)を用いて行なった。同試験では初期温度以外の条件は基準試験S2-SH1(初期温度1073K)と同一に設定した。両試験の比較検討の結果から、初期温度が低くなることにより、(1)炉心内の蒸気発生量及び一次系ループ差圧が小さくなること(2)ターンアラウンド温度は低く、温度上昇量は大きく、クエンチ速度は速くなること等がわかった。試験S2-09と同様に被覆管初期温度が低い条件で実施された円筒炉心試験装置(CCTF)による試験(試験名C2-12)では周期が50秒程度の流動振動が報告されている。試験S2-09では、初期温度が低い条件であったが、円筒炉心試験C2-12でみられたような流動振動はみられなかった。この相異は、CCTFと異なり、SCTFでは発熱源としての蒸気発生器が模擬されていないことに起因すると考えられる。

報告書

Analysis of SCTF/CCTF counterpart test results

大久保 努; 傍島 眞; 岩村 公道; 大貫 晃; 阿部 豊; 安達 公道; 村尾 良夫

JAERI-M 90-083, 155 Pages, 1990/06

JAERI-M-90-083.pdf:3.6MB

実機に対する流路面積の縮小割合は同じであるものの、実機の半径と同じ炉心幅を有するSCTFとその約4分の1の炉心半径を有するCCTFの間の炉心再冠水挙動の差および炉心の2次元的な熱水力学的挙動に与える炉心半径長さの効果を検討するため、数回のSCTF/CCTF対照試験を実施した。得られた主要な結果は以下の通りである。(1)SCTFとCCTFの間の試験条件と装置上の相違を考慮すれば、両試験に於ける再冠水挙動は類似のものであると考えられる。炉心の蓄水挙動の相違は炉心の実効流路面積の相違でほぼ説明できた。(2)炉心の半径長さがその2次元的な熱水力学的挙動に及ぼす効果は大きく、炉心半径の長い程顕著に現れる。(3)半径方向に大きな出力の変化がある場合には、その高出力側のバンドルでLPCI注水期に著しく熱伝達率が増加する。また、炉心の周辺領域では、同一のバンドル出力であるにも係わらず外周側のバンドル程熱伝達率の低減が大きい。

口頭

電解質溶液で調整した粘土ゾル・ゲル中での水の自己拡散係数に関する研究

大窪 貴洋; 山口 真*

no journal, , 

局所磁場の影響を受けない磁場勾配NMR法による自己拡散係数測定のパルスシーケンスを適用し、電解質溶液で調整した粘土ゾル・ゲル中の水の自己拡散係数を計測した。

口頭

粘土ゲルが充填した多孔質媒体中の水の制限拡散の計測

大窪 貴洋; 山口 真*

no journal, , 

磁場勾配NMR法により、粘土ゲルが充填したガラスビーズ層中の水の自己拡散係数の拡散時間依存性を測定した。測定にあたっては、6ms以下の短い拡散時間に対して振動磁場勾配を用いる手法、6$$sim$$200msといった長い拡散時間に対しては、対磁場勾配パルスを適用して測定を行った。これら測定から得られた水の自己拡散係数の拡散時間依存性を解析することにより、粘土ゲル充填ガラスビーズ層の比表面積及び屈曲度を評価した。

口頭

放射性廃棄物地層処分にかかわる天然現象影響評価研究; 地質環境の長期安定性研究から影響評価に至るまでの一連の研究開発

川村 淳; 大井 貴夫; 梅田 浩司; 新里 忠史; 江橋 健; 北村 暁; 河内 進; 牧野 仁史; 石丸 恒存; 柳川 玄永*; et al.

no journal, , 

本研究の目的は、天然現象による地質環境条件の変化やそれに起因する処分環境・処分システムの性能への影響を定量的に評価することである。これまでの検討を通じて、天然現象とTHMCとの関係を網羅的に整理すること、さらには、THMCの変化と処分システムの性能にかかわるパラメータ(核種移行パラメータ)の変化との関係を詳細に把握することの重要性が指摘された。本発表では、天然現象とTHMCとの関係を網羅的かつ合理的に整理するための方法と、整理されたTHMCと核種移行パラメータの関係の整理について2次元マトリクス上に展開する手法について検討した。このような手法により、地層処分システムの安全評価への反映の観点からの地球科学の分野で既に取得されているデータや知見の整理と、天然現象による地質環境条件の変化に起因する処分システムの性能への影響を定量的に評価するために必要となる核種移行パラメータに関する情報整理が効率的にできるようになり、評価に必要となる情報の過不足等を明らかにすることができた。

口頭

放射性廃棄物地層処分にかかわる天然現象影響評価研究; 地質環境条件変化の検討

川村 淳; 大井 貴夫; 梅田 浩司; 新里 忠史; 牧野 仁史; 河内 進; 石丸 恒存; 柳川 玄永*; 大久保 博生*

no journal, , 

本研究の目的は、天然現象とTHMCとの関係を網羅的かつ合理的に整理するため実際の天然現象が有する発生様式や規模などの特性を「観点」として理解・把握・整理し、それらの観点ごとに既存の地球科学の分野の研究で得られる天然現象の特性とTHMCとの関係を整理することである。このような整理により、地球科学の分野で既に取得されているデータや知見などの情報を地層処分システムの安全評価への反映の観点から整理することが可能となり、地球科学分野の情報の重要性や過不足を明らかにすることができた。これら得られた情報の重要性については、保守的な観点からTHMCに対する最大の影響を見積もることで対処可能かどうかを検討することや、処分システムの安全性に対するTHMCの影響特性に関する情報と照合するなどにより、その重要性を検討し、今後のデータ取得等の計画に反映することとする。今後は、マトリクス上の個々の要素ごとに情報収集整理を推進するとともに、抽出した観点の妥当性やTHMCの項目間の影響関係についても検討し、より精緻な情報整理と合理的な類型化手法を開発する。

口頭

NMR緩和法による飽和圧密ベントナイト中の空隙構造の解析

大窪 貴洋; 菊池 広人*; 山口 真*

no journal, , 

地層処分研究開発において、人工バリアの設計及び安全性評価のために、圧縮ベントナイトの透水試験及び拡散係数のデータが取得されている。しかしながら、核種の移行経路となる飽和圧縮ベントナイト中の空隙構造については、必ずしも明らかになっていない。本研究では、NMR緩和法により飽和圧縮ベントナイトの解析を行い、空隙構造の評価を行った。得られた緩和時間分布から空隙サイズを推定し、層間距離と比較した。

口頭

高レベル放射性廃棄物地層処分の安全評価シナリオ解析支援ツール「${it FepMatrix}$」の開発

牧野 仁史; 川村 淳; 若杉 圭一郎*; 大久保 博生*; 高瀬 博康*

no journal, , 

地層処分の安全評価シナリオの検討には、処分システムに関連する長期的な現象が処分の安全性にどのような影響を及ぼすかについて、処分システムの特性(Feature), 出来事(Event)や過程・経過(Process)(以下、FEP)の相互関係を把握し、整理することが必要とされる。上記のFEPの相互関係の整理について、FEPを一定のルールに従ってマトリクス上に配置することにより効率的にできる方法を考案した。このようなマトリクス上への展開は、パソコンの表計算ソフトウェアと同様のスプレッドシートへの展開が容易になり、それをもとに計算機支援ツール「${it FepMatrix}$」を開発した。${it FepMatrix}$により、従来手作業で行われてきた「プロセスインフルエンスダイヤグラム」作成時のFEP間を線で結ぶ作業から解放され、ヒューマンエラーの低減が図られる。また、マトリクスにはFEPのプロパティ情報も同時に入力するため、FEPのスクリーニングやグルーピングなどの分析も計算機上で容易に可能である。${it FepMatrix}$により作成されたFEPの相互関係は電子ファイルとして保存されるため、シナリオ解析者間でファイル共有等をすることにより情報共有を図ることが可能となる。${it FepMatrix}$はHLW地層処分を対象として開発したが、廃棄物関連にとどまらず防災分野をはじめ幅広い分野にも適用可能である。

口頭

総合的なシナリオ解析手法に関する検討,2; 地下水シナリオに対する重要な天然現象影響の抽出に関する検討

川村 淳; 柳川 玄永*; 大久保 博生*; 大井 貴夫; 河内 進; 稲垣 学

no journal, , 

高レベル放射性廃棄物の地層処分における処分場の総合的な性能を評価するために、地質環境条件や設計条件から性能評価までに用いられる情報の整備に関する概念の検討がなされている。この概念に基づき、天然現象影響に関する重要度判定を行うための具体的な手法について検討を行うとともに、関連する情報の整備を行ったのでその結果について報告する。

口頭

高レベル放射性廃棄物地層処分にかかわる天然現象に起因する重要な変動シナリオの抽出に関する検討

川村 淳; 大井 貴夫; 新里 忠史; 安江 健一; 牧野 仁史; 石丸 恒存; 笹尾 英嗣; 梅田 浩司; 瀬尾 俊弘; 柳川 玄永*; et al.

no journal, , 

日本原子力研究開発機構では、評価の拠り所となるシナリオを網羅的に整理したうえ、それらの重要性について理解しやすく提示するシナリオ解析手法の概念「総合評価作業フレーム」を整備した。本報告では、総合評価作業フレームに基づき、天然現象影響に関する重要度判定に必要となる情報の整備手法とその事例について検討した。その結果、地層処分の安全評価において重要な天然現象研究や地質環境に関するデータ・知見などについて、その過不足も含めた情報を効率的に整理できる見通しを得た。また、地質環境の長期安定性研究により過去から現在までの地質環境条件の変遷の把握、それに基づく将来予測の整備が行われているが、それらの研究成果を総合評価作業フレームに基づいて再整理することにより、ある検討地点で重点的に考慮すべき天然現象は何か、その現象により地質環境条件のTHMCGのうちどれが最も重要かなどを把握することができ、その結果に基づきその検討地点において考慮すべきシナリオの効率的な選択が可能となる見通しも得ることができた。

口頭

地層処分安全評価における重要な変動シナリオの同定に関する手法の検討

川村 淳; 柳川 玄永*; 大久保 博生*; 大井 貴夫; 江橋 健; 牧野 仁史

no journal, , 

安全評価の観点から処分システムへの影響の度合いなどを考慮し、着目すべき地質環境条件の変動と天然現象との関係についての情報を整理し、天然現象に起因する地層処分の安全性に影響を与えると想定される重要な変動シナリオの同定に資する情報整理の手法を開発したのでその結果について報告する。

口頭

擬一次元反強磁性体Cu$$_2$$Cl$$_4$$H$$_8$$C$$_4$$SO$$_2$$のスピンダイナミクス

藤澤 真士*; 白木 高輔*; 大久保 晋*; 太田 仁*; 吉田 誠*; 田中 秀数*; 坂井 徹

no journal, , 

二重鎖構造を持つ擬一次元反強磁性体Cu$$_2$$Cl$$_4$$H$$_8$$C$$_4$$SO$$_2$$のスピンダイナミクスについて、電子スピン共鳴(ESR)を用いて研究した結果を報告する。この系はスピンギャップを持つことが知られているが、スピンギャップはスピン一重項と三重項の間の励起のため、ESR遷移はスピンの保存則により禁止されている。ところが、この系ではスピンギャップに相当するESR遷移が観測された。本研究では、このESR遷移のメカニズムがジャロシンスキー・守谷相互作用であることを立証し、ESR強度の角度依存性に選択則を適用することにより、その相互作用ベクトルの向きを特定することに成功した。

口頭

特発性間質性肺炎患者気管支鏡採取組織での、大気microPIXEによる肺内微粒子の元素解析と発症との関与

土橋 邦生*; 清水 泰生*; 松崎 晋一*; 石塚 全*; 森 昌朋*; 佐藤 隆博; 江夏 昌志; 横山 彰人; 大久保 猛; 石井 保行; et al.

no journal, , 

特発性間質性肺炎の発症の原因を解明するため、患者から気管支鏡により採取した微量組織をmicro-PIXEを用いて測定することにより、粉塵吸入の関与を検討した。自動車駐車場の管理人では、Siに一致して、Fe, Mg, Al, Ti, Co, Cr, V, Caなど多種類の金属が検出され、これらはいずれもディーゼル排気中や高速道路沿いの住民などに多く検出される金属であった。本患者では、職場での粉塵吸入と考えられ、これらの金属が線維化の発症に関与している可能性が示された。このように、micro-PIXEを使用すれば、気管支鏡のような微量検体から、患者の粉塵吸入の有無が推定でき、今まで原因不明とされていた患者の中に、職業性粉塵吸入が原因の患者を判別できる可能性が開かれた。

口頭

重力変化を説明できるTRIES・MIU周辺の地下水流動モデル

本多 亮*; 大久保 慎人*; 田中 俊行*; 柳澤 孝一

no journal, , 

The absolute gravity measurement by FG-5 has been operated in and around the Tono Research Institute of Earthquake Science (TRIES) since 2003. During this period, two types of ground water level change was observed. One is the water level decrease more than 70 m in 12 years, which along the drilling of the 500 m deep shafts of the Mizunami Underground Research Laboratory (MIU). The interspaces of these stations are 1 to 2 km. The coseismic gravity decrease in these stations were about 10 micro gals which suggest that the mass moved away from these three stations equivalently. Based on former researches of geology and hydraulic geology, which clarified the permeable and impermeable layers well, we reached the model as follows for the coseismic case.

口頭

重力変化を説明できるTRIES・MIU周辺の地下水流動モデル,2

本多 亮*; 柳澤 孝一; 大久保 慎人*; 田中 俊行*

no journal, , 

東濃地震科学研究所(TRIES)では2003年より継続的に研究所周辺3観測点での絶対重力測定を繰り返し行っており、2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う重力変化を捉えた。本報告ではまずTRIES/MIU周辺で観測された重力データについて、新たに地震後5年間の地殻変動(余効変動)の影響を考慮した。また、TRIES/MIU周辺の水位観測結果それぞれについて詳しく調べ、それぞれの井戸で観測された水位変化について変位量、変位ピークまでの時間、その後の回復の様子等について整理し傾向を調べた。

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