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Huang, M.*; 羽場 宏光*; 村上 昌史*; 浅井 雅人; 加治 大哉*; 金谷 淳平*; 笠松 良崇*; 菊永 英寿*; 菊谷 有希*; 小森 有希子*; et al.
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 304(2), p.845 - 849, 2015/05
被引用回数:3 パーセンタイル:25.64(Chemistry, Analytical)ガスジェット搬送法と理研ガス充填型反跳イオン分離装置(GARIS)を組み合わせて、105番元素Dbの化学研究に使用する放射性のNbおよびTa同位体の生成・利用技術を開発した。Dbの合成と同じエネルギーのFビームを用いて短寿命のNbおよびTaを合成し、GARISを用いて分離したあと、ガスジェット搬送法を用いて化学実験室に引き出した。GARISの磁場を変更し、反跳核のエネルギー減速箔およびシャッターを挿入するだけで、他の実験条件は何も変更せずに、Db用の化学実験装置にNbとTaを導入することに成功した。
羽場 宏光*; Huang, M.*; 加治 大哉*; 金谷 淳平*; 工藤 祐生*; 森本 幸司*; 森田 浩介*; 村上 昌史*; 大関 和貴*; 酒井 隆太郎*; et al.
Physical Review C, 89(2), p.024618_1 - 024618_11, 2014/02
被引用回数:25 パーセンタイル:82.19(Physics, Nuclear)The nuclide Db was produced in the Cm(F,5)Db reaction at beam energies of 103.1 and 97.4 MeV. Decay properties of Db were investigated with a rotating wheel apparatus for and spontaneous fission (SF) spectrometry under low background conditions attained by a gas-jet transport system coupled to the RIKEN gas-filled recoil ion separator. Decay data for Db and its -decay daughter nuclide Lr was improved in statistical accuracy. Examples are the improved half-lives of 33.8 and 3.54 s for Db and Lr, respectively. The production cross sections for the Cm(F,5)Db reaction were determined to be 2.10.7 nb at 103.1 MeV and 0.23 nb at 97.4 MeV, whereas, those for the Cm(F,4)Db reaction were less than 0.064 nb (at 103.1 MeV) and 0.13 nb (at 97.4 MeV). The cross sections are compared with a statistical model calculation carried out by the JAEA group.
森田 浩介*; 森本 幸司*; 加治 大哉*; 羽場 宏光*; 大関 和貴*; 工藤 祐生*; 住田 貴之*; 若林 泰生*; 米田 晃*; 田中 謙伍*; et al.
Journal of the Physical Society of Japan, 81(10), p.103201_1 - 103201_4, 2012/10
被引用回数:167 パーセンタイル:97.31(Physics, Multidisciplinary)113番元素である113をBi標的にZnビームを照射する実験により合成した。観測したのは6連鎖の崩壊で、そのうち連鎖の5番目と6番目は既知であるDb及びLrの崩壊エネルギーと崩壊時間と非常によく一致した。この意味するところは、その連鎖を構成する核種が113, Rg (Z=111), Mt (Z=109), Bh (Z=107), Db (Z=105)及びLr (Z=103)であることを示している。本結果と2004年, 2007年に報告した結果と併せて、113番元素である113を曖昧さなく生成・同定したことを強く結論付ける結果となった。
羽場 宏光*; 加治 大哉*; 工藤 祐生*; 森本 幸司*; 森田 浩介*; 大関 和貴*; 酒井 隆太郎*; 住田 貴之*; 米田 晃*; 笠松 良崇*; et al.
Physical Review C, 85(2), p.024611_1 - 024611_11, 2012/02
被引用回数:53 パーセンタイル:91.21(Physics, Nuclear)気体充填型反跳分離装置(GARIS)によって前段分離された超重元素を化学分析装置へ導入するという、新たな実験システムの開発を行っている。本論文では、106番元素シーボーギウム(Sg)の化学実験対象核種Sgの2つのアイソマー状態すなわちSg及びSgの崩壊特性について報告する。実験では、理化学研究所線型加速器RILACを用いCm(Ne,5)反応にてSgを合成し、GARISにより質量分離した後に低バックグラウンド環境下へとガスジェット搬送し、そこで崩壊並びに自発核分裂イベントを測定した。各アイソマー状態における半減期と粒子エネルギーは、Sgがs及びMeV, Sgがs及びMeVであった。
森本 幸司*; 森田 浩介*; 加治 大哉*; 羽場 宏光*; 大関 和貴*; 工藤 祐生*; 佐藤 望; 住田 貴之*; 米田 晃*; 市川 隆敏*; et al.
no journal, ,
Bi(Zn,n)113反応による113番元素合成実験を、理化学研究所の気体充填型反跳分離装置GARISを用いて行った。その結果、113からの崩壊連鎖が2つ観測され、崩壊連鎖中の既知核BhとDbの性質が文献で報告されたものと一致していたことを、新たな原子核113及び崩壊娘核RgとMtの発見の根拠とした。しかしBhは既知核であるものの、崩壊特性は詳しく知られていなかったため、今回はCm(Na,5n)反応で直接Bhを合成し、その性質の調査を行った。本研究により、直接合成されたBhは113の崩壊連鎖中に観測されたBhと同様の性質を持つことが明らかになり、113の合成に成功したことをより強力に裏付けることができた。
住田 貴之*; 森本 幸司*; 加治 大哉*; 大関 和貴*; 鹿取 謙二*; 酒井 隆太郎*; 長谷部 裕雄*; 羽場 宏光*; 米田 晃*; 吉田 敦*; et al.
no journal, ,
核融合反応による超重元素合成実験では、目的とする核反応が起こるエネルギー領域が狭いため、入射粒子のエネルギー設定が重要な課題となっている。本研究では、Pb(Zn,)反応による112番元素Cn合成の励起関数を測定し、壊変特性の研究を行った。実験には、理化学研究所重イオン加速器施設RILACに設置された気体充填型反跳分離装置GARISを用いた。加速器で得られたエネルギー347.5, 351.5, 355.5MeVのZnビームを厚さ約630g/cmのPb標的に照射し、核反応生成物をGARISによってSi検出器システムへと導いた。Znビームエネルギー351.5MeVの条件で、Cn起因の崩壊連鎖Cn(1) Ds(2)Hs(3)Sg(4) Rf(SF:自発核分裂)が1事象観測されたが、他のエネルギーでは観測されなかった。Cnの粒子エネルギーはMeV、寿命は0.370msであった。われわれが2004年に行った研究の成果も含めると、このエネルギーでのCn生成断面積としてpbが得られた。
尾関 竜太郎*; 関野 広大*; 鈴木 剛*; 澤井 圭*; 武村 史朗*; 川端 邦明; 山城 秀之*
no journal, ,
本講演では、水中環境観測センサネットワークにより収集したデータを閲覧するためのシステムについて提案を行っている。設計指針についてのべ、実測データを用いた表示形式について具体的に議論した。
尾関 竜太郎*; 鈴木 剛*; 澤井 圭*; 武村 史朗*; 川端 邦明; 山城 秀之*; 小笠原 敬*
no journal, ,
本発表では、サンゴ生態系調査のための水中センサネットワークを構築する水中センサノードの開発について述べる。また、水中センサノードにより収集した水中環境データを閲覧するシステムの必要要件について検討し報告した。
鈴木 剛*; 尾関 竜太郎*; 澤井 圭*; 山城 秀之*; 武村 史朗*; 川端 邦明; 高橋 悟*; 相良 慎一*; 小笠原 敬*
no journal, ,
本報告では、センサネットワークによる海中観測として、蛍光と画像処理によるサンゴ面積を検出する手法についての報告である。