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安居院 あかね; 増田 亮*; 小林 康弘*; 加藤 忠*; 柄本 俊*; 鈴木 宏輔*; 櫻井 浩*
Journal of Magnetism and Magnetic Materials, 408, p.41 - 45, 2016/06
被引用回数:4 パーセンタイル:22.77(Materials Science, Multidisciplinary)本研究では磁気コンプトン散乱およびメスバーワー分光を用いてFe薄膜の磁化過程を詳細に調べた。磁気コンプトン散乱からスピン磁気モーメントと軌道磁気モーメントの磁化曲線を算出した。メスバーワースペクトルからは磁化と外部磁場のなす角の印加磁場依存性を調べた。これにより磁化曲線の振る舞いは磁化と外部磁場のなす角の変化と大きなかかわりがあることが分かった。
加藤 章一; 桜井 方*; 吉田 英一
JNC TN9400 2003-107, 127 Pages, 2004/02
酸化物分散強化型フェライト鋼(ODS鋼)は、高温強度特性及び耐照射スエリング特性の両者に優れていることから、実用化戦略調査研究における実用化炉の長寿命燃料被覆管材料として期待されている。本研究では、国産ODS鋼の機械的強度特性に及ぼすナトリウム環境の影響を確認することを目的に、最長1万時間のナトリウム浸漬後の引張試験及びナトリウム浸漬中の内圧クリープ試験を実施した。ナトリウム浸漬はオーステナイト系ステンレス鋼で構成されるナトリウムループを用いて実施した。ナトリウム条件は、温度650と700度C、流速110 sup-4 m/s未満、及びナトリウム中溶存酸素濃度2ppm以下である。また、高流速下でナトリウムを介したステンレス鋼からのニッケル溶出に伴うODS鋼表面へのニッケル拡散を模擬したニッケル拡散模擬材を用いて、引張試験とアルゴンガス中内圧クリープ試験を実施した。 本試験において得られた結果を要約すると、以下のとおりである。(1)極低流速のナトリウム条件下では、700度Cの高温域まで良好な耐ナトリウム環境性を示し、引張強度及び引張破断延性に及ぼすナトリウムの影響は無視できるものと考えられる。また、極低流速ナトリウム中の内圧クリープ強度及びクリープ破断延性はアルゴンガス中と同等であり、クリープ特性に対するナトリウム環境の影響は認められなかった。(2)ニッケル拡散模擬材の引張強度は、熱時効材と同等であり、ODS鋼表層部のニッケル拡散に起因する明瞭な強度低下は生じないことを確認した。また、クリープ強度に対するニッケル拡散の影響については、現在、調査試験を継続中である。(3)ニッケル濃度分布の分析結果から、ODS鋼のニッケル拡散係数を試算した。その700度C以下では一般的なフェライト鋼よりも大きな値を示すことが分かった。
加藤 章一; 吉田 英一; 桜井 方*; 矢口 勝己*
JNC TN9450 2003-001, 192 Pages, 2003/03
新技術開発試験グループでは、高速炉の燃料被覆管材料について、内圧クリープ試験を長期にわたり実施してきた。本データ集は、試験データの拡充が図れたために取りまとめたものである。1万時間を越える長時間クリープ試験データやNa環境下でのクリープ試験データを有するものであり、今後の高速炉燃料被覆管材料の開発に役立つものである。 報告内容は、以下のとおりである。(1)材料及びデーア点数 : 15Cr-20Ni鋼(2ヒート) 72点 PNC1520鋼(1ヒート) 6点 14Cr-25Ni鋼(8ヒート) 56点 高Ni鋼(1ヒート) 15点 (2)試験雰囲気 : Air中、Ar中、Na中 (3)試験温度 : 600度C750度C
吉田 英一; 桜井 方*; 柴原 格
JNC TN9400 2003-050, 77 Pages, 2003/03
「もんじゅ」長寿命制御棒開発における概念候補のナトリウムボンド・ダブルポーラスプラグ型制御要素では、ポーラスプラグのナトリウム透過性および保持差圧特性が、ボンド役割を成すナトリウムの充填性や制御要素内ガスプレナム長さを決定する重要な因子となる。本研究では、高温ナトリウム中におけるポーラスプラグの基礎的な特性を実験的に明らかにするとともに、これらの特性評価式の策定を行い、その記述性を検討した。実験は、公称気孔径70m
400
mのSUS316製ポーラスプラグを用い、実機の制御要素ピンで使用される温度190
650
において、制御棒装荷時のナトリウム透過圧および定常運転時のHeガスの保持差圧(ガスバブリング後の平衡圧)を測定し、評価の上で必要となる基礎データを取得した。
吉田 正*; 岡嶋 成晃; 桜井 健; 中島 健; 山根 剛; 片倉 純一; 田原 義壽*; 瑞慶覧 篤*; 親松 和浩*; 大澤 孝明*; et al.
Journal of Nuclear Science and Technology, 39(Suppl.2), p.136 - 139, 2002/08
核データファイルJENDL-3.3の評価に寄与するために、U,
U,
Puの遅発中性子データの評価を行い、推奨値を求めた。遅発中性子収率に関しては、臨界実験装置FCAとTCA(原研),MASURCA(フランスCEA)における、最近の
の積分実験の結果を用いてJENDL-3.2の遅発中性子収率を調整した。その結果、高速炉や熱中性子炉の炉物理計算において重要なエネルギー領域で、収率の調整結果を誤差
5%以内で得ることができた。特に、
Uに関しては、調整によりJENDL-3.2の値と比べて約3%小さな収率を得た。遅発中性子の6群崩壊定数等の評価も行った。これは、核データ評価の国際ワーキングパーティー(WPEC)の遅発中性子データ評価サブグループの活動においてSpriggsが収集した遅発中性子の放出率の実験データを、最小二乗法により処理することにより行った。さらに、臨界実験装置VHTRC,TCAとTRACY(原研),VIPEX(ベルギーSCK/CEN)におけるペリオド測定やロッドドロップ測定の結果を用いて、得られた6群定数の検証を行った。その結果、新たな6群定数を用いると、JENDL-3.2の定数を用いた場合に比べて反応度価値が約3%増加し、反応度効果のC/E値を改善する傾向にあることがわかった。