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田村 文彦; 大森 千広*; 吉井 正人*; 冨澤 正人*; 外山 毅*; 杉山 泰之*; 長谷川 豪志*; 小林 愛音*; 沖田 英史
Proceedings of 19th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット), p.175 - 178, 2023/01
J-PARC主リングシンクロトロン(MR)は大強度陽子ビームをニュートリノ実験に供給している。高いピーク電流を持つ8つのビーム集団(バンチ)が速い取り出しによってMRから取り出され、したがってニュートリノビームも同様の時間構造を持つ。将来の実験では中間水チェレンコフ検出器(IWCD)が導入される予定であり、IWCDはピーク電流が低い時間構造を要求するため、MRの取り出し直前に、高周波によりバンチの分布を平坦化させるピーク電流低減手法を検討中である。ビームパワーの低下を抑えるためバンチ操作はできるだけ短期間で行わねばならず、また取り出しキッカー電磁石の立ち上がり期間のビーム損失を防ぐために、磁場が立ち上がる最終バンチと先頭バンチの間隔を保つ必要がある。これらの要求を満たすために、加速ハーモニック近傍のマルチハーモニックRF電圧を用いた非断熱的なバンチ操作が提案されている。この過程においてはMR全周の縦方向インピーダンスの影響が考えられるため、シミュレーションを行い、大強度ビームのバンチ操作の成立可能性についての議論を行う。
Wei, G.; 小関 忠*; 冨澤 正人*; 五十嵐 進*; 石井 恒次*; 安東 愛之輔; 高野 淳平*; 魚田 雅彦*; Fan, K.*; 畠山 衆一郎; et al.
Proceedings of 1st International Particle Accelerator Conference (IPAC '10) (Internet), p.3918 - 3920, 2010/05
The beam commissioning of J-PARC/MR has been started from May 2008 and is in good progress. One key purpose of MR commissioning is the 30 GeV beam fast extraction to neutrino beam line, which reflect the overall commissioning result. In the MR, fast extraction system comprises 5 kickers and 8 septa which give a bipolar kick to neutrino beam line or abort dump. However before commissioning, the measured magnetic field distribution of each fast extraction septa shows non-linear profile along the horizontal direction. In order to find the influence, a beam simulation with the measured field distributions of septa has been performed. Depends on this study and some OPI (Operation Interface) made by code SAD for orbit modification online, fast extraction of 30 GeV beam to neutrino beam line has been achieved on April 23rd 2009. And so far, 100 kW continual operation to neutrino line have been achieved, too.
Wei, G.; 小関 忠*; 五十嵐 進*; 冨澤 正人*; 高野 淳平*; 石井 恒次*; 白形 政司*; Fan, K.*; 畠山 衆一郎; 魚田 雅彦*; et al.
Proceedings of 1st International Particle Accelerator Conference (IPAC '10) (Internet), p.3915 - 3917, 2010/05
The beam commissioning of J-PARC (Japan Proton Accelerator Research Complex) MR (Main Ring) was started from May 2008 and is in progress. As usual, injection tuning is in the first stage and strongly related to other tuning items. Starting with design schemes, making adjustment due to leakage field influence from injection septum, doing envelope matching considering dilution of beam profile in Main Ring are reported in this papers.
加藤 崇*; 富澤 一成*; 高橋 幸美*; 栗山 一男*; 竹下 英文; 山本 春也; 楢本 洋
Report of Research Center of Ion Beam Technology, Hosei University, Supplement, (12), p.125 - 128, 1994/03
1.0MeVCイオンを注入したGaAsの電気的性質を調べたものである。注入直後から400
Cまでの熱処理では、電子のホッピング伝導が観測され、600
C以上の熱処理になってはじめて電子捕獲中心が活性化されることを見い出した。この活性化率は、600
Cの処理で1%、800
Cの処理で10%に達した。本論文は、これらの成果を総合的に論じたものである。
富澤 佑貴*; 池永 裕*; 増淵 隆*; 佐藤 勝也; 鳴海 一成
no journal, ,
現在、群馬県では、群馬県立産業技術センターが中心となり、特色ある地酒作りを目指して、県独自の清酒酵母の育種に取り組んでいる。薬剤を用いた変異誘発処理により吟醸香成分の一つであるカプロン酸エチル生成能が高い変異株を取得しており、県独自の清酒酵母「群馬KAZE酵母」として実用化されている。さらに最近の消費者の嗜好に合った新しい清酒酵母を得ようと、日本原子力研究開発機構イオンビーム変異誘発研究グループの協力を得て、イオンビームを用いた変異誘発処理により、カプロン酸エチル生成能が高い変異株を取得しており、新たな清酒酵母としての利用が期待されている。しかし、取得した変異酵母はアルコール発酵能が低下し、より慎重な醸造管理を必要とする。また、清酒酵母の吟醸香生成能やアルコール発酵能の評価には醸造を必要とするため、優秀な清酒酵母変異株を効率よく選抜するには、清酒醸造能を保持していることを醸造前に確認する必要がある。さらに、清酒の香味成分は清酒酵母の持つ複数の遺伝子により決定される量的形質であり、酵母遺伝子発現を網羅的に解析する必要がある。そこで、DNAマイクロアレイを用いたイオンビーム変異株の全遺伝子発現解析を実施し、アルコール発酵能維持に必要な遺伝子を特定することを試みた。
富澤 佑貴*; 林 秀謙*; 増淵 隆*; 上山 修*; 佐藤 勝也; 鳴海 一成; 池永 裕*
no journal, ,
化学薬剤及びイオンビームを用いた変異誘発処理後セルレニン耐性スクリーニングにより、カプロン酸エチル生成能が高い変異株を取得している。しかし、取得した変異酵母はアルコール発酵能が弱い傾向にあり、発酵管理に注意を要する。清酒醸造は酵母の持つ複数の遺伝子により決定される形質であり、原因解明には酵母全遺伝子発現を網羅的に解析する必要がある。そこで、DNAマイクロアレイを用いたイオンビーム変異株の発現解析を実施し、アルコール発酵能維持に必要な遺伝子を特定することを試みた。イオンビーム変異株では全遺伝子中約15%が2倍以上の遺伝子発現量変化を示した。一方、薬剤変異株では全遺伝子中約3%が2倍以上の変化を示した。変異株で変化の大きかった興味深い遺伝子として、解糖系遺伝子転写アクチベーター,電子伝達系複合体,熱ショックタンパク質,細胞壁タンパク質をコードする遺伝子等が挙げられた。
池永 裕*; 富澤 佑貴*; 彦久保 和也*; 林 秀謙*; 増淵 隆*; 上山 修*; 佐藤 勝也; 鳴海 一成*
no journal, ,
清酒酵母にはガラクトースを代謝できない酵母のあることが知られており、その原因としてきょうかい7号のゲノム解析結果から、転写制御因子に存在する変異が原因ではないかと推定されている。我々は、清酒酵母きょうかい901号を親株に取得した変異株群馬KAZE酵母の3つの代謝制御遺伝子(転写因子、リプレサー
,調節因子
)の配列解析を行ったところ、
遺伝子のみが変異し、活性型である実験室酵母の
遺伝子配列に戻っていることが確認された。この変異により群馬KAZE酵母は、ガラクトース代謝能を回復していた。本変異は発現形質と直接関連しており清酒酵母の分類・判別同定に資すると考えられる。