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イオンビーム育種清酒酵母の発現解析

Gene expression analysis of sake brewing yeasts bred using ion beams

富澤 佑貴*; 池永 裕*; 増淵 隆*; 佐藤 勝也; 鳴海 一成

Tomizawa, Yuki*; Ikenaga, Hiroshi*; Masubuchi, Takashi*; Sato, Katsuya; Narumi, Issei

現在、群馬県では、群馬県立産業技術センターが中心となり、特色ある地酒作りを目指して、県独自の清酒酵母の育種に取り組んでいる。薬剤を用いた変異誘発処理により吟醸香成分の一つであるカプロン酸エチル生成能が高い変異株を取得しており、県独自の清酒酵母「群馬KAZE酵母」として実用化されている。さらに最近の消費者の嗜好に合った新しい清酒酵母を得ようと、日本原子力研究開発機構イオンビーム変異誘発研究グループの協力を得て、イオンビームを用いた変異誘発処理により、カプロン酸エチル生成能が高い変異株を取得しており、新たな清酒酵母としての利用が期待されている。しかし、取得した変異酵母はアルコール発酵能が低下し、より慎重な醸造管理を必要とする。また、清酒酵母の吟醸香生成能やアルコール発酵能の評価には醸造を必要とするため、優秀な清酒酵母変異株を効率よく選抜するには、清酒醸造能を保持していることを醸造前に確認する必要がある。さらに、清酒の香味成分は清酒酵母の持つ複数の遺伝子により決定される量的形質であり、酵母遺伝子発現を網羅的に解析する必要がある。そこで、DNAマイクロアレイを用いたイオンビーム変異株の全遺伝子発現解析を実施し、アルコール発酵能維持に必要な遺伝子を特定することを試みた。

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