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論文

Summary of temporal changes in air dose rates and radionuclide deposition densities in the 80 km zone over five years after the Fukushima Nuclear Power Plant accident

斎藤 公明; 三上 智; 安藤 真樹; 松田 規宏; 木名瀬 栄; 津田 修一; 吉田 忠義; 佐藤 哲朗*; 関 暁之; 山本 英明*; et al.

Journal of Environmental Radioactivity, 210, p.105878_1 - 105878_12, 2019/12

 被引用回数:33 パーセンタイル:80.62(Environmental Sciences)

We summarized temporal changes in air dose rates and radionuclide deposition densities over five years in the 80 km zone based on large-scale environmental monitoring data obtained continuously after the Fukushima Nuclear Power Plant (NPP) accident. The air dose rates in environments associated with human lives decreased at a considerably faster rate than expected for radioactive decay. The average air dose rate originating from the radiocesium deposited in the 80 km zone was lower than that predicted from radioactive decay by a factor of 2-3 at five years after the accident. The causes of this rapid reduction were discussed quantitatively considering the characteristics of radiocesium migration in the environment.

論文

Temporal change in radiological environments on land after the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident

斎藤 公明; 三上 智; 安藤 真樹; 松田 規宏; 木名瀬 栄; 津田 修一; 佐藤 哲朗*; 関 暁之; 眞田 幸尚; Wainwright-Murakami, Haruko*; et al.

Journal of Radiation Protection and Research, 44(4), p.128 - 148, 2019/12

Massive environmental monitoring has been conducted continuously after the Fukushima accident with different monitoring methods having different features together with migration studies of radiocesium in diverse environments. At three months after the accident, multiple radionuclides were detected at many places; while it was confirmed that radiocesium was most important from the viewpoint of long-term exposures. The air dose rates in environments related to human living have decreased faster than expected from radioactive decay by a factor of 2-3 on average. An empirical model for predicting air dose rate distribution was developed based on statistical analysis of massive car-borne survey data. Some trials were performed to integrate different types of contamination maps to obtain an integrated map of better quantity. Annual external exposure doses for residents who would return to their home were estimated to less than a few mSv as a whole. The environmental data and knowledge have been provided for diverse-spectrum of people in different ways.

論文

福島周辺における空間線量率の測定と評価,5; 福島周辺における空間線量率分布の特徴

三上 智; 松田 規宏; 安藤 真樹; 木名瀬 栄; 北野 光昭; 川瀬 啓一; 松元 愼一郎; 山本 英明; 斎藤 公明

Radioisotopes, 64(9), p.589 - 607, 2015/09

福島周辺における空間線量率や放射性核種沈着量の地域的分布及び経時変化の特徴について、様々な手法による大規模環境調査の解析結果に基づいて紹介する。また、除染モデル実証事業後の継続的な環境測定結果を基に、除染効果の継続性に関する議論を行う。さらに、土地利用状況ごとの環境半減期の解析結果、及びこれをベースにした空間線量率の将来予測の例について紹介する。

論文

FDG-PET検査における体外計測から臓器線量への換算係数の評価

津田 啓介; 木名瀬 栄; 福士 政広*; 斎藤 公明

保健物理, 42(4), p.349 - 352, 2007/12

FDG-PET検査は、クリニカルPETとして注目されている。FDGを用いたクリニカルPETの被検者数は、今後大きく増加することが予測されるため、被検者に対するFDG-PET線量評価は、ますます重要になる。これまで、臓器線量を評価する場合、ICRPの線量評価法に基づき、FDG投与量に線量換算係数を乗じて算出することにより行われてきた。しかし、ICRPの線量評価法は、平均的な欧米人の体格をもとに線量換算係数が整備されているため、日本人の体格に適した線量評価法になるとは必ずしもいえない。そこで本研究では、FDG-PET検査における高精度臓器線量評価法の開発に着手し、その第一段階の研究として、日本人成人ボクセルファントムを用いて、臓器表面での吸収線量から線源臓器の自己吸収線量を評価する換算係数をモンテカルロ計算により取得した。本研究の結果、FDG-PET検査における、信頼性の高い脳の線量評価法を新たに提案し、評価に必要な線量換算係数をモンテカルロシミュレーションにより求めた。本研究により、被検者の脳表面での吸収線量から、容易に当人の脳の吸収線量を推定することが可能となった。

論文

Evaluation of the patient internal organ doses in positron emission tomography using EGS4

津田 啓介; 木名瀬 栄; 福士 政広*; 斎藤 公明

KEK Proceedings 2006-4, p.88 - 93, 2006/11

本研究では$$^{18}$$F-FDGを用いたPET検査に着目し、実測及びモンテカルロシミュレーションを用いた信頼性の高い臓器線量評価法の開発に着手した。まず、PET検査の主流である脳PET検査に着目し、蛍光ガラス線量計(Photo luminescence dosimetry: PLD)により$$^{18}$$F-FDGを用いたPET検査における脳表面の吸収線量(頭部眉間位置)を実測評価した。次に、シミュレーション計算により、頭部眉間位置PLDの吸収線量と脳内放射能の関係を調べるとともに、脳の吸収線量と脳内放射能の関係を調べた。その結果、頭部眉間位置に配置したPLDの吸収線量は、$$^{18}$$F-FDG静脈投与後、時間経過に伴い増加することが確認できた。また、$$^{18}$$F-FDGの体内動態を考慮すると、シミュレーション計算によるPLDの吸収線量は、実測値と一致することがわかった。これにより、本手法によるPLD吸収線量の計算評価が妥当であることを確認した。本研究により、陽電子線を考慮した脳の吸収線量をPLDの読み値から簡易的に推定する回帰式を作成し、信頼性の高い線量評価法を考案した。

論文

「ファントムの開発及び利用に関する専門研究会」に関する報告,1

斎藤 公明; 木名瀬 栄; 藤崎 達也*; 平岡 武*; 齋藤 秀敏*; 津田 修一; 佐藤 薫; 高島 房生*

保健物理, 41(3), p.158 - 168, 2006/09

日本保健物理学会の「ファントムの開発及び利用に関する専門研究会」は、平成16年度と17年度の2年間活動を実施した。ファントムは放射線防護,医療,放射線影響解析等の分野で不可欠なツールとして用いられてきたが、最近の医療画像技術や計算科学技術の発展に支えられて、さまざまなファントムが開発され、その利用は急速に拡大しつつある。本専門研究会では、物理ファントムと数学ファントムの両方を対象として、最新の情報を収集・整理するとともに、ファントムはどうあるべきか,今後どのように使用して行くべきか等の議論を行う場を提供することを目的に活動を行った。本稿では、この活動の中で得られた情報と議論をまとめて2回のシリーズで紹介する。第1回は、光子及び中性子を対象とした組織等価材,ボクセルファントム,内部被ばく線量評価に関する話題を取り上げている。

口頭

ボクセルファントムを用いた$$^{18}$$F-FDG PET検査における脳の吸収線量評価法の開発

津田 啓介; 木名瀬 栄; 福士 政広*; 斎藤 公明

no journal, , 

近年、がんの診断において$$^{18}$$F-FDG PET検査が注目されている。クリニカルPETとして日常の臨床に広く利用されつつあることから、個人ごとの精度の高い被ばく線量評価がますます重要になると考えられる。こうした状況を踏まえ、本研究ではFDG PET検査における脳PET検査に着目し、実測及びモンテカルロシミュレーションを用いた信頼性の高い脳の線量評価法の開発に着手した。実測の結果、頭部眉間位置に配置した蛍光ガラス線量計(PLD)の吸収線量は、FDG静脈投与後、時間経過に伴い増加することが確認できた。また、FDGの体内動態を考慮すると、シミュレーション計算によるPLD吸収線量は、実測値と一致することがわかった。これにより、本手法によるPLD吸収線量の計算評価が妥当であることを確認した。さらに、ボクセルファントムを用いたシミュレーション計算によりPLDの読み値と脳の吸収線量を関係付ける回帰式を作成した。本研究により、陽電子線を考慮した脳の吸収線量をPLDの読み値から簡易的に推定する信頼性の高い脳の線量評価法を考案した。

口頭

Evaluation of radiation shielding ability of lead glass

津田 啓介; 福士 政広*; 明上山 温*; 北村 秀秋*; 井上 一雅*; 中谷 儀一郎*; 木村 純一*; 澤口 政人*; 木名瀬 栄; 斎藤 公明

no journal, , 

近年、核医学診断では、陽電子放射断層撮影(PET)検査が広く利用され、クリニカルPETとして普及している。ポジトロン放出核種の実効線量定数は、核医学診断で広く使用されている核種$$^{99m}$$Tcの約8倍であるため、今後のポジトロン核種を用いる検査の発展には、十分な防護がなされなければならない。このため、PET施設における放射線防護,安全確保が課題であり、PET施設の放射線遮へい材として含鉛ガラスに注目が集まっている。われわれは、英国ピルキントン社製の2種類の含鉛ガラスの放射線遮へい能評価の依頼を受け、本研究において、含鉛ガラスの$$^{18}$$F(511keV)に対する放射線遮へい能評価を、実測及びモンテカルロシミュレーション計算評価にて行った。本研究の結果、実測値とモンテカルロシミュレーション値との実効線量透過率を算出し、今回評価した含鉛ガラスには十分な防護効果があることを確認した。さらに、$$^{137}$$Cs(662keV), $$^{60}$$Co(1.17, 1.33MeV)に対する遮へい能評価を行い、同様の防護効果があることを確認した。

口頭

Crystallization and a preliminary neutron diffraction experiment of an antifreeze protein from Notched-fin eelpout, Zoarces elongates Kner

大原 高志; 安達 基泰; 玉田 太郎; 黒木 良太; 近藤 英昌*; 西宮 佳志*; 津田 栄*

no journal, , 

不凍タンパク質(AFP)はおもに極地に生息する魚類の体内に含まれるタンパク質で、氷の表面に結合することで氷結晶の成長を抑制し、体液の凝固点を下げる働きを持つ。北海道沿岸に生息するナガガジの体内では多数の3型AFP(nfeAFP)のアイソフォームが発現しており、これらはSP-及びQAE- sephadex結合グループに分類される。どちらのアイソフォームも氷表面に結合する機能は有するが、氷結晶の成長を抑制し、体液の凝固点を下げる機能は両者で大きく異なる。そこで、われわれは両者におけるタンパク質分子周辺の水和水ネットワークを解明し、その違いを明らかにすることでAFPの活性のメカニズムを解明することを目的として、nfeAFPの中性子構造解析に取り組んでいる。本発表では、SP型のnfeAFPであるnfeAFP6の大型結晶作製と単結晶中性子回折実験について報告する。

口頭

ナガガジ由来不凍タンパク質の結晶化と単結晶中性子回折測定

大原 高志; 安達 基泰; 玉田 太郎; 黒木 良太; 近藤 英昌*; 西宮 佳志*; 津田 栄*

no journal, , 

不凍タンパク質(AFP)はおもに極地に生息する魚類の体内に含まれるタンパク質で、氷の表面に結合することで氷結晶の成長を抑制し、体液の凝固点を下げる働きを持つ。北海道沿岸に生息するナガガジの体内では多数の3型AFP(nfeAFP)のアイソフォームが発現しており、これらはSP-及びQAE- sephadex結合グループに分類される。どちらのアイソフォームも氷表面に結合する機能は有するが、氷結晶の成長を抑制し、体液の凝固点を下げる機能は両者で大きく異なる。そこで、われわれは両者におけるタンパク質分子周辺の水和水ネットワークを解明し、その違いを明らかにすることでAFPの活性のメカニズムを解明することを目的として、nfeAFPの中性子構造解析に取り組んでいる。本発表では、SP型のnfeAFPであるnfeAFP6の大型結晶作製と単結晶中性子回折実験について報告する。

口頭

変異導入とX線結晶構造解析によるナガガジ由来不凍タンパク質の抗凍結機構の解析

大原 高志; 安達 基泰; 清水 瑠美; 玉田 太郎; 黒木 良太; 西宮 佳志*; 近藤 英昌*; 津田 栄*

no journal, , 

不凍タンパク質(AFP)は生体内で氷の表面に結合することで氷結晶の成長を抑制し、体液の凝固点を下げる働きを持つタンパク質である。北海道沿岸に生息するナガガジの体内では多数の3型AFP(nfeAFP)のアイソフォームが発現しており、これらはSP型及びQAE型に分類される。どちらも氷表面に結合する機能は有するが、氷結晶の成長を抑制する能力はQAE型の方がはるかに高い。そこでわれわれは、SP型であるnfeAFP6とQAE型であるnfeAFP8に注目し、両者の間でアミノ酸配列が異なる部分についてnfeAFP6とnfeAFP8のキメラ体4種類と、nfeAFP6の配列をnfeAFP8のものに置換したnfeAFP6変異体8種類を調製して、これら変異体の存在下での氷単結晶の成長過程を顕微鏡観察することで氷結晶成長抑制作用を調べた。その結果、nfeAFP6のAla19一か所のみをValに置換したnfeAFP6 A19V変異体がQAE型と同様の氷結晶成長抑制作用を持つことを見いだした。さらにnfeAFP6 WT及びA19V変異体の両者について単結晶X線構造解析に成功した。本発表では、nfeAFP6 WTとnfeAFP6 A19Vの構造の違いについても併せて報告する。

口頭

変異導入と結晶構造解析によるナガガジ由来不凍タンパク質の抗凍結機構の解析

大原 高志; 安達 基泰; 清水 瑠美; 栗原 和男; 玉田 太郎; 黒木 良太; 西宮 佳志*; 近藤 英昌*; 津田 栄*

no journal, , 

不凍タンパク質(AFP)は生体内で氷の表面に結合することで氷結晶の成長を抑制し、体液の凝固点を下げる働きを持つタンパク質である。北海道沿岸に生息するナガガジの体内では多数の3型AFP(nfeAFP)のアイソフォームが発現しており、これらはSP型及びQAE型に分類される。どちらも氷表面に結合する機能は有するが、氷結晶の成長を抑制する能力はQAE型の方がはるかに高い。そこでわれわれは、SP型であるnfeAFP6とQAE型であるnfeAFP8に注目し、両者の間でアミノ酸配列が異なる部分についてnfeAFP6とnfeAFP8のキメラ体4種類と、nfeAFP6の配列をnfeAFP8のものに置換したnfeAFP6変異体8種類を調製し、nfeAFP6のAla19一箇所のみをValに置換したnfeAFP6 A19V変異体がQAE型と同様の氷結晶成長抑制作用を持つことを見いだした。さらにnfeAFP6 WT及びA19V変異体の両者について単結晶X線構造解析を行い、両者の水和構造の違いを明らかにするとともに、nfeAFP6 WTの中性子構造解析からこの部分の水和水が水分子同士で水素結合ネットワークを形成していることを見いだした。このネットワークがnfeAFP6 WTと氷結晶との相互作用を阻害していると考えられる。

口頭

FACE-N project; Free-Air CO$$_{2}$$ Enrichment study for paddy rice with a focus on its effect on nitrogen cycle

林 健太郎*; 長谷川 利拡*; 常田 岳志*; 小野 圭介*; 松田 和秀*; 豊田 栄*; 矢野 翠*; 須藤 重人*; 和穎 朗太*; 松島 未和*; et al.

no journal, , 

水田における開放系大気CO$$_{2}$$増加(FACE)に関する研究が農業環境技術研究所によって2010年4月に開始された。早期のFACE研究では、CO$$_{2}$$と気温の増加による植物生長,作物収量及び炭素循環への影響を調べるために計画された。これらの目的に加えて、制御環境下での窒素循環の変化を調べるためのFACE研究(FACE-N)が、つくばみらいFACEにおいて3年間実施される。FACE-Nプロジェクトは以下の3つのテーマで構成されている。(1)大気-水田間窒素交換過程、及び(2)土壌-作物システムにおける窒素移行過程の解明するとともに、(3)プロセスベースの精緻な鉛直1次元窒素循環モデルとリモートセンシング及びGIS技術を利用した窒素循環の広域評価モデルを開発する。

口頭

ナガガジ由来変異型不凍タンパク質の構造安定性と氷成長抑制活性の相関

清水 瑠美; 松本 富美子; 新井 栄揮; 大原 高志; 安達 基泰; 玉田 太郎; 黒木 良太; 西宮 佳志*; 近藤 英昌*; 津田 栄*

no journal, , 

不凍タンパク質(AFP)は、氷の表面に結合することで氷結晶の成長を抑制し、体液の凝固点を下げる働きを持つタンパク質である。AFPは、非常にユニークな機能を持つことから、食品,医療などさまざまな分野での産業利用が期待されている。北海道沿岸に生息するナガガジの体内では多数のアイソフォームが発現しており、これらはSP型及びQAE型に分類される。われわれは、活性が低いSP型のnfeAFP6と活性が高いQAE型のnfeAFP8の間で、アミノ酸配列が異なる部分に着目し、キメラ体4種類と部位特異的変異体14種類を大腸菌発現系により調製して、氷結晶成長抑制活性を比較した。その結果、nfeAFP6の分子表面に存在するAla19一か所のみをValに置換したnfeAFP6 A19V変異体がQAE型と同様の高い氷結晶成長抑制作用を持つことを見いだした。さらに氷結晶の成長抑制活性と分子構造の安定性の相関を検討するために、各変異体の構造安定性を円偏光二色性の温度依存性から比較した。その結果、nfeAFP6 A19V変異体の構造安定性は、野生型よりも低く、その他の変異体に関して活性の強さと構造安定性に相関は見られなかった。よって、変異型AFPの不凍活性変化は、その安定性の変化に由来するのではなく、変異部位の導入によって、水和構造を変化させたからであると考えられる。

口頭

Crystal structures of the wild type and A20V-mutant for the anti freeze protein AFP6 derived from Japanese fish Zoarces elongatus Kner

安達 基泰; 大原 高志; 西宮 佳志*; 近藤 英昌*; 清水 瑠美; 玉田 太郎; 津田 栄*; 黒木 良太

no journal, , 

抗凍結タンパク質は、氷の成長を阻害することから、科学あるいは工学的な応用の観点で着目されている。これまでの研究において、変異型nfeAFP6のほとんどが、野生型nfeAFP6とよく似た活性を示す一方で、A20V型nfeAFP6は、強い抗凍結活性を示すことを確認している。本研究では、その変異領域周辺の水和構造を調べるために、野生型とA20V型nfeAFP6のX線結晶構造を1.2および1.8${AA}$分解能で決定した。その結果、A20V型nfeAFP6の側鎖のVal20はGln9と面し、Gln9およびThr18とファンデルワールス接触していることが示された。さらに、変異部位であるVal20周辺の水和水は野生型と異なっていることが明らかとなった。これらの結果は、水和構造が抗凍結タンパク質の氷への結合と抗凍結活性に及ぼす複雑な寄与を明らかにするかもしれない。

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