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矢戸 弓雄
Journal of Nuclear Science and Technology, 33(10), p.758 - 766, 1996/00
被引用回数:6 パーセンタイル:50.15(Nuclear Science & Technology)分子法の捕集装置内で問題となるUF6とUF5の間の同位体交換の評価精度を上げるため、同位体の物質収支を満たし、UF6密度、粒子径の効果を含めた新しい反応速度式を衝突論に基づいて導出した。本速度式に基づき、同位体交換実験データから交換反応パラメータを求め従来結果と比較し、従来の速度式の限界等を明確にした。UF6密度、粒径の効果が含まれていること、物質収支が常に満たされるなどの特徴を利用して、高密度-低密度、サブミクロン粒子-ミクロン粒子による交換反応挙動を評価した結果、分子法の捕集法に近いと考えられる条件下では、固体UF5の濃縮度変化は殆ど無視できると考えられる事が示された。なお、解析等に使用したデータ、条件は全て公開されたものに限っている。
矢戸 弓雄; 船坂 英之
Journal of Nuclear Science and Technology, 29(3), p.296 - 299, 1992/00
被引用回数:9 パーセンタイル:77.78(Nuclear Science & Technology)(1)UF5とUF6の間のウラン同位体交換反応速度式について解析解を導出し、数値解析結果と比較することによって、その適用限界を調べた。解析的手法を用いれば、試験結果から交換反応速度パラメータを比較的簡単に求めることが可能であり、サンプリングの影響が無視できない場合でも、反応速度定数k及び固体UF5の表面分子数Mの決定には十分有効であることが分かった。(2)交換反応実験の結果から得られた交換反応速度パラメータはGrigor'evらの結果とよく一致し、固体UF5表面分子とUF6ガスとの交換反応はかなり速い反応であることが確かめられた。しかし、深層UF5の交換反応速度はGrigor'evらの得た結果と大きく異なり、極めて遅い反応であることが分かった。
矢戸 弓雄
Journal of Nuclear Science and Technology, 29(8), p.768 - 778, 1992/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)(1)液体及び固体状態のHCl及びDClの赤外吸収スペクトルの測定を行い、同位体分子の重心位置の違いに伴う回転運動の違いを調べた。(2)得られたスペクトルをGordon方法によってモーメント解析した結果、凝縮相における塩化水素分子の回転運動は周囲の分子によって強く束縛されていること、また重心位置で測定すると、DClに作用する平均自乗トルクはHClに作用するトルクよりも約10%小さいことが分かった。(3)相平衡における同位体効果の解析を併せ行うことによって、同位体分子に作用する平均自乗偶力の違いは回転-並進相互作用によるものであることを示した。(4)また、対応状態側から分子の回転運動に伴う平均振幅についての議論を行った。