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大場 洋次郎; 諸岡 聡; 大石 一城*; 鈴木 淳市*; 土山 聡宏*; Gilbert, E. P.*
Proceedings of 5th International Symposium on Steel Science (ISSS 2017), p.151 - 154, 2017/00
中性子散乱は鉄鋼中のミクロ組織の定量評価に適した実験手法であり、鉄鋼研究分野での活用が進んできている。特に、中性子回折法は鉄鋼母相の格子ひずみや結晶集合組織等の解析に利用され、中性子小角散乱法は析出物や介在物等の第二相の解析に利用されている。鉄鋼の力学特性には母相と第二相の両方が密接に関わっていることから、鉄鋼のミクロ組織と特性の関係を明らかにするためには、回折と小角散乱の両方を測定し、両者から得られる情報を合わせて総合的に考える必要がある。近年、J-PARC等の新しいパルス中性子源が稼働し、ブラッグエッジ解析やエネルギー分析型中性子小角散乱法等の新しい中性子散乱測定手法が利用可能になったことで、実験のフレキシビリティが向上し、回折と小角散乱を同時に測定しやすい環境が整ってきた。そこで、これらを活用した回折と小角散乱の同時測定について、鉄鋼材料への適用例を基に議論する。
山口 正剛
no journal, ,
NiCr鋼のSb, Sn, P粒界偏析による粒界脆化が、1970年代にKamedaとMcMahonにより破壊力学試験を用いて詳細に調べられている。彼らは破壊の原因を粒界の凝集力低下すなわちDecohesionにあると推定したが、その当時はDecohesionが生じるかどうかは分かっていなかった。そこで第一原理計算によりDecohesionを計算し、そのデータを用いて破壊試験データの解析をするとよく整理できることが分かり、粒界破壊の局所破壊応力や破壊靭性値が凝集力低下によってよくコントロールされていることが示唆された。