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神戸 振作; Walstedt, R. E.; 酒井 宏典; 徳永 陽; 松田 達磨; 芳賀 芳範; 大貫 惇睦
Physical Review B, 72(18), p.184437_1 - 184437_8, 2005/11
被引用回数:5 パーセンタイル:25.36(Materials Science, Multidisciplinary)スピン-格子緩和時間の温度依存をUGa
の常磁性及び反強磁性状態で測定した。反強磁性転移温度に加え62Kでも
の極小が見られた。これは2次相転移が2つの温度で連続して起きていることを明確に示唆している。
Gaと
Gaの同位体でのT1測定からこの点移転付近での揺らぎは磁気的であることがわかった。2つの相転移の性質について議論する。
池田 修悟; 松田 達磨; Galatanu, A.; 山本 悦嗣; 芳賀 芳範; 大貫 惇睦
Journal of Magnetism and Magnetic Materials, 272-276(1), p.62 - 63, 2004/05
被引用回数:7 パーセンタイル:34.09(Materials Science, Multidisciplinary)私達は、自己フラックス法により反強磁性体UNiSbの単結晶育成に成功した。磁化率は、準2次元正方晶の結晶構造を反映して、高い異方性があることがわかった。磁化容易軸は
軸であることもわかった。この結果は、中性子散乱実験の結果とも一致している。
吉井 賢資; 中村 彰夫; 水牧 仁一朗*; 谷田 肇*; 河村 直己*; 阿部 英樹*; 石井 慶信; 下条 豊; 森井 幸生
Journal of Magnetism and Magnetic Materials, 272-276(Suppl.), p.e609 - e611, 2004/05
被引用回数:4 パーセンタイル:24.46(Materials Science, Multidisciplinary)ペロブスカイトCaMnOは150Kに反強磁性を示す絶縁体であるが、最近、Mnサイトを一部Ruに置き換えることによって、強磁性を示すとともに金属的になることが示された。本研究では、低温において、強磁性を示すCaMn
Ru
O
の磁気構造について中性子散乱を用いて調べた。常温での構造は単斜晶
2
/
ペロブスカイト構造であった。低温での磁気ピークを含めた回折パターンは、強磁性と反強磁性ドメインの共存を仮定することでフィットできた。放射光を用いたX線吸収スペクトル測定からは、Ruの平均原子価が4から5+の間であることがわかった。このことは、過去の論文における、Ru
の存在によってMnイオン間の強磁性相互作用が強められるという提案を支持する。
岡根 哲夫; 藤森 伸一; 間宮 一敏; 岡本 淳; 村松 康司; 藤森 淳; 鈴木 博之*; 松本 武彦*; 古林 孝夫*; 磯部 雅朗*; et al.
Journal of Magnetism and Magnetic Materials, 272-276(Suppl.), p.e297 - e298, 2004/05
被引用回数:5 パーセンタイル:29.04(Materials Science, Multidisciplinary)金属-絶縁体転移を示すスピネル・カルコゲナイドCuIrS
の温度に依存した電子状態の変化を高分解能軟X線光電子分光により実験的に調べた。試料温度が転移温度以下になると、フェルミ準位近傍でギャップの形成が見られる一方、価電子帯全体の構造も高エネルギー側にシフトしていることが明らかになった。またIr 4
内殻準位の光電子スペクトルの形状は転移温度の上と下で非常に顕著な形状変化を示した。このことは金属-絶縁体転移に伴うIr 5
電子状態の変化に対応したものと考えられる。
長壁 豊隆; 神木 正史*; 川名 大地*; Hannan, A.*; 曽山 和彦; 北澤 英明*
Journal of Magnetism and Magnetic Materials, 272-276, p.2157 - 2158, 2004/05
被引用回数:3 パーセンタイル:19.26(Materials Science, Multidisciplinary)3dや4f, 5f電子の磁性において、低温,10GPa程度の加圧により超伝導や金属-絶縁体転移などの非常に興味深い現象が現れる。したがって、低温,10GPa程度までの圧力下での中性子散乱実験は、磁性研究に極めて重要な貢献をする。ところが、これまでの中性子散乱実験ではピストンシリンダー型圧力セルを使用した最高3GPaまでの実験に留まっていた。われわれはこれを克服するために、サファイアやモアサナイトを対向アンビルとした高圧発生装置の開発を行った。これまでに最適な加圧条件を模索しながら、オフベンチで約6GPa圧力を発生させた。また実際の実験では4.6GPaまでの実験に成功し、Ceモノプンクタイドの圧力-温度磁気相図と磁気構造を明らかにした。さらにわれわれは、高圧実験で不可避な微小試料からの弱いシグナルを補う目的で、中性子スーパーミラーを用いた集光デバイスの開発を行った。
Ye, F.*; 松田 雅昌; 片野 進; 吉澤 英樹*; Belanger, D. P.*; Seppl
, E. T.*; Fernandez-Baca, J. A.*; Alava, M. J.*
Journal of Magnetism and Magnetic Materials, 272-276, p.1298 - 1299, 2004/05
被引用回数:8 パーセンタイル:40.33(Materials Science, Multidisciplinary)強磁場下の中性子散乱実験を行い、その散乱曲線からイジングスピン系のランダム磁場効果として、磁気クラスターによるフラクタル構造の証拠を得た。計算機シミュレーションを別途行った結果、実験との良い対応が得られた。
山本 悦嗣; 芳賀 芳範; 松田 達磨; 池田 修悟; 稲田 佳彦*; 摂待 力生*; 大貫 惇睦*
Journal of Magnetism and Magnetic Materials, 272-276(Suppl.), p.e171 - e172, 2004/05
被引用回数:1 パーセンタイル:6.79(Materials Science, Multidisciplinary)強磁性超伝導体UGe及びURhGeの結晶育成条件を研究した。多結晶体はアーク溶融で、単結晶体はアーク炉内でのCzochralski法で育成を行った。アニールが結晶の質を高めるのに重要であり、試料をタンタル箔に包み石英管に真空封入する方法と固相電解エレクトロ・トランスポート法を用い、さまざまな温度でアニールを行い最適な条件を求めた。最も良好な試料として残留抵抗比で、UGe
については900、URhGeについては41のものを得ることができた。
目時 直人; 金子 耕士; 荒木 新吾; 神木 正史*; 岩佐 和晃*; 桑原 慶太郎*; Bernhoeft, N.*; Mignot, J.-M.*; Gukasov, A.*; 佐藤 英行*; et al.
Journal of Magnetism and Magnetic Materials, 272-276(Suppl.), p.e91 - e92, 2004/05
被引用回数:1 パーセンタイル:6.79(Materials Science, Multidisciplinary)重い電子系超伝導体PrOsSb
の磁場誘起秩序相(FIOP相)が、反強四極子秩序相であることを、冷中性子三軸分光器LTASを用いて、磁場中,超低温の中性子散乱実験を行うことによって明らかにした。この実験によって、FIOP相において、0.02
の小さな反強磁性モーメントが誘起されることを観察した。平均場理論による解析から、この反強磁性秩序は、四極子モーメントO
の反強的な秩序によって誘起され、しかもその秩序にはO
間の反強四極子相互作用が本質的な役割をしていることが明らかになった。そのため、この秩序が磁場誘起反強四極子秩序であることが結論され、この秩序相が安定化するために、Pr-4
電子が
一重項基底状態及び
三重項第一励起状態を持つことを明らかにした。さらにこの4
電子状態を磁場中における中性子非弾性散乱による結晶場励起の測定によって確認した。
金子 耕士; 目時 直人; 大山 研司*; 小野寺 秀也*; 山口 泰男*
Journal of Magnetism and Magnetic Materials, 272-276(Suppl.), p.e375 - e376, 2004/05
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Materials Science, Multidisciplinary)正方晶RBC
の特徴は、強い反強四極子相互作用の存在である。DyB
C
, HoB
C
の無磁場下で反強四極子(AFQ)秩序相、また反強磁性(AFM)秩序との共存相の存在が明らかとなった。TbB
C
では、磁場下でDyB
C
, HoB
C
のAFQ+AFM共存相と酷似した物性が表れるが、無磁場下では
=21.7Kの反強磁性体である。この反強磁性相では、帯磁率を初めとして、特異な物性が明らかとなっているが、その中の一つに(100)逆格子点近傍に現れる特異な散漫散乱の存在がある。この散漫散乱は、同じRB
C
化合物のうち、反強四極子秩序化合物HoB
C
と反強磁性体ErB
C
双方の中間相でも観測されているが、その起源を含めよく理解されていない。本講演では、AFQ相互作用の影響が現れる磁場下を初めとして、
相図等TbB
C
全般の物性を紹介するとともに、無磁場下での散漫散乱に焦点を当てる。
酒井 宏典; 加藤 治一; 徳永 陽; 神戸 振作; Walstedt, R. E.; 中村 彰夫; 立岩 尚之*; 小林 達生*
Journal of Magnetism and Magnetic Materials, 272-276(Suppl.), p.e413 - e414, 2004/05
被引用回数:3 パーセンタイル:19.26(Materials Science, Multidisciplinary)約1GPaまでの高圧下において、絶縁体ウラン酸化物UOの直流帯磁率をピストンシリンダー型高圧セルを用いて測定した。約0.2GPaの低い圧力領域以降、弱い強磁性が出現することがわかった。このとき、残留磁化・保磁力は、加圧に従って増大する、この弱い強磁性は、スピンモーメントが傾いたことによるか、もしくは、粒界付近に生じたキャンセルしない磁気成分によって生じたものと考えられる。
慈幸 範洋*; Almokhtar, M.*; 武田 全康; 鈴木 淳市; 新庄 輝也*; 壬生 攻*
Journal of Magnetism and Magnetic Materials, 272-276(Part2), p.1233 - 1234, 2004/05
Cr/Sn及びFe/Cr/Sn/Cr多層膜の磁性のエピタキシャル成長方向依存性を調べた。Fe/Sr/Sn/Cr多層膜では、(011)と(001)方向に成長させた多層膜において、Cr磁気モーメントが縮むことがわかった。また、(011)の方が(001)よりも影響を大きく受けることがわかった。80のCr層厚を持つCr/Sn多層膜では、(011)に成長した膜ではバルクで観測されるスピン密度波ではなく、単純な反強磁性構造が現れるが、(001)の場合には、膜面に垂直な波数ベクトルを持つスピン密度波が低温で観測された。