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森山 裕丈*; 森谷 公一*; 戸田 太郎*; 林 博和
Radiochimica Acta, 97(4-5), p.233 - 236, 2009/05
被引用回数:2 パーセンタイル:17.04(Chemistry, Inorganic & Nuclear)溶融塩と液体金属を用いた還元抽出系であるNaCl-KCl/液体Ga系(1073K)において、Am, Ce及びEuの分配係数を測定した。溶質濃度を変化させた実験結果より、分配係数は系内の酸化物イオン濃度に強く影響され、AmOやCeO
などが生成することが示唆された。また、Amのマスバランスは酸化塩化物や酸化物といった沈殿物の生成に影響されることが示された。これらを考慮に入れると、この系におけるAmとCeの分離係数は下限値として約30と評価された。
加藤 徹也*; 坂村 義治*; 岩井 孝; 荒井 康夫
Radiochimica Acta, 97(4-5), p.183 - 186, 2009/05
被引用回数:4 パーセンタイル:29.45(Chemistry, Inorganic & Nuclear)酸化物燃料の電解還元反応の基礎として、三二酸化物共存下でのPu及び希土類元素の溶融LiCl-LiO中での溶解度を測定した。923Kの溶融塩中における3価のPu,希土類元素イオン濃度測定結果から、Pu,希土類元素とも溶解度は溶融塩中のLi
O濃度にほぼ比例して増加することを明らかにした。また、行った実験条件の下では、イオン半径の大きな元素ほど、溶解度も大きくなる傾向が見られた。
永井 崇之; 上原 章寛*; 藤井 俊行*; 白井 理*; 明珍 宗孝; 山名 元*
Radiochimica Acta, 97(4-5), p.209 - 212, 2009/05
被引用回数:3 パーセンタイル:23.72(Chemistry, Inorganic & Nuclear)使用済MOX燃料の再処理プロセスを実用化するため、溶融塩中におけるウラン及びプルトニウムの酸化還元挙動は重要な情報となる。酸化物電解法による乾式再処理プロセスでは、溶融NaCl-CsCl共晶塩中に使用済燃料を溶解し、溶存したU(VI)イオン及びPu(VI)イオンを電解により二酸化物として析出させる。本研究では、923Kの溶融NaCl-CsCl共晶塩中におけるPu/Pu
対及びPuO
/Pu
対の見かけ上の酸化還元電位を求めた。溶融塩中のPu
, Pu
及びPuO
の存在割合は、紫外可視近赤外吸光分光測定により求めた。PuO
は、塩素ガスを供給して溶融NaCl-CsCl共晶塩に溶解させた。プルトニウムの原子価(Pu
, Pu
, Pu
及びPuO
)は、塩素ガス,酸素ガス及びアルゴンガスの流量比を変えることで調整した。
神戸 振作; 酒井 宏典; 徳永 陽; 中堂 博之; 安岡 弘志; 松田 達磨; 芳賀 芳範; 池田 修悟; 中村 彰夫; 山本 悦嗣; et al.
Journal of Nuclear Materials, 385(1), p.1 - 3, 2009/03
被引用回数:1 パーセンタイル:9.92(Materials Science, Multidisciplinary)5f電子系では新奇な超伝導や磁性が電子相関や軌道縮退の効果で低温で見られる。例えば、われわれはNpPdAl
(
=5K)とPuRhGa
(
=9K)を各種測定手段で研究した。また、新奇超伝導と磁気揺らぎの関係についても考察する。それ以外には、二酸化アクチノイドAnO
(An; U, Np, Pu, Am)も大変興味深い。
O-NMRを用いて、UO
の双極子+四極子,NpO
の四極子+八極子を解明した。一方、PuO
は非磁性である。このように5f電子系は低温物理学の最後の未踏領域として、魅力ある分野であるのでその展望も述べる。
久野 祐輔; 井上 尚子; 千崎 雅生
Journal of Nuclear Materials, 385(1), p.153 - 156, 2009/03
被引用回数:3 パーセンタイル:23.72(Materials Science, Multidisciplinary)世界的な核不拡散懸念に対し、将来の核燃料サイクルは強力な核拡散抵抗性と物理的防護を備えなければならない。一方、それによって原子力の平和利用の加速は妨げられるべきではない。核燃料サイクルからの核不拡散を達成するためには、原子力コミュニテイが世界ノーム(標準)と認めるような核拡散抵抗性モデルを開発すべきと考える。転用検知能を備えた保障措置は制度を準拠する国にとっては主要な抵抗性的役割を果たすものの、保障措置性能と技術障害性能の良好なバランスを求めることは、核燃料サイクルの設計者が民生核技術を核不拡散を含め最適化するためには不可欠となりつつある。上記のノーム確立には経済性追求も重要なチャレンジとなる。
加藤 正人; 小無 健司*
Journal of Nuclear Materials, 385(1), p.117 - 121, 2009/03
被引用回数:47 パーセンタイル:93.67(Materials Science, Multidisciplinary)原子力機構では、高速炉用燃料としてマイナーアクチニド元素を含む均質な混合酸化物の開発を進めている。本研究では(UPu
Am
Np
)O
(z=0-1, y'=0-0.12, y"=0-0.07)固溶体について、X線回折測定を行い、格子定数のデータベースを改定した。さらに、データベースからイオン半径モデルにより格子定数を計算するためのモデルを作成した。そのモデルは、実験データを標準偏差
=
0.025%で再現することができる。
武内 健太郎; 加藤 正人; 砂押 剛雄*; 青野 茂典; 鹿志村 元明
Journal of Nuclear Materials, 385(1), p.103 - 107, 2009/03
被引用回数:4 パーセンタイル:29.45(Materials Science, Multidisciplinary)高速増殖炉用MOX燃料ペレットの製造において原料粉末として用いられるMH-MOX粉末中の径方向温度分布を測定し、粉末と雰囲気ガスの熱伝導率をあわせた実効熱伝導率を評価した。得られた実効熱伝導率は非常に小さな値を示し、粉末のO/M,嵩密度,雰囲気ガスの種類によって大きく変化することがわかった。得られた結果はHamiltonとCrosserのモデルによって解析し、粉末特性(O/M,嵩密度,比表面積,平均粒径),雰囲気ガスの熱伝導率及び温度をパラメータとした新たなモデルを作成した。作成した実効熱伝導率のモデルにより、試験結果を12%のばらつきであらわすことができる。
三輪 周平; 逢坂 正彦
Journal of Nuclear Materials, 385(1), p.165 - 167, 2009/03
被引用回数:4 パーセンタイル:29.45(Materials Science, Multidisciplinary)The fabrication tests of the advanced heterogeneous fuel with MgO were carried out for the purpose of establishing a practical fabrication method. The advanced heterogeneous fuel consists of spheres (diameter of above 100 m) of a minor actinides oxide and MgO inert matrix (macro-dispersed type fuel). The macro-dispersed type fuel pellets having a high density above 90 %T.D. were successfully fabricated. In addition, they showed a homogeneous dispersion of near spherical host phase granules. These were attained by optimization of the fabrication process and conditions; i.e. a preliminary heat treatment of raw powders of host phase, adjustment of pressure at granulation process, deployment of a spray-dry process for MgO sphere preparation and sintering in the He atmosphere. From these results, a practical fabrication method for the MgO-based macro-dispersed type fuel based on a simple powder metallurgical technique was established.
大貫 敏彦; 鈴木 義規; 南川 卓也
no journal, ,
ウランの微生物細胞表面への吸着挙動を明らかにするため、官能基を付加させた電極あるいはシリカ粒子を用いて吸着及び電気化学実験を行った。カルボキシル基及びリン酸基を付加したシリカ粒子への吸着では、ウランの吸着について異なるpHエッジが得られた。吸着したウランの化学状態をEXAFSにより解析した。さらに、官能基を付加した電極表面でのウランの還元挙動を調べた結果、リン酸基に吸着したウラン(VI)は還元後も吸着していることを明らかにした。