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中山 梓介; 岩本 修; 渡辺 幸信*; 緒方 一介*
Few-Body Systems, 63(1), p.4_1 - 4_6, 2022/03
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Multidisciplinary)重陽子加速器を用いた大強度中性子源が理工学分野だけでなく医療応用に対しても提案されている。このような施設の設計には、重陽子入射反応に関する高精度かつ広範な核データが要求される。しかしながら、実験データのみを用いてこの要求を満たすことは困難である。そのため、実験データを内外挿して必要な核データを完備するために、理論計算が重要な役割を果たす。こうした状況の下、我々は重陽子入射反応用の計算コードDEURACSを開発している。本研究では、DEURACSの計算値を様々な実験値と比較することにより本コード内の理論モデルの妥当性を検証するとともに、重陽子入射反応を精度良く予測する上で分解過程の考慮することがいかに重要かを示す。
山口 康宏; Garca-Tecocoatzi, H.*; Giachino, A.*; 保坂 淳; Santopinto, E.*; 竹内 幸子*; 瀧澤 誠*
Few-Body Systems, 62(3), p.33_1 - 33_7, 2021/09
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Multidisciplinary)本研究ではハドロン分子にコンパクトな
コアが結合したハイブリット状態としての
ペンタクォーク状態の理論解析が行われた。相互作用としてヘビークォーク対称性とカイラル対称性を尊重したものが用いられ、結果、
と
,
の質量と崩壊幅の実験データを説明することができた。その時、スピン-パリティは
,
,
と求まった。この解析で、エネルギー順位の構造にはコンパクト状態との結合より導かれたハドロン間相互作用が支配的な働きをしていることが得られ、一方、崩壊幅の決定にはパイオン交換力のテンソル項が重要な働きをしていることが得られた。
Gubler, P.
Few-Body Systems, 62(3), p.53_1 - 53_5, 2021/09
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Multidisciplinary)最近の研究成果に基づき、有限密度におけるメソンを実験的に調べるためのpA(p:陽子, A:原子核)反応の数値シミュレーションについて解説する。特に、
メソンのスペクトル関数の核物質中における変形が実験的に観測されるdi-leptonのスペクトルにいかに反映されるかについて詳しく議論する。
吉田 数貴
Few-Body Systems, 62(2), p.28_1 - 28_7, 2021/06
被引用回数:1 パーセンタイル:27.76(Physics, Multidisciplinary)原子核は陽子・中性子からなる量子多体系であるが、その性質は少数系としてよく記述できることが知られている。平均場ポテンシャル中での核子の独立粒子描像はその典型例であるし、また、アルファクラスター構造もまた核子多体系に現れる有効少数系としての性質である。本論文では、このような原子核の性質・構造がノックアウト反応によってどのように調べられるかを俯瞰し、この研究分野の現状を紹介し、今後の展望を議論する。
Hwang, S. H.*; Hicks, K.*; Ahn, J. K.*; 中野 貴志*
Few-Body Systems, 54(7-10), p.1037 - 1041, 2013/08
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Multidisciplinary)Recently, LEPS collaboration reported the parity spin asymmetry for the reaction using linearly polarized photons at beam energies from 1.85 to 2.96 GeV. The parity spin asymmetry (
) was obtained, with large positive asymmetry at forward angles. This supports that natural-parity exchange is dominant at forward angles for
photoproduction, which is consistent with
meson-exchange. The differential cross sections for the
reaction are presented at forward angles averaged over all beam energies. There is good agreement with the differential cross sections from the CLAS and the CBELSA/TAPS collaborations.
今井 憲一; 市川 裕大; 長谷川 勝一; 佐甲 博之; 佐藤 進; 木内 隆太*; 細見 健二; 杉村 仁志; 他36名*
Few-Body Systems, 54(7-10), p.1191 - 1194, 2013/08
被引用回数:11 パーセンタイル:59.81(Physics, Multidisciplinary)反応を用いてJ-PARCのK1.8ビームラインで
束縛状態の探索を行っている(J-PARC E27実験)。この実験では、エネルギー分解能約2MeV/c
の制度で、
束縛状態の束縛エネルギー及び崩壊幅をミッシングマス分光により求められる。また、準自由過程のハイペロン生成のバックグラウンドを除去するために、飛程検出器を用いて
の崩壊から生じる2つの陽子の検出も同時に行った。2012年6月に本実験のデータ収集を行い、初めて
反応のミッシングマススペクトルを取得することに成功した。
成木 恵*; 杉村 仁志; 今井 憲一; 市川 裕大; 細見 健二; 他68名*
Few-Body Systems, 54(7-10), p.955 - 960, 2013/08
被引用回数:2 パーセンタイル:20.98(Physics, Multidisciplinary)J-PARCにおいてペンタクォーク探索実験を行った。測定方法として()方法が用いられ、これまでのSPring-8で行われた光生成反応とは違う反応である。ハドロン反応のほうがより直接的な反応のため、より有意なデータが提供できた。結果として、ペンタクォークは確認できず、生成断面積として、0.26
b/srの上限値を与えた。このことにより、SPring-8との違いが考察され、生成反応の違いにより断面積も違うという結果が分かった。
杉村 仁志; 今井 憲一; 他34名*
Few-Body Systems, 54(7-10), p.1235 - 1238, 2013/08
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Multidisciplinary)中性子過剰ハイパー核の研究はヨーロッパと日本を中心に行われている。その中で、今回J-PARCにおいて中性子過剰ハイパー核の一つであるHを生成する実験を試みた。
Hは中性子4個, 陽子1個, ラムダ粒子1個からなるハイパー核で非常に陽子中性子比が大きいため、中性子過剰な中性子星の研究において大変重要な役割を果たす。そのハイパー核をJ-PARCにおいて生成し、生成断面積の上限値を与えた。
白鳥 昂太郎
Few-Body Systems, 54(1-4), p.145 - 150, 2013/03
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Multidisciplinary)J-PARCにおいて反応を用いたペンタクォーク
の探索実験を行った。実験では1.92GeV/
の
中間子ビームを液体水素標的に照射して
の生成を試みた。しかしながら、missing massスペクトルに明瞭なピーク構造を観測することができなかった。よって、
の質量1.51GeV/
から1.55GeV/
の領域で、微分生成断面積の上限値を求めた。
の散乱角度2
から15
の範囲に対して90%のconfidence levelで上限値0.3
b/srを得た。