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佐藤 聡; 落合 謙太郎; 和田 政行*; 山内 通則; 飯田 浩正; 西谷 健夫; 今野 力
Proceedings of International Conference on Nuclear Data for Science and Technology (ND 2007), Vol.2, p.995 - 998, 2008/05
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Nuclear Science & Technology)原子力機構FNSのDT中性子源を用いて、原子力機構が開発を進めているITERテストブランケットモジュールを模擬した以下の3つのモックアップを用いてブランケット中性子工学実験を行い、増殖材中のトリチウム生成率を測定した。(1)ベリリウムと濃縮増殖材ブランケットモックアップ(核融合炉を想定したSUSの反射体ありとなし)、(2)水パネル付きブランケットモックアップ(反射体なし)、(3)ペブルベッドモックアップ(反射体なし)。これらの実験に対し、MCNP-4C,FENDL-2.1,JENDL-3.3を用いて実験解析を行った。反射体なしの実験に対しては、いずれの実験でも、ほとんどの計算値は、7%の実験誤差内で実験値と一致した。反射体付の実験では、計算値の実験値からのずれが増大した。本会議において、詳細なトリチウム生成率予測精度を議論する。
柴田 恵一; 中川 庸雄; 深堀 智生; 岩本 修; 市原 晃; 岩本 信之; 国枝 賢; 大塚 直彦; 片倉 純一; 渡辺 幸信*; et al.
Proceedings of International Conference on Nuclear Data for Science and Technology (ND 2007), Vol.2, p.727 - 732, 2008/05
原子力機構シグマ委員会と協力してJENDL汎用ファイル及び特殊目的ファイルの作成を進めている。JENDL汎用ファイルの第4版であるJENDL-4の開発では実験値の乏しいMA及びFP核データの精度向上が重要な課題であるので、新たに核反応モデル計算コードを開発した。FP領域では、200MeVまでの中性子及び陽子反応データに適用できるチャネル結合光学模型パラメータを求め、統計模型による理論計算を実施している。低エネルギー領域ではMA及びFP核種の分離共鳴パラメータを最新の実験値をもとに評価した。2002年に公開したJENDL-3.3のフォローアップとして、ADS開発研究で必要な核種の共分散(誤差)データを整備した。一方、特殊目的ファイルに関しては、JENDL高エネルギーファイル及び光核反応データファイルの2007年版の編集が最終段階に入っている。
Fischer, U.*; Batistoni, P.*; Forrest, R. A.*; 今野 力; Perel, R. L.*; Seidel, K.*; Simakov, S. P.*
Proceedings of International Conference on Nuclear Data for Science and Technology (ND 2007), Vol.2, p.973 - 978, 2008/05
国際熱核融合実験炉ITERや国際核融合材料照射施設IFMIFに関する核融合工学の核設計解析のために必要な核データの概要について述べる。要求される材料/核種,データの種類に関して、また、特に、微分実験データ,積分実験データとの比較によるデータの品質に関して、入手できる評価データやライブラリーの現状をレビューする。中性子,光子輸送シミュレーションのための核データ評価,放射化,核変換計算のための断面積データ,誤差解析のための共分散データ等、今後開発すべき核データについても紹介する。
岩元 洋介; 仁井田 浩二*; 坂本 幸夫; 佐藤 達彦; 松田 規宏
Proceedings of International Conference on Nuclear Data for Science and Technology (ND 2007), Vol.2, p.945 - 948, 2008/05
粒子・重イオン輸送計算コードPHITSに低エネルギー中性子の取り扱いに関して「イベントジェネレータ」が導入された。イベントジェネレータは、一つの衝突ごとにエネルギーと運動量が保存される、中性子の核データと蒸発模型を組合せたモデルとなっている。このモードを用いることにより、各物理量間の高次の相関の情報を得るだけでなく、カーマやDPAといった物理量を特別な核データライブラリを用いることなく導出できる。本発表では、イベントジェネレータにより中性子入射での粒子生成断面積,カーマ,DPAなどの導出結果とこれらの評価済み核データと比較してイベントジェネレータの精度検証を行うとともに、これらの応用例を紹介する。
村田 勲*; 高木 智史*; 四間 公章*; 近藤 恵太郎; 宮丸 広幸*; 落合 謙太郎; 西谷 健夫; 今野 力
Proceedings of International Conference on Nuclear Data for Science and Technology (ND 2007), Vol.2, p.999 - 1002, 2008/05
(n,2n)反応は核融合炉設計において非常に重要な反応である。本研究では、核融合炉で最も重要な元素の1つであるベリリウムについて、(n,2n)反応により放出される2個の中性子を直接同時計数法によって測定し、角度相関スペクトルから(n,2n)反応断面積を導出した。実験では原子力機構FNS施設のビーム状DT中性子源を利用した。2台のNE213検出器を用い、放出される2個の中性子を高効率で測定するため、測定試料の非常に近くに検出器を配置した。得られた波高スペクトルはFORISTコードでアンフォールディングを行ってエネルギースペクトルに変換した。検出器の応答関数はSCINFULコードによって評価した。導出された(n,2n)反応の角度分布は、測定エネルギー範囲である800keV以上の比較では、JENDL-3.3がENDF/B-VIより良い一致を示した。800keV以上の(n,2n)反応断面積は双方のライブラリとも10%以内で実験値とよく一致した。
横山 賢治; 神 智之*
Proceedings of International Conference on Nuclear Data for Science and Technology (ND 2007), Vol.2, p.807 - 810, 2008/05
高速実験炉「常陽」MK-IIの燃料組成変化に関する照射後試験データはJNC(JAEAの前身)において1986年から測定されてきた。本研究では、常陽MK-IIのドライバー燃料の照射後試験データに関して利用可能なデータをすべて解析し、Uの消滅とUの生成に関する積分実験データを整備した。これらの積分実験データともにUに関する感度を持ち、核データのベンチマーク解析に利用可能である。最近の評価済み核データライブラリであるJENDL-3.2, -3.3, JEFF-3.1, ENDF/B-VIIはUの生成を過大評価する傾向がある。炉定数調整計算によりUの捕獲断面積を再評価することでこの過大評価を改善できる可能性があることを示した。
石川 眞; 羽様 平
Proceedings of International Conference on Nuclear Data for Science and Technology (ND 2007), Vol.2, p.817 - 820, 2008/05
世界の主要な核データライブラリの、Np核データを検証するために、二酸化ネプツニウム10kgを装荷したBFS臨界実験の3シリーズを解析した。最新のJENDL-3.3, ENDF/B-VII.0、及びJEFF-3.1は、Np核データの観点からは満足できる結果を示したが、同時に、幾つかのライブラリでは、Puの核分裂あたり中性子発生数,核分裂断面積,Uの散乱方向余弦,ナトリウムの非弾性散乱断面積などについて、再評価が必要であるとの結論を得た。さらに、積分実験データを用いて、炉定数調整を行うことにより、高速炉の核特性予測精度が向上することを示した。
Koning, A.*; 片倉 純一; Oblozinsk, P.*; Nichols, A. L.*; Nordborg, C.*
Proceedings of International Conference on Nuclear Data for Science and Technology (ND 2007), Vol.2, p.741 - 746, 2008/05
核データ評価国際協力ワーキングパーティは、OECD各国の核データ評価活動(ENDF/B(米国),JENDL(日本),JEFF(欧州))及びIAEAが支援する非OECD国の活動(CENDL(中国),BROND(ロシア))の間での協力を実施するために結成されている。これらすべての核データ評価活動に共通な問題を検討するため短期的なサブグループを結成し活動を行っている。最近の活動では、臨界性予測向上のためのウランの評価,新しい標準断面積の提示,新しいFPライブラリの作成を行った。現在実施している活動としては、共分散データの処理,崩壊熱計算のための崩壊データの検討,高優先度の要求リストの作成,新しいFPライブラリの検証,GEN-IVのための核データニーズがある。本報告ではこれらのWPECの活動について述べる。
山野 直樹*; 片倉 純一; 加藤 幾芳*; 井頭 政之*
Proceedings of International Conference on Nuclear Data for Science and Technology (ND 2007), Vol.2, p.825 - 828, 2008/05
核データ処理及び利用システムを革新炉のための総合核データ利用システムの一部として開発した。このシステムではENDF-6形式の評価済核データを取り扱い、ポイントワイズあるいは群定数などさまざまな形式で断面積を用意し、臨界性や遮蔽のベンチマーク計算を実施することができる。このシステムの概要及び将来計画について報告する。