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不破 康裕; 守屋 克洋; 高柳 智弘
Proceedings of 31st International Linear Accelerator Conference (LINAC 2022) (Internet), p.364 - 367, 2022/09
J-PARC LINACのMEBT1 (Medium Energy Beam Transport 1)は、RFQ (Radio Frequency Quadrupole)とDTL (Drift Tube Linac)の間に位置する3MeVビームの輸送系である。この区間ではDTLへの入射ビームのマッチングや後段の3GeVシンクロトロンの加速周期に合わせたビームのチョップを行っており、MEBT1の特性はJ-PARC加速器施設におけるビームの品質を決める重要な要素である。1MWおよびそれを超えるビーム出力を目指すにあたり、MEBT1の安定性および信頼性向上は重要な開発項目となっており、ビーム集束系への永久磁石の適用を検討している。本発表では、MEBT1への導入に向けた永久磁石を用いた集束磁石の設計およびその集束磁石を用いる場合のMEBT1のラティス検討結果を報告する。
神谷 富裕; 水橋 清; 峰原 英介; 宇都宮 伸宏*; 田中 隆一; 丸山 倫夫*; M.Koh*; 則武 克誌*; 松川 貴*; 杉森 正章*; et al.
JAERI-M 94-033, 108 Pages, 1994/03
早稲田大学と原研は、MeV領域のマイクロビーム技術の開発を目的として、マイクロビーム形成装置を共同で設計・製作し、同大学理工学研究所の1.7MVタンデム加速器のビームラインに設置した。同加速器から引出された3MeV、Heのビームを用いてビーム集束化の実験を行い、ターゲットにおいて1.71.9mのサイズのビームスポットを得た。また、ビーム集束研究の基盤技術として、加速器、特にイオン源の電流安定化の検討・精密二連四重極電磁石レンズ(Qレンズ)の磁場解析、振動測定等を行うとともに、マイクロビーム技術開発研究に必要な実験の基礎となるデータを得た。本報告は本装置の概要及び共同研究の成果について述べる。
田中 隆一; 神谷 富裕
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 79(1), p.432 - 435, 1993/07
被引用回数:7 パーセンタイル:61.29(Instruments & Instrumentation)原研重イオンマイクロビーム装置とシングルイオン打込み技術に関する最近の進展及び原研におけるマイクロビーム利用計画について概要を述べる。3MVタンデム加速器に設置された重イオンマイクロビーム装置はシングルイベント効果及び集積回路の電荷収集を研究するために開発されている。この研究では、マイクロビームと単一イオンが狙い定めた局所的な領域に、試し打ちによってその場を乱すことなく、打込むことが要求されている。ビーム集束性能については、ビームサイズ1mの設計性能がすでに達成されており、現在はシングルイオン打込み技術の開発が進められている。より高いエネルギーの重イオンマイクロビームの応用の試みについても検討を進めている。
坂本 慶司; 前原 直; 渡辺 聡彦*; 岸本 泰明; 小田 久子*; 川崎 温*; 永島 孝; 前田 彦祐; 志甫 諒
JAERI-M 91-036, 11 Pages, 1991/03
ミリ波領域における自由電子レーザー(FEL)実験が、ビームエネルギー1MeVビーム電流1~3kAのインダクションライナック(LAX-1)を用いて行われた。FELのウィグラーとしてハイパブリックサイン型の表面形状を持つビーム集束型永久磁石列が用いられ、これはウィグラー中の低エネルギー、大電流電子ビーム伝送に特に有効であることが示された。またこれを用いたミリ波発振実験において、40GHz帯ミリ波の発振が観測され、その成長率は0.42dB/cmであった。
神谷 富裕; 峰原 英介
Proceedings of 2nd International Symposium on Advanced Nuclear Energy Research; Evolution by Accelerators, p.337 - 341, 1990/01
MeVイオンマイクロビーム装置に用いる四重極電磁石の二次元磁場解析を行なった。目的は、電磁石のビーム集束特性を求めて、より高い性能のレンズを開発する事にある。最初に、既に制作した二連四重極電磁石の中心平面における二次元磁場分布を測定し、そのデータを解析することによって軸方向の多重極磁場成分の分布を求めた。次に、三次元磁場計算プログラムELF/MAGICを用いて同様の磁場分布をシミュレートし、同様の解析を加えたところ、磁極端領域に局在する高次の多重極磁場成分をよく再現した。
小原 祥裕
JAERI-M 7790, 17 Pages, 1978/07
JT-60級の大型卜カマク用中性粒子入射装置において、ビームの集束及びビーム軸のずれが入射効率に与える影響について、数値的に評価された。2段加速系における、電極孔の「ずれ」によるビームの集束について、「薄いレンズ」の近似により解析的に調べられた。その結果、プラズマ電極及び傾斜電極の電極孔を同時にずらすことにより、有効にビームの集束ができることがわかった。これは、2段加速系のビーム光学を決定する電界強度比に集束特性がほとんどよらず、イオン源の広い動作領域において、焦点距離が変化しないことを意味している。
小原 祥裕; 松田 慎三郎; 白形 弘文; 田中 茂
JAERI-M 6438, 20 Pages, 1976/02
本論文は、アンペア級イオン源の多孔型引出し電極構造の改良によるビームの収束に関する計算及び実験結果について書かれている。日本原子力研究所に於いて、昭和51年度にJFT-2トーラスプラズマの中性粒子入射加熱実験が計画されている。限られた入射口に、高いエネルギー密度のビームを入射するためには、発散の小さいビームを引出すことができるイオン源を製作することが必要であるが、本研究に使用されたイオン源の電極は、このような目的をもって製作されたものの一つである。ビーム引出し孔配列に変位をもたせ電極面に曲率をもたせることによってビームを収束させ、直配列孔の平行平面電極に比べてビームの発散を3.3から1.7に減少させうること、また発散は引出し電圧に強く依存することが実験的に示された。この結果、この収束法によりJFT-2への入射パワーは約3倍に増大し、イオン源一基当り、30kEVのビームを約60KW入射しうることが期待できる。
下桶 敬則; M.M.Levine*
JAERI-M 6389, 122 Pages, 1976/02
フォーカライザー、即ち中性子全反射円錐管は中性子の全反射現象を利用した中性子束ビームのコリメーションおよびその強度の増大を実現させる装置である。本報告書はこの様な装置から発生する中性子束の強度とそのエネルギー・スペクトルを計算する計算コードFOCUSについて記述したものである。記述の内容は、同コードを計算機にかけるために必要となる入力およびその出力の手順等、コード使用上に必要な事項が網羅されている。