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論文

Evidence of a structural quantum critical point in (Ca$$_x$$Sr$$_{1-x}$$)$$_3$$Rh$$_4$$Sn$$_{13}$$ from a lattice dynamics study

Cheung, Y. W.*; Hu, Y. J.*; 今井 正樹*; 谷奥 泰明*; 金川 響*; 村川 譲一*; 森山 広大*; Zhang, W.*; Lai, K. T.*; 吉村 一良*; et al.

Physical Review B, 98(16), p.161103_1 - 161103_5, 2018/10

 パーセンタイル:100(Materials Science, Multidisciplinary)

Approaching a quantum critical point has been an effective route to stabilize superconductivity. While the role of magnetic QCPs has been extensively discussed, similar exploration of a structural QCP is scarce. Using inelastic X-ray scattering, we examine the phonon spectrum of the nonmagnetic quasi-skutterudite (Ca$$_x$$Sr$$_{1-x}$$)$$_3$$Rh$$_4$$Sn$$_{13}$$, which represents a precious system to explore the interplay between structural instabilities and superconductivity by tuning the Ca concentration x. We unambiguously detect the softening of phonon modes around the M point on cooling towards the structural transition. Intriguingly, at x = 0:85, the soft mode energy squared at the M point extrapolates to zero at -5.7 K, providing the first compelling microscopic evidence of a structural QCP in (Ca$$_x$$Sr$$_{1-x}$$)$$_3$$Rh$$_4$$Sn$$_{13}$$. The enhanced phonon density-of-states at low energy provides the essential ingredient for realizing strong-coupling superconductivity near the structural QCP.

論文

Effect of rattling motion without cage structure on lattice thermal conductivity in LaOBiS$$_{2-x}$$Se$$_x$$

Lee, C. H.*; 西田 篤弘*; 長谷川 巧*; 西当 弘隆*; 國岡 春乃*; 河村 聖子; 中村 充孝; 中島 健次; 水口 佳一*

Applied Physics Letters, 112(2), p.023903_1 - 023903_4, 2018/01

 被引用回数:9 パーセンタイル:6.81(Physics, Applied)

LaOBiS$$_{2-x}$$Se$$_x$$の低エネルギーフォノンを中性子非弾性散乱によって調べた。主にBi原子の振動に関連すると思われる分散のないフラットなフォノンが、比較的低いエネルギー$$E = 6 sim 6.7$$meVに観測された。このフォノンは、S原子よりも原子質量の大きいSeをドープし格子が膨張することによってソフト化する。同時に、Seドープにより格子熱伝導率が減少する。これらの結果は、LaOBiS$$_{2-x}$$Se$$_x$$が籠状構造を持たないにもかかわらず、Bi原子のラットリングが籠状化合物のラットリングのようにフォノンを散乱しうるということを示唆しており、それが熱電特性を向上させるのに寄与していると考えられる。

論文

Cross sections, stopping powers, and energy loss rates for rotational and phonon excitation processes in liquid water by electron impact

甲斐 健師; 横谷 明徳; 鵜飼 正敏*; 渡辺 立子

Radiation Physics and Chemistry, 108, p.13 - 17, 2015/03

 被引用回数:6 パーセンタイル:28.02(Chemistry, Physical)

放射線によるDNA損傷において、電子衝突電離により発生した2次電子は難修復性DNA損傷の生成に深く関与すると考えられているが、2次電子の放射線作用は未だ十分には解明されていない。その原因の一つとして、電子の熱化過程で主に寄与する液体水の回転・フォノン励起過程の断面積の不備が挙げられる。本研究において、それらの断面積、阻止能及びエネルギー損失率の理論計算を行った結果、液相の回転励起断面積は気相の断面積に比べ3桁以上減少し、フォノン励起断面積は固相の断面積に近い値を示すことが分かった。今日まで1eV以下のエネルギー損失率は電子のエネルギーに強く依存しないと仮定し、電子の熱化過程は評価されてきた。しかしながら、本計算結果から、エネルギー損失率は1eV以下のエネルギーに対して強く依存することが分かった。その結果、電子の熱化時間は従来予測よりも長くなり、後続の水和過程及び化学過程に強く関与する可能性が予測された。本研究成果である回転・フォノン励起断面積は、熱化過程を研究する上で不可欠なデータであり、DNA損傷に対する2次電子の役割を解明するための研究に利用されることが期待される。

論文

Phonons in UCoGa$$_{5}$$

目時 直人; 金子 耕士; Raymond, S.*; Sanchez, J. P.*; Piekarz, P.*; Parlinski, K.*; Ole$'s$, A. M.*; 池田 修悟; 松田 達磨; 芳賀 芳範; et al.

Physica B; Condensed Matter, 378-380, p.1003 - 1004, 2006/05

 被引用回数:11 パーセンタイル:48.01(Physics, Condensed Matter)

UCoGa$$_{5}$$の中性子散乱を用いた低エネルギー音響格子振動の研究結果と、第一原理の計算結果との比較について報告する。UCoGa$$_{5}$$については、多くの対称な軸上で明瞭な音響フォノンと一部の光学フォノンが観察された。第一原理計算との一致はだいたい良好であるが、M点におけるフォノン分散のソフトニングが室温では観察されなかった。低温の結果も含めて報告する。

論文

Vibronic mechanism of high-${it Tc}$ superconductivity

立木 昌*; 町田 昌彦; 江上 毅*

Physical Review B, 67(17), p.174506_1 - 174506_12, 2003/05

 被引用回数:45 パーセンタイル:12.89(Materials Science, Multidisciplinary)

高温超伝導体に対して最近中性子非弾性散乱やSpring8等で実験が行われ、フォノン分散の異常(ソフトニング)が発見されている。また、光電子分光の実験でも電子構造に平坦なバンド構造が見られ、極めて異常な様相が明らかになってきた。本研究では、これらの実験結果をもとに、電荷揺らぎが低エネルギー(60meV程度まで)領域にまでソフト化し、電荷のオーバースクリーニングが起こるという条件を仮定することで、フォノンが非常に強く電子系と結合し、高温超伝導を引起こす強い電子間引力を与えることを発見した。また、その機構のもと、エリアシュベルク方程式を数値的に解き、超伝導ギャップ波動関数を求めた。結果は高温超伝導の特質を再現したため、上記機構が高温超伝導の本質であると結論づけた。

論文

X線非弾性散乱によるフォノン測定

福田 竜生

波紋, 13(1), p.43 - 46, 2003/01

近年、シンクロトロン放射光X線の発生・測定技術の向上により、従来中性子非弾性散乱(INS)実験でしか出来ないと思われていたフォノン測定等の実験が、X線非弾性散乱(IXS)実験でも可能となってきている。現在、高エネルギー分解能非弾性散乱実験装置の一つであるSPring-8 BL35XUでLa$$_{2-x}$$Sr$$_x$$CuO$$_4$$のフォノン測定を進めており、IXSやこの装置の紹介とともに以前行なっていたINS実験との比較を通してのIXS実験の特徴を述べる。

論文

Inelastic nuclear resonant scattering of FeCl$$_{3}$$-graphite intercalation compounds

北尾 真司*; 三井 隆也; 原見 太幹; 依田 芳卓*; 瀬戸 誠*

Japanese Journal of Applied Physics, 38(SUPPL.38-1), p.535 - 537, 1999/00

 パーセンタイル:100(Physics, Applied)

グラファイト層間化合物は典型的な層状物質で、種々の物質を挿入した化合物が知られている。FeCl$$_{3}$$は層間に挿入できる物質の一つで層間でどのような物性を示すか興味が持たれている。挿入されたFeCl$$_{3}$$の研究として振動状態を測定することは重要であり、層間で振動状態が非等方的になっていることが予想されるが、挿入された物質に着目した振動状態の研究はいまだ少ない。非弾性核共鳴散乱は近年開発された方法で、元素を特定した振動状態の研究に有用である。われわれはステージ1のFeCl$$_{3}$$グラファイト層間化合物を合成し、SPring-8のBL09ビームラインで6MeVに分光した$$^{57}$$Fe核共鳴X線を用いて振動状態の角度依存性を測定した。その結果、X線をグラファイト層に垂直に入射した場合と平行に入射した場合でスペクトルに違いが見られ、グラファイトに平行な方向には層間のFe原子が振動しやすいという描像と一致する結果が得られた。

論文

New aspects of the b$$^{ast}$$LA phonon of CuGeO$$_{3}$$

西 正和*; 加倉井 和久*; 藤井 保彦*; 片野 進; 秋光 純*; M.Yethiraj*; Fernandez-Baca, J. A.*

Journal of Physics and Chemistry of Solids, 60(8-9), p.1109 - 1111, 1999/00

 被引用回数:5 パーセンタイル:63.03

CuGeO$$_{3}$$のスピン-パイエルス転移に伴うフォノンのソフト化はこれまでも観測されていないが、b$$^{ast}$$-LA分枝のフォノンに異常があることが知られている。今回行った中性子非弾性散乱実験によれば、これまで観測されてきたエネルギー幅の広いピーグが、エネルギーが非常に接近した二つの分枝で構成されていることが明らかになった。このような分枝は、現在考えられている結晶構造では説明できない。このため一次元手風琴模型というモデルで解析を遂行中である。

論文

[110]TA$$_{1}$$ phonon dispersion relation of the $$beta$$$$_{1}$$-phases in Ni-Co-Al alloys

山田 美代子*; 永澤 聡*; 上野 由里子*; 森井 幸生

Journal of Physics and Chemistry of Solids, 60(8-9), p.1427 - 1429, 1999/00

 パーセンタイル:100

$$beta$$$$_{1}$$相Ni-Al合金の[110]TA$$_{1}$$フォノン分枝にあらわれる異常なくぼみと電子密度との関係を調べた。NiをCoで置換すると、くぼみの位置はブリリアンゾーン中心の方向へずれる。さらに、Ni$$_{3}$$Alが析出する温度Tb以上で安定な$$beta$$$$_{1}$$相においてもくぼみが存在することも判明した。これらのことから、くぼみはマルテンサイト相転移の前駆現象ではなく、$$beta$$$$_{1}$$相の電子状態を反映したものであると考えられる。

論文

X-ray detection characteristics of Nb-based superconducting tunnel junctions

片桐 政樹; 岸本 牧; 浮辺 雅宏*; 中村 龍也*; 倉門 雅彦*; 前畑 京介*; 石橋 健二*; 中沢 正治*

Japanese Journal of Applied Physics, 37(SUPPL.37-2), p.13 - 18, 1998/00

 被引用回数:4 パーセンタイル:73.8(Physics, Applied)

Nb超伝導トンネル接合素子のエネルギー分解能の改善に不可欠な前置増幅器の最適化研究を行い、Nb系素子としてはベストデータの5.9keV・X線に対して66eVの分解能を得た。また、幅広いX線エネルギーに対して詳細な評価実験を行い、超伝導トンネル接合素子内での信号生成メカニズム及びフォノン生成メカニズムに関する研究を行った。さらに、直列接続型超伝導トンネル接合素子によるフォノンを介したX線検出実験を行い、またエネルギー分解能特性は良くないがX線検出方法として非常に優れていることを確認した。

論文

Soft modes and phonon interactions in Sn$$_{2}$$P$$_{2}$$Se$$_{6}$$ studied by means of neutron scattering

S.W.H.Eijt*; R.Currat*; J.E.Lorenzo*; P.Gregoire*; 片野 進; T.Janssen*; B.Hennion*; Y.Vysochanskii*

Journal of Physics; Condensed Matter, 10(22), p.4811 - 4844, 1998/00

 被引用回数:46 パーセンタイル:10.84(Physics, Condensed Matter)

強誘電体Sn$$_{2}$$P$$_{2}$$Se$$_{6}$$の中性子非弾性散乱による格子振動の研究と、長周期不整合構造によるサテライト反射の中性子散乱実験を行った。この結果、音響フォノンと光学フォノンのエネルギー分散関係が得られ、不整合構造相に近づくにつれて、横波光学モードが強くソフト化する(エネルギーが急激に低下する)ことがわかった。得られたフォノンの振舞はこの物質が示す常誘電相-不整合相-強誘電相という相転移に対応している。

論文

Phonon measurement of RbCl at 4.9 kbar

石井 慶信; 森 章浩*; 小野寺 昭史*; 川野 真治*; 森井 幸生

Physica B; Condensed Matter, 241-243, p.409 - 411, 1998/00

 被引用回数:3 パーセンタイル:70.79

RbClは約5Kbarの高圧でNaCl型結晶構造からCsCl型結晶構造へ転移する。この相転移のメカニズムを明らかにするため、転移圧力直下である4.9Kbarの高圧を加え、その時の格子振動を調べた。格子振動のエネルギーの圧力依存性は[川]方向に進む横波モードで著しく、ゾーン境界でフォノンエネルギーが低下した。この晶系での原子の非調和は[小]方向に強く作用することからこのエネルギー低下は原子振動の非調和によるものと考えた。

報告書

一方向炭素繊維強化複合材料の中性子照射による熱伝導率変化

斎藤 保; K.Deng*; 中野 純一; 山田 禮司

JAERI-Research 97-001, 18 Pages, 1997/01

JAERI-Research-97-001.pdf:0.85MB

次世代の核融合炉の実現にとってプラズマ対向材料の開発が必要であり、C/C材が有力な候補材料となっている。ここでは、より高熱伝導性を持つ材料として、炭素繊維束を一方向に配列したC/C材料(MFC-1)について、中性子照射(1070K,0.7dpa)による熱伝導率の低下を測定した。その結果、熱伝導率は室温の値で照射前の20%に低下したが、測定時の温度依存性も大きく、900Kでは照射前の45%であった。フォノンの平均自由行程を、ウムクラップ過程、結晶粒界、照射欠陥の3要素に分けて計算し、照射による熱抵抗の増加及び焼鈍による回復結果について測定時の温度依存性も含めて論じた。

論文

X-ray signal production processes in Nb-based superconducting tunnel junctions

片桐 政樹; 岸本 牧; H.Kraus*; 浮辺 雅宏*; 倉門 雅彦*; 中沢 正治*; 前畑 京介*; 石橋 健二*; 中村 龍也*

Proc. of 7th Int. Workshop on Low Temperature Detectors (LTD-7), p.39 - 44, 1997/00

SIS(超伝導-絶縁体-超伝導)構造を持つ超伝導トンネル接合素子による準粒子検出に関して、直接超伝導体内で作り出されたものと基板内でフォノンを介して作り出されたものをそれぞれ別個に測定しその特性を調べた。5.9keVX線を用いて178$$mu$$m$$times$$178$$mu$$mNb接合素子のX線に対する応答特性と接合に印加するバイアス電圧を変化させながら測定した。その結果、直接超伝導体内で作り出される準素子と基板内でフォノンを介して作り出される準粒子と基板内でフォノンを介して作り出される準粒子の接合を介しての収集特性が異なることがわかった。この原因は、準粒子とフォノンに対してトンネル接合の超伝導層内に異なったエネルギーレベルが存在するためと推測される。

論文

Neutron scattering studies of the effects of uniaxial stress and ageing on the $$beta$$$$_{1}$$-Cu-Al-Zn alloy

永澤 耿*; 山田 美代子*; 森井 幸生

Journal of the Physical Society of Japan, 65(3), p.778 - 781, 1996/03

 パーセンタイル:100(Physics, Multidisciplinary)

Cu-17.0Al-14.3Zn合金の$$beta$$$$_{1}$$相で、フォノン分散関係や弾性散乱異常が一軸応力や熱処理によってどのような影響を受けるかを調べた。[110]TA$$_{1}$$フォノンの測定から、[001]応力が$$beta$$$$_{1}$$相からマルテンサイト相への転移に関連する格子振動不安定性を増巾することが判明した。一方、2/3q$$_{0}$$に現われる弾性散乱異常は、この転移とは関連していない。また373Kで7日間の熱処理を加えても、[110]TA$$_{1}$$、[111]LA、[112]TAフォノンや2/3q$$_{0}$$弾性散乱、$$omega$$的弾性散乱への影響は見出せなかった。これらの弾性散乱は$$beta$$$$_{1}$$相における空孔の規則性からもたらされていると推測される。

論文

Two-phonon $$gamma$$-vibrational state in $$^{168}$$Er

大島 真澄; 森川 恒安*; 初川 雄一; 市川 進一; 篠原 伸夫; 松尾 正之*; 草刈 英栄*; 小林 直樹*; 菅原 昌彦*; 稲村 卓*

Physical Review C, 52(6), p.3492 - 3495, 1995/12

 被引用回数:27 パーセンタイル:18.23(Physics, Nuclear)

多フォノン状態は球形領域核では知られているが、変形核ではこれまで2例報告されている。その1つである$$^{168}$$Erについて新たにクーロン励起法による粒子-ガンマ線角度相関実験を行った。その結果2056keVのエネルギーにガンマ振動2フォノン状態を同定し、以前より良い精度でのE2転移確率を得た。この解析からこの状態は50%程度の2フォノン成分を含むことがわかった。

論文

Dynamical structure analysis applied to Si and Ge

J.Kulda*; 石井 慶信; 片野 進

Physica B; Condensed Matter, 213&214, p.427 - 429, 1995/00

 被引用回数:2 パーセンタイル:80.36

本論文はダイヤモンド構造を持つシリコンおよびゲルマニュームについて、格子振動の動的構造をJRR-3Mに設置した3軸中性子スペクトルメーターを使用して詳細に調べた結果をまとめたものである。シリコン及びゲルマニュームは共有結合により各原子が結びついており、これまでに格子振動の固有値ベクトルが精密に決定されてなく、今回の測定でこれを決定した。また、第一原理に基づく格子振動の理論計算も行い、実験結果と計算結果との比較検討した。その結果、両者は非常によく一致した。さらに、実験で得られた動的構造から、シリコン及びゲルマニュームの低温における熱膨張係数が負であることが説明出来た。

論文

Phonon dispersion relations of premartensitic $$beta$$$$_{1}$$-phase in AuZn alloys

牧田 知子*; 永澤 耿*; 森井 幸生; 皆川 宣明; 大野 英雄

Physica B; Condensed Matter, 213-214, p.430 - 432, 1995/00

 被引用回数:15 パーセンタイル:31.9

AuZn合金は融点直下から広範囲の温度領域にわたってCsCl型規則構造(B$$_{2}$$構造)であり、これを冷却すると液体窒素温度付近、またはそれ以下の温度でマルテンサイト変態することが知られている。しかしこの合金に関する研究は少なく、マルテンサイト変態機構は勿論、マルテンサイトの結晶構造も明らかではない。これらの問題の解明は、$$beta$$相合金に生じるマルテンサイト変態の性質を統一的に理解するための基礎として重要である。この見地から、放射光及び中性子を用いて研究を行っているが、本研究では、プレマルテンサイト状態のフォノン分散、特に[110]TA$$_{1}$$フォノン分散の温度変化及びマルテンサイトの結晶構造に関する研究を行い、変態機構について議論した。

論文

極低温放射線検出器; 研究の現状

片桐 政樹

Radioisotopes, 44(9), p.679 - 680, 1995/00

放射線検出器の最も重要な性能の1つであるエネルギー分解能が従来の検出器に比較し格段に向上することから極低温放射線検出器の研究が国内外で精力的に進められている。本検出器は原理により大きく分けて3種類であり、超伝導トンネル接合放射線検出器、弾道フォノン型放射線検出器、カロリーメータ型放射線検出器にわけられる。本報告は、これらの検出器の検出原理、研究過程及び研究の状況をレビューしたものである。

論文

Inelastic-neutron-scattering study of phonon eigenvectors and frequencies in Si

J.Kulda*; D.Strauch*; P.Pavone*; 石井 慶信

Physical Review B, 50(18), p.13347 - 13354, 1994/11

 被引用回数:32 パーセンタイル:13.78(Materials Science, Multidisciplinary)

本論文は、JRR-3Mに設置してある3軸型中性子分光器(TAS-1)を用いて中性子非弾性散乱実験を行い、Siのフォノン振動数、フォノン固有値ベクトル及び非弾性散乱構造因子を明らかにしたものである。用いた試料は(III)面で切り出した厚さ5mmの円板状Si単結晶であり、加工歪を除去するためエッチング処理したものである。フォノン振動数及び強度測定は[001]、[110]、[111]の3つの結晶主軸方向にそって行い、さらに、各々4種の異なったブリリアン・ゾーンにわたって行った。以上の実験から、振動数・固有値ベクトルなどが明らかになった。一方、第一原理に基づく理論計算も行い、実験結果と比較した。その結果、一部を除き、理論計算結果と良く一致する。しかしながら、実験結果を完全に説明するには調和振動モデルでは限界がある。

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