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中山 梓介
Journal of Nuclear Science and Technology, 55(6), p.614 - 622, 2018/06
被引用回数:0 パーセンタイル:100(Nuclear Science & Technology)次期JENDL汎用ライブラリの開発に向け、Cuに対する中性子断面積をJENDL-4.0での分離共鳴領域以上の入射エネルギー範囲である50keVから20MeVにおいて計算した。中性子と
Cuの間の相互作用には分散型チャネル結合光学ポテンシャルを採用し、核反応計算には直接・前平衡・複合核の三つの反応過程を考慮した。この際、断面積ならびに微分および二重微分断面積はすべて、単一のモデルパラメータセットを用いて相互に矛盾なく計算した。こうして得られた計算結果は実験データをよく再現した。さらに、本研究で得られた断面積データを用いることにより、
Cu
Co反応に対する積分テストに見られていた計算値と実験値の不一致が改善された。
柴田 恵一
Journal of Nuclear Science and Technology, 54(2), p.147 - 157, 2017/02
被引用回数:1 パーセンタイル:80.48(Nuclear Science & Technology)次期汎用評価済み核データライブラリJENDLのためにプラチナ同位体の中性子核データをeVから20MeVのエネルギー範囲で評価した。天然同位体の分離共鳴パラメータはMughabghabの推奨値を採用した。非分離共鳴パラメータは核反応モデルにより計算された全断面積及び捕獲断面積を再現するように決定した。分離共鳴領域以上のエネルギーでは、統計模型コードCCONEを用いて断面積を評価した。計算では、複合核過程に加えて、前平衡及び直接過程を考慮した。中性子とプラチナ同位体との相互作用はチャネル結合光学模型ポテンシャルを用いた。評価結果は実験値とよく一致しており、既存の評価済みデータを上回るものであった。今回得られた結果から、ENDF形式でデータファイルを作成した。
中山 梓介
JAEA-Conf 2016-004, p.147 - 152, 2016/09
銅は核融合炉用のヒートシンク材あるいは加速器駆動システム用の構造材などとして重要な元素である。それゆえ、銅同位体に対するより高精度の中性子核データが必要とされている。さらに、その核データを用いた計算から得られる種々の積分量の不確かさを評価するため、共分散データも必要とされている。共分散は、相異なる反応の断面積など、異なるデータ間の相関した不確かさを含むものである。JENDL-4.0のCuに対する核データ評価ではいくつかの反応に対する断面積や角度分布は種々の計算コードによって計算されていた。共分散データの整備に向け、
Cuに対する中性子核データをCCONEコードを用いた統一的な手法で評価した。
柴田 恵一
Journal of Nuclear Science and Technology, 52(4), p.490 - 502, 2015/04
被引用回数:4 パーセンタイル:54.36(Nuclear Science & Technology)次期汎用評価済み核データライブラリのためにTeの中性子核データを
eVから20MeVのエネルギー範囲で評価した。分離共鳴パラメータが存在しない核種の熱中性子捕獲断面積は実験値あるいは簡易式より決定した。自己遮蔽計算のために、全標的核に対して非分離共鳴パラメータを求めた。一方、分離共鳴領域以上のエネルギーでは、統計模型コードCCONEにより断面積を計算した。中性子と原子核間の相互作用はチャネル結合光学模型ポテンシャルを用いた。CCONEの計算では、複合核過程に加えて、前平衡及び直接過程を考慮した。評価結果は既存の実験値とよく一致しており、JENDL-4.0を上回る再現性であった。今回得られた結果から、ENDF型式でデータファイルを作成した。
柴田 恵一*; 長谷川 明*
JNC-TJ9400 2000-004, 109 Pages, 2000/02
平成810年度に高速炉の炉心解析で重要な核種・反応について、評価済核データライブラリーJENDL-3.2に収納されている中性子核データの共分散を推定し、共分散ファイルを作成した。今年度は、作成した共分散ファイルの見直しを行い、データの改良を行った。改良されたのは16乗Oの非弾性散乱断面積、23乗Naの全断面積、235乗Uの核分裂反応断面積、238乗Uの中性子捕獲断面積及び238乗Uの分離共鳴パラメータの共分散である。また、233乗Uに関しては新たに共分散データを整備した。本研究で求められた共分散は、ENDF-6フォーマット編集されファイル化された。
T.Liu*; 柴田 恵一; 中川 庸雄
JAERI-M 91-011, 89 Pages, 1991/02
天然銀及びその同位元素(Agと
Ag)の中性子核データを10
eVから20MeVまでのエネルギー範囲で評価した。評価した物理量は、全断面積、弾性・非弾性散乱断面積、捕獲反応断面積、(n,2n)反応断面積、(n,3n)反応断面積、(n,p)反応断面積、(n,
)反応断面積、(n,np)反応断面積、(n,n
)反応断面積、ガンマ線生成断面積、共鳴パラメータそして放出中性子、ガンマ線の角度及びエネルギー分布である。本評価は、利用可能な実験値及び理論計算値を基に行なった。その際、多段階Hauser-Feshbach理論による計算は、反応断面積を決定する上で重要な役割を果たした。5MeV以上のエネルギーでは、複合核過程に加えて前平衡過程も考慮して計算を行なった。本報告書は日本原子力学会欧文誌に掲載された内容に多くの図表を加え、JENDL-3ユーザーにより詳細な情報を提供する目的で作成された。
T.Liu*; 柴田 恵一; 中川 庸雄
Journal of Nuclear Science and Technology, 27(8), p.756 - 765, 1990/08
天然銀及びその同位元素(Agと
Ag)の中性子核データを10
eVから20MeVまでのエネルギー範囲で評価した。評価した物理量は、全断面積、弾性・非弾性散乱断面積、捕獲反応断面積、(n,2n)反応断面積、(n,3n)反応断面積、(n,p)反応断面積、(n,
)反応断面積、(n,np)反応断面積、(n,n
)反応断面積、ガンマ線生成断面積、共鳴パラメータそして放出中性子、ガンマ線の角度及びエネルギー分布である。本評価は、利用可能な実験値及び理論計算値を基に行った。その際、多段階Hauser-Feshbach理論による計算は、反応断面積を決定する上で重要な役割を果たした。5MeV以上のエネルギーでは、複合核過程に加えて前平衡過程も考慮して計算を行った。評価済みデータはENDF-5フォーマットで編集し、JENDL-3に収納した。
柴田 恵一; 中川 庸雄; 浅見 哲夫*; 深堀 智生; 成田 孟; 千葉 敏; 水本 元治; 長谷川 明; 菊池 康之; 中島 豊; et al.
JAERI 1319, 516 Pages, 1990/06
日本の評価済み核データライブラリーの第3版JENDL-3の汎用ファイルがシグマ研究委員会の協力の基に原研核データセンターにより編集された。この汎用ファイルは、核分裂炉、核融合炉の設計や遮蔽計算に必要な171核種の中性子核データを収納している。JENDL-3作成に於いては、核融合への適応を考慮して高エネルギーデータの精度改善及びガンマ線生成データの評価に注意を払った。その際、理論計算は重要な役割を果たした。また、重要な核分裂性核種及び親物質の断面積の決定には、同時評価と呼ばれる評価手法を用いた。本報告書では、軽核、中重核、重核の評価方法の概要が記述されている。また、付録には、JENDL-3のFile1にあるコメント・データを核種毎に掲げた。
柴田 恵一
JAERI-M 90-024, 34 Pages, 1990/02
He及び
Heの中性子核データが10
eVから20MeVのエネルギー範囲でJENDL-3のために評価された。評価された量は、
Heの全断面積、弾性散乱断面積及び
Heの全断面積、弾性散乱断面積、(n、p)、(n、d)反応断面積である。
Heの全断面積及び弾性散乱断面積は全エネルギー領域にわたってR行列理論により解析された。
Heの評価においては1MeV以下では全断面積、弾性散乱断面積、(n、p)反応断面積を考慮したR行列理論の計算が行われ、一方1MeV以上では実験値に基づいて評価が行われた。評価済みデータはENDF-5フォーマットで編集された。本報告書は日本原子力学会改文誌(1990年1月号)に掲載された内容に多くの図表を加え、JENDL-3ユーザーにより詳細な情報を提供する目的で作成された。
柴田 恵一; 浅見 哲夫*; 村田 徹*; 神田 幸則*; 千葉 敏; 中島 豊; 田中 哲也*
JAERI-M 90-012, 32 Pages, 1990/02
Oの中性子核データをJENDL-3のために10
eVから20MeVのエネルギー範囲で評価した。評価した物理量は、全断面積、弾性・非弾性散乱断面積、(n,2n),(n,
),(n,p),(n,d),(n,
),(n,np),(n,n
)反応断面積および放出中性子、ガンマ線の角度、エネルギー分布である。3MeV以下の全断面積はR行列理論により評価を行った。非弾性散乱、(n,np),(n,n
)反応断面積およびガンマ線生成断面積は統計理論により計算した。
柴田 恵一
Journal of Nuclear Science and Technology, 27(1), p.81 - 88, 1990/01
He及び
Heの中性子核データを10
eVから20MeVのエネルギー範囲で評価した。評価した量は、
Heの全断面積、弾性散乱断面積及び
Heの全断面積、弾性散乱断面積、(n,p)、(n,d)反応断面積そして両同位元素の弾性散乱角度分布である。評価の際、
Heの全断面積及び弾性散乱断面積は全エネルギー領域にわたって、R行列理論により解析された。
Heに関しては、1MeV以下の全断面積、弾性散乱断面積、(n,p)反応断面積をR行列理論計算で評価し、一方1MeV以上の断面積は実験値に基づいて評価した。上記評価済みデータはENDF-5フォーマットで編集し、JENDL-3に収納した。
白土 しょう二*; 渋谷 真二*; 秦 和博*; 安藤 嘉章*; 柴田 恵一
JAERI-M 89-107, 27 Pages, 1989/08
リチウム同位体に関する14MeV中性子誘起核反応断面積の測定結果についてまとめた。測定には2個のガス比例計数管とシリコン検出器から成るカウンターテレスコープを用いた。Li(n,d)n
Heと
Li(n,t)n
Heからの重陽子、三重陽子のスペクトルは終状態相互作用理論により解析された。これらの反応及び
Li(n,t)
He、
Li(n,d)
He反応の角度分布は有限レンジDWBAで解析され、分光学的因子が求められた。
千葉 敏; 柴田 恵一
JAERI-M 88-164, 52 Pages, 1988/08
最近の実験データを考慮して、JECDL-3PR1に格納されているLiと
Liの中性子核データをJENDL-3のために部分的に改訂した。この改訂は主として、日本で測定された中性子の二重微分断面積を考慮して行った。また、
Li(n,n't)
反応の断面積も、最近行われたトリチウム計測の方法による測定データを考慮した結果、14MeV領域でより大きな値であることがわかった。
Li(n,n'd)
反応から放出される連続的な形状を持つ二次中性子のスペクトルについては、終状態での二つの荷電粒子の間に働くクーロン相互作用を考慮した三体の位相空間分により計算した。
柴田 恵一
JAERI-M 84-226, 76 Pages, 1984/12
JENDL-3のためにBeの中性子核データを10
eVから20MeVのエネルギー範囲で評価した。評価した量は全断面積、弾性・非弾性散乱断面積、光子生成断面積、(n,
)反応断面積、(n,p)反応断面積、(n,d)反応断面積、(n,t)反応断面積、(n,
)反応断面積、中性子の角度分布およびエネルギー分布である。830KeV以下の全断面積はR-行列理論により計算した。非弾性散乱断面積および荷電粒子放出反応断面積の計算には統計模型を用いた。(n,2n)反応断面積は非弾性散乱断面積および(n,
)反応断面積の和で与えられる。
柴田 恵一
JAERI-M 84-204, 43 Pages, 1984/11
JENDL-3のためにLiの中性子核データを10
eVから20MeVのエネルギー範囲で評価した。評価した量は全断面積、弾性散乱断面積、非弾性散乱断面積、放射性捕獲断面積、光子生成断面積、(n,2n)反応断面積、(n,d)反応断面積、(n,n')dt反応断面積、2次中性子の角度分布およびエネルギー分布である。非弾性散乱では2本の離散準位を考慮した。連続準位への非弾性散乱および(n,2n)反応のエネルギー・角度分布は3体位相空間模型により計算した。
柴田 恵一
JAERI-M 84-198, 59 Pages, 1984/11
JENDL-3のためにLiの中性子核データを10
evから20Mevのエネルギー範囲で評価した。評価した量は全断面積、弾性散乱断面積、非弾性散乱断面積、放射性捕獲断面積、光子生成断面積、(n,2n)反応断面積、(n,p)反応断面積、(n,
)反応断面積、2次中性子の角度分布およびエネルギー分布である。1Mev以下の全断面積、弾性散乱断面積および(n,
)反応断面積はR-マトリックス理論により計算された。非弾性散乱では2本の離散準位を考慮した。(n,2n)反応および連続準位への非弾性散乱の2重微分断面積は位相空間模型により計算された。
柴田 恵一; 伊尾木 公裕*
JAERI-M 84-165, 36 Pages, 1984/09
日本の評価済み核データライブラリー(JENDL-2)のためにBeの中性子核データを10
eVから20MeVのエネルギーにわたって評価した。評価した量は全断面積、弾性散乱断面積、(n,2n)反応断面積、(n,
)反応断面積、(n,P)反応断面積、(n,d)反応断面積、(n,t)反応断面積、(n,
)反応断面積および放出中性子の角度分布、エネルギー分布である。今回の評価は全面的に実験値に基づいて行われた。
柴田 恵一
JAERI-M 84-163, 33 Pages, 1984/08
日本の使用済み核データライブラリーの第2版(JENDL-2)のためにLiの中性子核データを10
eVから20Mevのエネルギーにわたって評価した。評価した量は全断面積、弾性散乱断面積、非弾性散乱断面積、(n,
)反応断面積、(n,n')
t反応断面積および中性子の角度分布である。今回の評価は全面的に実験値に基づいて行われた。
柴田 恵一
JAERI-M 83-221, 66 Pages, 1983/12
JENDL-3のためにCの中性子核データを10
eVから20MeVのエネルギーにわたって評価した。評価した量は全断面積、弾性散乱断面積、非弾性散乱断面積、放射性捕獲断面積、光子生成断面積、(n、p)反応断面積、(n、d)反応断面積、(n、
)反応断面積、中性子および光子の角度分布、エネルギー分布である。非弾性散乱のしきい値以下のエネルギーでは、全断面積はR-マトリックス理論により計算された。非弾性散乱では3つの離散準位を考慮した。
柴田 恵一; 成田 孟; 五十嵐 信一
JAERI-M 83-006, 45 Pages, 1983/02
Hの中性子核データを10
eVから20MeVの中性子エネルギーにわたって評価した。評価した量は全断面積、弾性散乱断面積、中性子捕獲断面積、(n、2n)反応断面積、弾性散乱角度分布および(n、2n)反応二重微分断面積である。弾性散乱角度分布および(n、2n)反応からの放出中性子スペクトルはFaddeev方程式にもとづいて計算された。評価すみデータはENDF/Bフォーマットでファイル化されており、日本の評価ずみ核データライブラリーの第2版、JENDL-2に格納される。