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光岡 真一; 池添 博; 西尾 勝久; 佐藤 健一郎; Lu, J.
Physical Review C, 65(5), p.054608_1 - 054608_9, 2002/05
被引用回数:37 パーセンタイル:83.89(Physics, Nuclear)クーロン障壁近傍での重イオン融合反応が、原子核の変形や入射エネルギー,入射核の中性子数にどのように依存しているかを調べるために、Ni+Sm及びNi+Smにおける融合残留核の励起関数を測定した。実験は、原研タンデムブースター加速器を用いて行い、Ni及びNiビームを変形核Smターゲットに照射した。融合原子核Th及びThの残留核は、反跳生成核分離装置を用いて分離し、崩壊で放出される線を検出することを同定した。測定結果を、変形の効果を取り入れた理論計算と比較した結果、融合の確率が変形核への衝突の向きに強く依存することがわかった。また、中性子数が4つ多いNiビームの場合、Niビームに比べて反応確率が100倍程度大きくなることがわかった。
光岡 真一; 池添 博; 西尾 勝久; Lu, J.
Physical Review C, 62(5), p.54603_5 - 54603_9, 2000/11
被引用回数:70 パーセンタイル:93.26(Physics, Nuclear)クーロン障壁近傍の重イオン原子核融合反応において入口チャンネルでの原子核の変形が融合確率に大きく影響すること実験的に明らかにした。タンデムブースター加速器からのNiビームを変形核Smに照射し、融合核を反跳生成核分離装置を用いて測定した。出口チャンネルでの蒸発過程の影響を除くため、同じ複合核Thを生成するS+W反応でも同じ測定を行い比較した。融合確率の入射エネルギー依存性を詳しく測定した結果、変形核の長軸側から反応した場合、融合確率が大きく減少してしまうが、短軸側から反応した場合には減少が見られなかった。一般に重イオン融合反応では、融合確率の減少が見られるが、今回のように短軸側からの反応ではそれがなかったことは、大きな確率で重元素合成が可能であることを示しており、今後の超重元素合成への有効な足がかりとなると期待できる。
岩本 昭; R.Herrmann*
Z. Phys., A, 338, p.303 - 307, 1991/00
大変形を起こした原子核からの荷電粒子の蒸発を、フェルミガス模型の立場で定式化した。さらにこの定式化を用いると、核分裂の鞍部点の変形を起こした状態から荷電粒子の蒸発が起こりうることを指摘した。以上の模型をRaからのアルファ粒子放出に対して計算したところ、非常に低エネルギーのアルファ粒子が放出される過程があると分かった。