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吉井 文男; 久米 民和
JAERI-Conf 2002-013, 187 Pages, 2003/02
アジア原子力フォーラム(FNCA)電子加速器利用ワークショップが、文部科学省の主催,日本原子力研究所及び日本原子力産業会議の協賛により、2001年1月28日(月)~2月1日(金)に高崎で開催された。本ワークショップには、中国,インドネシア,韓国,マレーシア,フィリピン,タイ,ベトナムから各一名、日本からは電子加速器利用の専門家など36名が参加した。本ワークショップでは、放射線利用特に電子加速器の利用に関する各国の現状報告及び各種電子加速器の形式や特性の紹介が行われた。特に、天然ゴムラテックス,天然高分子溶液,高分子フィルムの加工,香辛料や種子の殺菌,排煙の脱硫・脱硝やダイオキシンの分解処理など、液体,固体,気体への利用に関する研究開発の現状が報告された。各国からのニーズ提案に基づき、プロジェクト実施計画の討議を行い、対象を液体及び固体(フィルム,粉粉体)とすることが合意された。本論文集は、これからの各発表者からの投稿原稿を収録したものである。
久米 民和
ポリマーダイジェスト, 53(3), p.17 - 26, 2001/03
多糖類やタンパク質などの天然高分子は、放射線によって会重合することにより、失活や活性誘導などがおこる。ここでは、多糖類の放射線分解物による植物の生育促進効果、植物自己防御物質(ファイトアレキシン)の誘導、重金属や塩などの環境ストレス障害抑制効果、抗菌活性の発現など、新規生物活性の発現について解説する。タンパク質に関しては、放射線失活及び新規活性の誘導効果について述べる。また、これら天然高分子の放射線による変化を利用した、実用分野への応用を紹介する。
高機能材料第1研究室
JAERI-Conf 2000-003, p.174 - 0, 2000/03
高崎研では、東南アジア諸国のそれぞれと2国間研究協力を行っており、放射線を利用した澱粉の橋かけ、天然ゴムラテックスの橋かけ、絹タンパク質の分解、海産多糖類の分解などの研究を進めている。これらの協力研究は、東南アジア特産の天然高分子を材料として、放射線加工技術により付加価値を高め、応用分野の拡大を図ることを目的としている。したがって、個々の材料は異なるが、放射線の作用には共通点があり、情報交換をとおして効率的に研究を進めることができ、資源のリサイクル及び環境汚染防止という強い社会的要請に応える技術の確立に役立つ。そこで、2国間研究協力の相手国5か国から研究者を招いて「天然高分子の放射線加工処理」に関するワークショップを開催し、これまでの成果の発表及び今後の展開に関する討議を行った。本ワークショップには国内外の研究者61名(外国人16名,国内29名,原研16名)が参加し、2国間研究協力の相手国5か国から11件、原研から6件、外部からの招待講演2件の講演を行った。本論文集は、ワークショップで発表された論文等を編集したものである。
久米 民和
有機材料への放射線利用の新展開講演要旨集, p.1 - 6, 1998/00
多糖類やタンパク質などの天然高分子の放射線による変化と、その応用に関する研究を紹介する。多糖類は放射線によって分解し、本来有している生物活性が失われる。しかし、放射線分解産物の中には、これまでに見られなかった新しい生物活性が発現する場合がある。ここでは、多糖類の放射線分解産物の抗菌活性、植物生育促進効果、ファイトアレキシン(抗菌物質)誘導活性などについて述べる。また、タンパク質の放射線による変性と、新しい生物活性の誘導に関する知見も紹介する。