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影山 十三男; 菅谷 伸一; 河野 秀作; 樋口 英俊; *; 木幡 正人*; 野田 吉範*
JNC TN8400 2001-026, 29 Pages, 2001/12
Np含有MOX燃料中のNp含有量を測定するために、吸光光度法による測定条件について検討した。試料溶液中のNpの原子価をIV価に調整した後、727nmの吸収ピークの吸光度を測定することにより、Np濃度を求めた。本法の検量線は、Np濃度0.8mg/mlまで直線性を示した。また、Np溶液にPu,U量を各々Npの30倍量、60倍量まで添加したが、この範囲ではNp分析値への影響はなかった。本分析法により、2%Np含有MOX燃料を想定した試料中のNp含有量を分析したときの相対標準偏差(RSD)は約4%であった。さらに、物性測定試験に用いるNp含有MOX燃料の原料粉中のNp含有量を測定した。その結果、本法はNpをPuとUから分離することなくNp含有量を測定できることを確認した。本分析法は、物性測定試験用のNp含有MOX燃料中のNp含有量を分析するための迅速簡便法として十分適用できる。
小林 英男; 鈴木 徹; 千葉 正彦; 佐藤 光弘; 川崎 雅史; 平沢 正*; 大内 勇一*
JNC TN8440 2001-005, 33 Pages, 2001/02
プルトニウム燃料センターにおいて、プルトニウム・ウラン同位体分析および濃度分析のために、4台の質量分析装置を使用している。それらの装置の管理のために、試料分析の都度プルトニウム・ウランの標準試料を測定しており、それらのデータを評価した結果、質量分析における分析誤差は、保障措置分析に関する国際目標値を十分満足するとともに、従来法からトータルエバポレーション法に変更したことにより、特にプルトニウム同位体分析において顕著にランダム誤差が改善されたことが確認できた。
柴田 恵一; 中島 豊; 深堀 智生; 千葉 敏; 中川 庸雄; 河野 俊彦*
JAERI-Research 96-041, 76 Pages, 1996/08
評価済核データライブラリーJENDL-3.2に収納されているHの全断面積、弾性散乱断面積、中性子捕獲断面積、天然Zrの中性子捕獲断面積、(n,2n)反応断面積、非弾性散乱断面積及びUの非弾性散乱断面積、分離共鳴パラメータの誤差を推定した。それぞれのデータのJENDL-3.2で用いられた評価手法を検討し、それに基づいて評価中性子の標準偏差及び相関行列を求め18群構造の共分散行列を作成した。本研究で得られた誤差データは動燃事業団で行われる高速炉用炉定数調整作業に用いられる。
山澤 弘実; 永井 晴康
JAERI-M 93-118, 96 Pages, 1993/06
複合地形でのモデルの風速場及び乱流場再現性検証のための気象データを取得する目的で、1992年2月、8月及び9月に、下北地区で気象観測及びアメダス等の既設観測点のデータ収集を行った。モデル再現計算に適した期間の選択、その期間での特徴的な現象の抽出を行った。また、ソーダーで得られたデータの正当性評価を行った結果、平均鉛直風は地形を反映したものである事が示され、標準偏差は従来の方法(単純な統計計算)で求める事が可能であることが分かった。
植木 紘太郎*; 林 克己*; 金野 正晴*; 辻 政俊*; 谷内 広明*; 成田 秀雄*; 永瀬 慎一郎*; 関根 啓二*; 笹本 宣雄
JAERI-M 83-142, 52 Pages, 1983/09
今日数多くのモンテカルロコードがあるが、MORSE-CGコードはその中で最も多く使用されている。そこで、いくつかのベンチマーク実験を解析し、MORSEコ-ドの有効性と、コード使用上のパラメータの選定、評価法、さらにMORSEコードの使用法の拡張について説明する。ここで取り上げたベンチマーク実験は次の6題である。I.JRR-4原子炉による中性子スリットストリーミング II.JRR-4原子炉による中性子ダクトストリーミング III.ETNAにおける二回屈曲ダクト中性子ストリーミング IV.WINFRITHにおける鉄深層透過中性子スペクトル V.ORNLにおける14MeV中性子のストリーミングおよび深層透過スペクトル VI.電中研におけるキャスク周囲の線量率分布