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Chiera, N. M.; 佐藤 哲也; 富塚 知博; 浅井 雅人; 伊藤 由太; 白井 香里*; 鈴木 颯人; 床井 健運; 豊嶋 厚史; 塚田 和明; et al.
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 320(3), p.633 - 642, 2019/06
被引用回数:0 パーセンタイル:100(Chemistry, Analytical)等温ガスクロマトグラフ(IGC)装置を開発し、オンライン気相研究に向けた動作試験をおこなった。核反応によって合成した5族遷移金属ニオブおよびタンタルの短寿命同位体をガスジェット気流によってIGC装置へ直接搬送し、反応ガスとしてSOClを用いてオキシ塩化物を生成する。このときのNbOCl
およびTaOCl
の生成条件並びに搬送条件を調べたところ、半減期(
)が約30秒の核種について全体の効率が7%であると見込むことができた。したがって、本IGC装置は
Db(
=34秒)適用可能であることがわかった。
永目 諭一郎
Radioisotopes, 54(11), p.555 - 567, 2005/11
原子番号104を超える超アクチノイド元素研究の最新の成果を、合成と化学的研究という観点からレビューする。昨年理化学研究所で合成された113番元素の実験や結果について紹介するとともに、ロシア原子核研究所が進めている超アクチノイド元素合成研究について概説する。一方化学的研究では、原研での104番元素ラザホージウムの溶液化学的性質で極めて興味ある結果が得られている。これを紹介するとともに、ヨーロッパのグループが行った108番元素ハッシウムの気相化学実験を解説する。また昨年決定した111番元素の命名についても簡単に触れる。
羽場 宏光*; 永目 諭一郎
現代化学, (405), p.32 - 38, 2004/12
原子番号104を超える超重元素の合成と化学的性質に関する最新の研究情報を解説する。なかでも理化学研究所や、ロシア原子核研究所での最近の113番元素よりも重い元素合成に関する成果を紹介する。また110, 111番元素の命名状況について説明する。一方、化学的性質に関する研究では、原研での最近の104番元素ラザホージウムの溶液化学研究の概要を紹介するとともに、ヨーロッパのグループによる108番元素ハッシウムの気相化学に関して概説する。最後に超重元素化学研究の展望を述べる。
中村 彰夫
日本原子力学会誌, 45(11), p.736 - 737, 2003/11
筆者が科学プログラム編集委員を務めた表記国際会議(2003年5月19-23日,東大にて開催)の概要について、原子力学会の依頼により、まとめた。
金子 哲也*; 小野 佐和子*; 後藤 真一*; 羽場 宏光; 浅井 雅人; 塚田 和明; 永目 諭一郎; 工藤 久昭*
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 255(2), p.381 - 384, 2003/02
被引用回数:0 パーセンタイル:100超アクチノイド元素のオンライン気相化学研究に向けて等温ガスクロマトグラフ装置の開発を行った。本装置を用いて、超アクチノイド元素ラザフォージウムRf(原子番号104)のモデル実験として周期表同族元素と考えられるジルコニウムZr,ハフニウムHfの等温クロマトグラフ挙動を求めた。
佐藤 哲也; Chiera, N. M.*; 富塚 知博; 床井 健運*; 鈴木 颯人*; 伊藤 由太; 浅井 雅人; 白井 香里*; 井上 浩樹*; 安達 サディア*; et al.
no journal, ,
原子番号が100を超える超重元素領域では、強い相対論効果の化学的性質への影響に興味がもたれている。我々は、105番元素ドブニウム(Db)の化学的性質を明らかにするため、5族元素オキシ塩化物を対象にオンライン等温ガスクロマトグラフ実験をおこなった。核反応で合成した短寿命核種と反応ガスN/SOCl
(酸素濃度1%)との反応により生成した揮発性化合物は、揮発性に応じた効率で一定温度に保たれた分離カラムを通過し、等温ガスクロマトグラフ分離が行われる。その結果、分離カラム温度に対する収量変化として等温ガスクロマトグラフ挙動を観測することができる。実験は原子力機構タンデム加速器実験施設で行った。Dbの同族元素であるNbおよびTaの短寿命核種
Nb(半減期
=14.5分)および
Ta(
=6.76分)を用いて、それぞれの等温ガスクロマトグラフ挙動から、石英表面におけるNbおよびTaオキシ塩化物の吸着エンタルピー(
)を求めた。さらに同一の実験条件下で、
Db(
=33.8秒)の挙動をしらべ、Dbオキシ塩化物の
を得た。NbおよびTaの
と比較したところ、5族元素の揮発性が、Nb
Ta
Dbとなることを実験的に明らかにすることができた。