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相良 明男*; 鎌田 耕治*; 佐々木 貞吉; 馬場 祐治
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 44, p.373 - 376, 1990/00
被引用回数:4 パーセンタイル:53.84(Instruments & Instrumentation)Al-Li(3.46%)合金箔について325~435Cにおけるリチウムの蒸発速度(真空中)をNRA(核反応分析)法により求めた。NRAには
Li(P,
)
He反応を利用し、SSDにより放出
粒子量を決定した。NRAのエネルギースペクトルからリチウム存在量のディプスプロファイルを求めたところ、表面0.2
m以内に著しいリチウム偏析が認められた。にもかかわらず、リチウム蒸発速度は元素状リチウム試料の場合に比し10
倍に低下した。なお、蒸発のさいの活性化エネルギーは1.3eVで、リチウム含有量より多いAl-Li合金及び元素状リチウムの場合とほぼ等しくなることがわかった。
菊池 康之; 関根 信雄*
JAERI-M 85-101, 195 Pages, 1985/07
天然および同位体ニッケルの中性子核データの評価を行った。評価した量は10eVから20MeVにわたる全断面積、弾性および非弾性散乱、捕獲、(n,2n)、(n,3n)、(n,p)、(n,
)、(n,n′p)、(n,n'
)反応の名断面積、共鳴パラメー夕、二次中性子の角度及びエネルギー分布である。評価は球型光学模型や統計模型を利用しつつ、最近の実験データに基づいて行った。JENDL-1のベンチマークテストの結果も考慮に入れた。特に注意を払った点は、共鳴領域のバックグランド断面積、数MeV以下の非分離共鳴領域の共鳴構造、天然ニッケルファイルの非弾性散乱レベルのグループ化である。今回の評価結果はJENDL-2に採用されている。
菊池 康之; 関根 信雄*
Journal of Nuclear Science and Technology, 22(5), p.337 - 357, 1985/00
被引用回数:5 パーセンタイル:59.41(Nuclear Science & Technology)抄録なし
池添 康正; 佐藤 章一; 清水 三郎
Canadian Journal of Chemistry, 59(3), p.532 - 536, 1981/00
被引用回数:5 パーセンタイル:42.01(Chemistry, Multidisciplinary)核分裂片による炭酸ガスの放射線分解を、線によるそれと比較して調べた。二つの逆反応が考えられた。一つ(速い逆反応)はイオン連鎖反応であり、他(遅い逆反応)はラジカル反応(CO+O+CO
2CO
)である。核分裂片によるG(CO)値は、常に
線によるG(CO)値よりも大であった。この結果を解析して、反応系中での核分裂片飛跡半径
1.04
g・cm
、であることが示された。
池添 康正; 佐藤 章一; 清水 三郎; 松岡 伸吾*
Radiation Physics and Chemistry, 17, p.69 - 70, 1981/00
炭酸ガスの放射線分解に対する水の影響を調べた。その結果、微量の水の存在により、逆反応が促進され、一酸化炭素の生成が抑制されることを見出した。逆反応に関与する酸化種として、O(H
O)
(CO
)
,O
(H
O)
(CO
)
なるクラスターイオンを考えた。
池添 康正; 佐藤 章一; 清水 三郎; 中島 隼人
Hydrogen Energy Progress, p.693 - 703, 1980/00
炭酸ガス放射線分解の反応過程を解析し、水の放射線分解のそれと比較した。その結果、生成物収率の高いこと、また生成物が比較的安定に反応系中に存在しうることの二点が炭酸ガス放射線分解の特徴であり、水素製造のための放射線プロセスとしてすぐれていることが明らかにされた。添加物効果,高線量効果,核分裂片照射効果を実験によって、解明した。
佐藤 章一; 池添 康正; 清水 三郎; 中島 隼人
JAERI-M 8490, 17 Pages, 1979/10
核エネルギーによる閉サイクル水素製造法探索を行い、熱化学的および放射線化学的プロセスとして適当と思われる反応を研究した。熱化学プロセスの研究では、ニッケル・沃素・硫黄を用いるプロセス(NISプロセス)を研究した。また炭酸ガスを用いるプロセスとして、沃化鉄を用いる実行可能なプロセスを見出した。放射線化学プロセスの研究では、添加物を用いた炭酸ガスの放射線分解について、生成物である一酸化炭素の収率を下げる再酸化反応(逆反応)の機構を中心に実験を行った。
池添 康正; 佐藤 章一
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 51(4), p.1016 - 1019, 1978/04
被引用回数:5プロパン濃度を0.5%以下に減少させると、一酸化炭素とともに水および2-プロパノールの生成G値が減少した。アセトンの生成G値は一定であった。これらの生成物G値に対する線量率効果、照射温度効果も調べた結果、水と2-プロパノールの生成反応は逆反応(一酸化炭素再酸化反応)と競争していることが明らかになった。逆反応および水、2-プロパノールの生成反応の両反応に関与している酸化種としてクラスター陰イオン、O(CO
)
、を考えた。G(O
(CO
)
)として1.3と推定した。アセトンの生成反応は逆反応と無関係であること、および励起酸素原子、O
の反応によることが推論された。
池添 康正; 佐藤 章一
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 51(1), p.33 - 36, 1978/01
被引用回数:9プロパン添加0.5%以下において、炭酸ガスの放射線分解によって生成した一酸化炭素は再酸化されて炭酸ガスになる。このため見掛けのG(CO)値が減少する。この時のG(CO)値の圧力、線量率依存性を調べた。その結果、G(CO)値は、高圧、低線量率程、小さくなることが見出された。一酸化炭素の再酸化(逆反応)について、以下のメカニズムを考えた。X+CO
CO
+Y
+Z
,X
+C
H
Y
+Z
,X
+X
mCO
+Z
,但し、X
:0
(CO
)n or O
(CO
)n
荒殿 保幸; 中島 幹雄; 立川 圓造
Journal of Inorganic and Nuclear Chemistry, 39(9), p.1473 - 1476, 1977/09
被引用回数:610LiNO
溶液の原子炉照射の際
Li(n,
)Tにより生ずるTの12%は高エネルギー反応、HtoHTによりHTとなる。 しかし、照射時間の延長と共に見掛けの収率は減少する。今生成量を全体生成量に対する分率で表わすと、その値は1から0.75にまで減少する。同様な傾向は、同時に水の放射線分解で生ずるH
についてもみられ、両者は同一曲線上にのる。この結果からHTは生成後容易に脱励起を行い、結果としてH
と同様な振舞をしめすため、OHラジカルの攻画をうけることを示すものである。 上記の傾向は10
MLiFについてはより明らかであり、HTの見掛けの生成量は
0.05%となり推定値0.03%とよく一致している。これらの結果は原子炉一次冷却水中に生ずるTのほとんどがHTOとして存在することをよく説明するものである。
池添 康正; 佐藤 章一; 清水 三郎; 森山 昇; 小林 敏明
JAERI-M 5498, 10 Pages, 1973/12
炭酸ガス-キセノン、炭椴ガス-プロパン、炭酸ガス-プロピレンの三つの系の放射線分解の組成(0~100%)、照射温度(-196C~400
C)、仕込圧(0.05~2気圧)、線量率(0.085~6.8
10
R/h)などに対する依存性を調べた。これらの系からの一酸化炭素の生成は仕込圧、線量率にはあまり依存しない。温度に対する依存性からは、みかけの活性化エネルギー、1.7kcal/mode(CO
-Xe)、0.1kcal/mode(CO
-C
H
、C
H
)が求められた。三つのいずれの系においても、添加率1%前後で一酸化炭素生成の最大収率がえられ、そのG値は室温および高温(400
C、C
H
添加系のみ300
C)で、それぞれ0.6と29(CO
-Xe)、5.3と7.8(CO
-C
H
)、ならびに6.0と6.8(CO
-C
H
)であった。実験結果から、逆反応を阻止した時にえられる一酸化炭素生成の最大G値、および逆反応の性質について議論した。