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茅野 政道; 山澤 弘実
Health Physics, 70(1), p.55 - 63, 1996/01
被引用回数:6 パーセンタイル:49.77(Environmental Sciences)大気境界層内でのラドンの拡散挙動を計算するための3次元モデルを開発した。このモデルは乱流クロージャモデルを含む大気力学モデルとラドンの大気拡散モデルから構成されている。第1の部分は第2の部分に、ラドンの大気拡散計算に必要な3次元の風速及び拡散場を提供する。モデルは、水平放出源分布、複雑地形、非定常大気を扱うことができる。計算結果は、山岳地形における夜間下降流存在時のラドン濃度と比較し、定性的にその変動を再現した。また、モデルは海陸風存在時のラドンの拡散にも適用された。これらの結果は、本モデルが、各種気象状況でのラドンの大気拡散研究のための有効な手段であることを示した。
山澤 弘実; 近藤 純正*
J.Appl.Meteorol., 28(9), p.996 - 1001, 1989/09
抄録なし
山澤 弘実
JAERI-M 89-082, 43 Pages, 1989/06
大気中の移流拡散評価に用いることを目的とした3次元数値気象モデル(PHYSIC)を開発した。1983年に東海サイト周辺で実施された大気拡散実験時の気象データを用いて、沿岸域でのモデルの性能評価を行った。その結果、夕方から翌日正午までの20時間の風速場の時間変化及び海風の発生とその構造をこのモデルにより再現することができた。計算と観測の直接比較は風速及び気温に限られたが、診断型乱流計算モデルによる追計算により、海風発生時の乱流拡散係数の鉛直分布に関する計算結果も妥当であることが示された。
山澤 弘実
JAERI-M 89-062, 21 Pages, 1989/05
SPEEDIの高精度化研究の中で、複雑地形上での移流・拡散評価を目的とした3次元数値気象モデル(PHYSIC)を開発した。本レポートはモデルを詳細に記述したものである。モデルの基本部分は、水平風速、温位、乱流運動エネルギー、乱流長さスケールの予報方程式系から成る。この他に、乱流拡散係数、接地層週程、地表面熱収支及び大気放射・日射に関する詳細な計算式を記述した。本モデルの時間積分は交互方向陰解法(ADI法)を用いて行われ、差分化は水平・鉛直両方向のスタッガードグリッドを用いている。本モデルを実行するのに必要なメモリー容量は3131
16(地中5層)のグリッドと倍精度変数を用いた場合、約5.3MBである。ベクトルプロセッサーFACOM VP-100を用いた計算では1グリッドポイント、1ステップ当り2.2
10
秒のCPU時間である。
石川 裕彦
JAERI-M 86-187, 111 Pages, 1987/01
日本原子力研究所では、外部諸機関の援助を得て、昭和55年度より6ヵ年に渡り、緊急時関連研究を実施した。本偏は、このうち「気象・風洞実験専門部会」のもとで行なわれた研究の成果をまとめた最終報告書である。この専門部会の活動目的は、「モニタリング・予測専門部会」のもとで進められた緊急時環境線量情報予測システムの開発の基礎となるデ-タ、同システムの検証のためのデ-タを取得する事である。野外実験では海岸付近での拡散実験・特別気象観測を4ヵ年、筑波山周辺の起伏地形上での実験を2ヵ年に渡り実施した。風洞実験では平坦地形上、東海村、島根、筑波山周辺の地形模型上での実験を行なった。また、不安定な温度成層を与えた時の実験を実施した。
茅野 政道; 石川 裕彦
日本原子力学会誌, 26(6), p.526 - 534, 1984/00
被引用回数:5 パーセンタイル:50.92(Nuclear Science & Technology)粒子拡散法を用いて、複雑地形上での外部被曝線量、甲状腺線量、地表面沈着量を評価する方法に付いて述べた。事故放出においては、放射線防護上、正確な線量評価が要求される。ここに報告する粒子拡散法を用いた計算モデルは、3次元の質量保存風速場を用いて大気中放出物の3次元的な時間依存分布を計算できる。また、各粒子からの線量への寄与を積算することにより、外部被曝線量の評価を行うことができる。従来、複雑な濃度の3次元分布に対しては、単純なサブマージョンモデルを用いた外部被曝線量評価が行われてきたが、本モデルにより大気拡散から被曝評価まで一貫した精度の高いシミュレーションが可能になった。このコードの検証のため解析解との比較を行い、よい一致を得た。また、原研で1980年から行われている野外実験との比較も行った。
茅野 政道; 石川 裕彦
日本原子力学会誌, 26(10), p.897 - 904, 1984/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Nuclear Science & Technology)緊急時に、パフモデルを用いて外部被曝線量、甲状腺線量、地評面沈着量を評価する方法について述べた。事故放出においては、放射線防護上正確で迅速な線量評価が要求される。ここに報告する、パフモデルを用いた計算コードは、以下の2点で工夫がなされている。第1に、正確な放出物の流れをシミュレートするために、流跡線は3次元の質量保存則を満たす風速場から求めている。このことは日本の原子力サイトのように複雑な地形上では特に重要である。第2に、濃度分布の3重積分を必要とする外部被曝線量の計算時間を減少させるために、積分計算をモンテカルロ法を用いて行っている。このコードは検証のため解析解との比較を行い、よい一致を得た。また、流跡線観測の結果を用いて、3次元風速場分布から得られる流跡線との比較も行った。