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論文

Isotopic composition of enriched $$^{100}$$Mo for production of medical $$^{rm 99m}$$Tc by $$^{100}$$Mo($$p,2n$$)$$^{rm 99m}$$Tc

橋本 慎太郎; 永井 泰樹*

Journal of the Physical Society of Japan, 92(12), p.124202_1 - 124202_11, 2023/12

$$^{99}$$Moの娘核種であるテクネチウム99m($$^{rm 99m}$$Tc)は6時間の半減期で$$gamma$$線を出す放射性核種(RI)であり、SPECTなどの診断用RIとして世界中で用いられている。親核種の$$^{99}$$Moは原子炉で生成されているが、原子炉施設の老朽化等で安定供給が危ぶまれており、医療用加速器で濃縮$$^{100}$$Mo試料に陽子を照射し、$$^{100}$$Mo($$p,2n$$)$$^{99m}$$Tc反応を通じて生成する方法が提案されている。しかし、試料に微量に含まれる$$^{100}$$Mo以外のMo同位体から、$$^{rm 99m}$$Tc以外のTcが生成される問題がある。そこで本研究では、高純度の$$^{rm 99m}$$Tcを生成できるMo組成を調べるために、天然組成のMoの照射実験データに基づいて、全てのTc同位体生成の反応率を決定し、任意の組成をもつMo試料のTc同位体生成量をPHITSを用いて評価する手法を開発した。本手法の有効性を、濃縮$$^{100}$$Moで生成された各Tcの実測値との比較によって検証するとともに、高純度の$$^{rm 99m}$$Tc生成には$$^{97,96,95}$$Moの各不純物含有量の低減が必須であることを明らかにした。本成果は、照射時間等の施設固有の制約を考慮しながら、高純度の$$^{rm 99m}$$Tcを生成する際に必要なMo原料の組成決定に重要な役割を果たす。

論文

Medical application of radiohalogenated peptides; Synthesis and ${it in vitro}$ evaluation of F(${it p}$-$$^{131}$$I)KCCYSL for targeting HER2

佐々木 一郎; 渡辺 茂樹; 大島 康宏; 須郷 由美; 山田 圭一*; 花岡 宏史*; 石岡 典子

Peptide Science 2015, p.243 - 246, 2016/03

Radioisotope labeled peptides with high affinity to receptors overexpressing on the surface of tumor cells are promising for applications in nuclear medicine such as diagnostic radiography and radiotherapy. Radiohalogens such as $$^{131}$$I and $$^{211}$$At are useful for clinical imaging and therapeutic applications, and it can be introduced at the ${it para}$ position of phenylalanine residue via electrophilic destannylation. KCCYSL (Lys$$^{1}$$-Cys$$^{2}$$-Cys$$^{3}$$-Tyr$$^{4}$$-Ser$$^{5}$$-Leu$$^{6}$$) is a hexapeptide containing disulfide bond. Previous study revealed that KCCYSL has potential as tumor imaging and therapeutic agent targeting tumor cells overexpressing the human epidermal growth factor receptor type 2 (HER2). In this study, we report synthesis and ${it in vitro}$ evaluation of radiohalogenated KCCYSL derivatives. Precursor peptides, Boc-F(${it p}$-SnBu$$_{3}$$)K(Boc)C(Trt)C(Trt)Y($$^{t}$$Bu)S($$^{t}$$Bu)L-OH and Boc-F(${it p}$-SnBu$$_{3}$$)GS($$^{t}$$Bu)GK(Boc)C(Trt)C(Trt)Y($$^{t}$$Bu)S($$^{t}$$Bu)L-OH, were synthesized by the Fmoc solid phase peptide synthesis. Then, precursor peptides were radioiodinated via electrophilic destannylation, and they were deprotected to obtain F(${it p}$-$$^{131}$$I)KCCYSL and F(${it p}$-$$^{131}$$I)GSGKCCYSL in radiochemical yield 15% and 17%, respectively. ${it In vitro}$ assays of the radioiodinated peptides for HER2 and stability in serum are being undertaken.

論文

放射線利用の経済規模

柳澤 和章; 久米 民和; 幕内 恵三

Radioisotopes, 50(11), p.581 - 590, 2001/11

放射線利用の経済効果(Economic Benefits)は、米国で既に10年前に調査され、直接・間接効果含めて110b$(約14兆円)あることが報告されている。放射線利用と原発エネルギー利用の効果比較では、79%:21%であった。筆者等は我が国で初めて体系的な放射線利用の経済規模(Economic Scale)調査を実施(1997年)した。調査の結果、我が国のそれは71b$(約8.6兆円)であった。この額は対GDP比で1.7%に相当する。この額の内訳は、工業利用60b$,農業利用1b$そして医学・医療利用10b$であった。

論文

原子力利用の経済規模

武久 正昭*; 田川 精一*; 柏木 正之*; 富永 洋*; 石川 勇*; 大岡 紀一; 釜田 敏光*; 細淵 和成*; 幕内 恵三; 竹下 英文; et al.

原子力利用の経済規模; NSAコメンタリーシリーズ, No.9, 139 Pages, 2001/01

平成11年度に、原研は科技庁研究技術課(現在、文科省研究振興局量子放射線研究課)から委託調査を受け、「放射線利用の国民生活に与える影響に関する研究」と題する調査を実施した。調査実施主体は原研高崎研である。具体的には原研高崎研のなかに放射線フロンティア研究委員会放射線利用経済効果専門部会を作り、約20名の放射線利用専門家に委員となって戴いた。工業,農業,及び医学・医療といった異なる分野からの委員が参集して下さった。1年間(実質は6ヶ月)の活動により、我が国において放射線利用がどの程度拡がっているが、経済規模(金額)の形で数値が報告された。約8兆6千億円であった。また、成果の一部は放射線利用シンポジウム等で公開された。この成果報告に興味を持たれた田畑米穂先生(東大名誉教授)が、原子力研究システム懇話会から成果報告冊子を出してはどうかと原研に進めて下さった。研究事務局では専門部会に諮ったところ了解が得られた。最終的には「原子力利用の経済規模」という標題で刊行が決まった。標題が放射線利用から原子力利用に変わったのは、原研に東電グループが協力して原発の経済規模を求め、放射線利用と合体してくれたからである。詳細に検討するといろいろ課題は残っているものの、システマティックに我が国の原子力利用の経済規模を求めるのに成功した。本外部発表票の発表者は、上記経済効果専門部会に原研高崎から参加した専門家である。

論文

The Economic scale of utilization of radiation in Japan

柳澤 和章; 久米 民和; 幕内 恵三

Proceedings of 16th KAIF/KNS Annual Conference, p.259 - 269, 2001/00

昨年度、科技庁からの委託で、わが国における放射線利用の経済規模調査を行った。放射線利用というのは、専門家からみれば極めてわかりやすく目に見える利用形態であるはずなのに、一般の人には説明しにくく、「怖がられてばかり」で「正しく怖がっていただけない」傾向にあった。いままで人知れず社会のために役立ってきたような「縁の下の力持ち」的な存在感しかだせず、「放射線利用の拡がり」、「国民福祉への貢献」といった抽象的概念が先行していた。これではいけないということで、放射線利用の具現化を図るため、世の中で流通している放射線利用生活用品の生産高(売れ具合)を、専門家の集団に1年間かかって本気で調査していただいた。工業界,農業界,そして現役のお医者さんまで巻き込んだ20人余の専門家集団の努力が結実したものである。わが国では、工業,農業及び医学・医療の3分野でいったいどのくらい世の中に放射線利用がすすみ、放射線利用製品がどのくらい売れているのか綿密に調査したものである。調査結果は、まず依頼元の科技庁、原子力委員会、原子力安全委員会等で報告された。当時作成中であった長期利用計画にも大いに取り込まれ、真価を発揮することができた。そして、国内では、いろいろな機会(例えば学会や原研の成果報告会)を捕らえて国民の皆様に報告している。このユニークで新鮮な研究成果の存在がお隣の韓国原子力界でも注目を浴びたのであろうか、第16回韓国原子力産業会議/原子力学会の年次大会に招聘された。発表内容は、第1回目であることを鑑みて、原子力委員会に報告した内容(公開内容)を中心に、最近のトピックスも幾つか織り込みたい。韓国においても、原子力に対する風当たりが最近は強くなってきたと聞いているが、「放射線利用」がいかに役立っているかという現実的な報告を韓国の専門家に報告する。

論文

Some new applications of radioisotopes to medicine and biology in Japan

関根 俊明

Program of Regional Training Workshop on GMP in Production of Tc99m Generator, 7 Pages, 1999/10

ラジオアイソトープの製造に関する日本国内の現況及び、近年、ラジオアイソトープの医学利用において注目されているポジトロン放射体の利用とその現状を略述する。がんの骨転移疼痛軽減のためにSr-89が今年度中に日本国内で利用できるようになるが、同じ目的のRe-186/188の開発、及び冠動脈再狭窄予防を目的とするラジオアイソトープ利用技術の開発を紹介する。ポジトロン放射体に関しては、核医学利用とともに、世界に先駆けて原研で開始された植物研究への利用について紹介する。

論文

The Accelerator production of molybdenum-99

R.M.Lambrecht*; 関根 俊明; H.Vera-Ruiz*

IAEA-TECDOC-1065, p.75 - 85, 1999/02

核医学診断に有用な$$^{99m}$$Tcの親核種である$$^{99}$$Moを原子炉ではなく、加速器の陽子ビーム照射による製造について検討した結果を報告する。$$^{100}$$Mo(p,pn)$$^{99}$$Mo反応の実験的励起関数、及び$$^{99}$$Mo,$$^{99}$$Tc,$$^{99}$$Nbを生成する各種核反応の理論的励起関数を用いて、収量と放射化学的純度について考察した。なお、理論的励起関数はALICEコードによった。結果として、陽子ビームによる$$^{99}$$Mo/$$^{99m}$$Tcジェネレータの生産は原子炉の核分裂による生産に比して有利ではないと考えられる。

論文

核医学におけるMo-99の利用とその製造

四方 英治; 井口 明

日本原子力学会誌, 26(8), p.662 - 670, 1984/00

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)

$$^{9}$$$$^{9}$$Moは、放射性医薬として近年用途の多い$$^{9}$$$$^{9}$$$$^{m}$$Tcの親核種として、大量に使用されている。大量の$$^{9}$$$$^{9}$$Moを入手する方法として、原子炉内のモリブデンの中性子捕獲反応とウランの核分裂反応について、原研の技術開発を中心にレビューする。

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