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浅井 雅人; Heberger, F. P.*; Lopez-Martens, A.*
Nuclear Physics A, 944, p.308 - 332, 2015/12
被引用回数:49 パーセンタイル:95.32(Physics, Nuclear)崩壊核分光による原子番号100から109までの原子核の核構造研究についてレビューした。
崩壊核分光に関わる分離技術やデジタルエレクトロニクスの利用、
線スペクトルにおけるサム効果などの実験技術や実験手法について詳しく記述した。実験結果や物理の議論については、ここ10年間に最も進展のあった、原子番号が偶数で中性子数151, 153, 155を持つ一連の原子核の核構造の系統性に特に焦点を絞って紹介した。
片倉 純一
JAERI-Research 2003-004, 19 Pages, 2003/03
核分裂生成物の核分裂収率を予測するシステマティックスを検討し、新たなシステマティックスを提案した。このシステマティックスは30年程前に提案された森山-大西システマティックスに基づいている。森山-大西システマティックスの後に測定されたデータをもとにパラメータを見直し、新たな関数型によるパラメータを決定した。このパラメータを用いて核分裂収率を計算し、測定データと比較した。さまざまな核分裂による収率について自発核分裂から高エネルギー粒子による核分裂まで広い範囲で測定との良い一致を得た。
Manokhin, V. N.*; 小田野 直光; 長谷川 明
JAERI-Data/Code 2001-019, 169 Pages, 2001/07
JENDL-3.2に格納されている核分裂生成物核種のしきい反応断面積の妥当性検証のため、Ge~Tbの155核種について、(n,2n)及び(n,3n)反応断面積を、実験データ、様々な評価済み核データライブラリ、系統式による評価結果と比較した結果をまとめた。本報告書では、断面積データの比較のためのプロット図をまとめるとともに、JENDL-3.2の断面積データの問題点についても議論した。
高田 弘; 明午 伸一郎; 仁井田 浩二*
Advanced Monte Carlo for Radiation Physics, Particle Transport Simulation and Applications, p.949 - 954, 2001/00
原研とKEKによる統合計画の大強度加速器施設の核設計に用いるため、核子・中間子輸送コードNMTC/JAMについて、高エネルギー核反応計算モデルの導入に関連して、発生するすべての中間子、バリオン、レプトンの輸送を取り扱う拡張を加えたほか、核子-原子核散乱断面積及び弾性散乱角度分布をより正確に扱えるように系統式を修正した。また、ビーム照射による損傷評価のためはじき出し損傷断面積評価計算機能を評価した。改良したNMTC/JAMを用いて、中性子の遮蔽体透過実験解析や厚いターゲットにおける反応率分布測定の解析を行った。前者について、NMTC/JAMによる計算結果は透過成分及び周辺への散乱成分ともに実験値とよく一致した。またGeV領域に陽子入射に関して、中性子生成量が従来よりも増加し、反応率分布について実験値との一致度が向上した。
V.M.Maslov*; Y.V.Porodzinskij*
JAERI-Research 98-038, 42 Pages, 1998/08
アクチニド核種の中性子共鳴間隔の実験データを解析することにより、トリウムからカリフォルニウムまでの26核種の準位密度パラメータを求めた。求められたパラメータは元素毎に系統性を示しており、評価のための理論計算には有益である。
Y.M.Verzilov*; 池田 裕二郎; 前川 藤夫; 大山 幸夫; D.L.Smith*
Nuclear Science and Engineering, 129(1), p.81 - 87, 1998/00
被引用回数:1 パーセンタイル:15.11(Nuclear Science & Technology)中性子エネルギ14.7MeVでのO(n,
)
C、
O(n,n'
)
C、
O(n,t)
N及び
O(n,t)
Nの断面積を強力D-T中性子源FNSを用いて世界で初めて測定した。
O及び
Oを同位体濃縮した水を試料としてD-T中性子照射後に生成した
H(トリチウム)及び
Cの放射能を液体シンチレーション計数法で測定した。照射中及びシンチレーション試料作成時の
Cの損失について定量的に評価した。
Nb(n,2n)
Nb反応断面積を基準として求めた各反応断面積は、18.0
3.3、35.4
6.5、0.82
0.15及び26.8
4.9mbであった。今回得られた新たな測定データに基づき原子番号が10以下の軽核を対象とした(n,
)及び(n,t)反応の14MeV領域での系統性について検討した結果、明確な原子番号依存性が存在することが明らかになった。また、最近の放射化断面積ライブラリーの評価値と比較した結果、評価の過大並びに過小が著しいことが示された。
V.M.Maslov*; 菊池 康之
JAERI-Research 96-030, 68 Pages, 1996/06
アクチニド核の10keV~20MeVの中性子核反応の計算に統計模型を用いた。主要アクチニドの利用可能な実験値は、マイナーアクチニド核種の矛盾ない評価の理論的ツールの開発に活用した。(n,nf)反応閾値以下での評価手法はHauser-Feshbach理論、準位密度の現象論的模型、ガンマ線放出の巨大共鳴模型、結合チャネル光学模型に基づいた。平衡状態及び核分裂の鞍部点における準位密度に対して、対効果、集団運動効果、殻効果を考慮した。準位密度の集団運動効果を入れることは、内側鞍部点の変形の非対称性に基づく核分裂障壁パラメータの値に大きな影響を与える。(n,nf)反応閾値以上の核分裂断面積を矛盾なくフィットするには殻効果を減じなければならないことが判明した。捕獲断面積は(n,n')、(n,
f)反応を考慮して計算された。
今野 力; 池田 裕二郎; 大石 晃嗣*; 河出 清*; 山本 洋*; 前川 洋
JAERI 1329, 105 Pages, 1993/10
1984年以来,FNSの強力中性子源を用い、13.3から14.9MeVの中性子エネルギーに対する放射化断面積の系統的な測定が行われている。本論文は、1988年から1990年にかけて測定された放射化断面積のデータをまとめたものであり、24元素を対象とし、(n,2n),(n,n),(n,p)及び(n,)反応に関し、合計89反応断面積データを含んでいる。このうち、9反応の断面積は今回初めて測定されたものである。これまで1点の測定データしかない14の反応についても、広いエネルギー範囲で精度の良いデータが得られた。実験手法及びデータ処理の方法については、前回の報告書の時とほぼ同様である。今回測定された実験値は、文献値及びJENDL-3やENDF/B-V,-VIの評価値と比較検討された。また、FNSだけの測定値を基にして、(n,2n),(n,p),(n,np)及び(n,
)反応のシステマティックスについても概観した。
B.Yu*; 千葉 敏; 深堀 智生
Journal of Nuclear Science and Technology, 29(7), p.677 - 689, 1992/07
軽い粒子が原子核に衝突して生成される二次軽粒子のスペクトルを計算するために使われるいろいろな系統式の、核融合炉中性子工学に対する適用性の検討を行った。入射粒子と放出粒子を中性子とし、入射エネルギーを14MeVに限定して、系統式から計算した結果と日本の二つのグループの測定値との比較を行った。結論としては、標的核にもよるが隅部等及びKalbachによって得られた系統式は核融合炉中性子工学に十分な適用性を持っていることが分かった。また、実験データにも有意な食い違いの有ることが明らかとなった。JENDL-3の特殊目的ファイルの一つである核融合炉中性子工学用のファイルを作成する際に有用な提言も行っている。
馬場 護*; 松山 成男*; 伊藤 卓也*; 伊藤 伸夫*; 前田 一人*; 平川 直弘*
JAERI-M 91-059, 30 Pages, 1991/04
U、
Th及び
Cの18MeV入射中性子に対する中性子生成二重微分断面積の測定を行った。新たに改発したポストチョッパーや検出器のタイミング特性の改善により、エネルギー分解能が改善された。測定は30゜~145゜、0.8~18MeVの範囲で行った。得られたデータをJENDL-3、ENDF/B-IV(
CについてはB-V)のデータと比較し、食い違いの原因を検討した。
Uと
Thの二次中性子の非等方性は、核分裂中性子が等方であると仮定するとKalbach-Mannの系統式により良く再現されることが分かった。
Cの散乱断面積と連続中性子のスペクトルは両評価値とかなりの差を示した。