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柳澤 和章; D.Chen*
JAERI-M 90-187, 23 Pages, 1990/10
公開文献を利用し、PCIOMR中の燃料のPCMIふるまいを再評価し、新たな知見を得たので報告する。本研究から、PCIOMR運転(出力上昇速度0.2kW/mh)中に発生したPCMIは、高速出力上昇運転(出力上昇速度8kW/mh)中に発生したPCMIに比較して、約半分である事が明らかになった。このPCMIの著しい低減の主たるメカニズムは、燃料クリープである事も明らかになった。このクリープは、燃料ペレットとペレットの境界面においてPCMI時に発生するリッジングを、十分抑制する事が分かった。燃料棒の長手方向軸歪量と直径方向の平均歪との相関について研究を行なった。その結果、照射初期では両者の歪レベルに相違がある事が分かった。しかしながら、燃料度が増加すると、両者は徐々にほぼ同じ歪レベルに到達する事も明らかになった。
石島 清見
Journal of Nuclear Science and Technology, 22(2), p.81 - 92, 1985/00
被引用回数:2 パーセンタイル:37.44(Nuclear Science & Technology)反応度事故条件下における被覆管過渡変形の測定をNSRR炉を用いて試みた。実験では常温常圧の水を封入したカプセルに歪ゲージを接着したPWR型の試験燃料を収め、パルス運転により急速加熱した。その結果、ペレット-被覆管機械的相互作用(PCMI)による被覆管の周方向歪を歪ゲージを用いて測定することに成功した。用いた歪ゲージは一般鋼用であったが、温度補償に対し適切な補正を行えば、ジルカロイに対しても使用できることが知れた。また、歪ゲージによる測定データは燃料破損挙動解析用コードの燃料変形モデルの検証に非常に有用であること、および予備解析の結果、GAPCON-THERMAL-1コードのペレット変形モデルが反応度事故条件下における燃料棒変形の予備に対し優れていることが明らかとなった。
細川 隆徳*; 星 蔦雄; 柳原 敏; 岩村 公道; 折田 義彦*
JAERI-M 9140, 40 Pages, 1980/10
反応度事故条件での燃料破損挙動に及ぼすペレット形状の影響を調べるために、フラット及びディッシュペレット型燃料棒の照射実験を実施し、これまでのチャンファペレット型燃料棒の結果と比較した。実験の結果によると、ペレット形状の相違による被覆管表面温度挙動、照射後燃料棒の外観ならびに変形量等に差異は認められなかった。原因検討のために、有限要素法によりペレットの熱弾性解析を行なった結果、ペレット形状の相違によりペレットの変形量に大きな差異は認められず、このことからペレット形状の影響は小さいことが確認できた。
原山 泰雄; 泉 文男; 藤田 操
Journal of Nuclear Science and Technology, 11(8), p.352 - 355, 1974/08
被引用回数:0ペレットの熱変形の影響によって生じる被覆管表面の熱流束の局部的変化を電子計算機による数値解析で求めた。その結果、ペレットの端面近くに約1.01~1.02のピーキングを生じることが分った。
原山 泰雄; 泉 文男; 藤田 操
JAERI-M 4814, 28 Pages, 1972/05
J.Veederによる(AECL-2660)有限円柱発熱体の熱変形を求めるプログラムを作成した。この報告は、このプログラミングについてまとめたものである。