電子線照射と生物処理との組合せ法による汚染脱離液の処理,I; 照射による水質の変化

Treatment of supernatant from sludge by combination of electron beam irradiation and biological treatment, I; Changes of water properties by irradiation

新井 英彦; 新井 陸正; 作本 彰久; 細野 雅一; 山本 一郎*; 清水 建*; 杉山 昌*

Arai, Hidehiko; Arai, Michimasa; Sakumoto, Akihisa; Hosono, Masakazu; Yamamoto, Ichiro*; Shimizu, Ken*; Sugiyama, Masahi*

生物難分解性成分を含むため通常の方法では処理が困難な汚泥脱離液の処理を、電子線照射と生物処理法との組み合わせ法により検討した。本報告は、その第1報で、照射による水質の変化の検討から照射のみによる処理の可能性を検討した。その結果、比較的少ない線量でCODの増加、BODの増加が見られ、生物分解性の向上が見られるとともに、SSの顕著な増加が見られた。しかしながら、目標とする、COD20~30mg/lのレベルはクリアすることができなかった。照射のみでは処理が不十分であることが判った。

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