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Uptake and transport of positron-emitting tracer in irradiated plants

照射植物におけるポジトロン放出核種の吸収と移行

久米 民和; 松橋 信平; 島津 昌光*; 伊藤 均; 内田 博*; 辻 淳憲*; 石岡 典子; 松岡 弘充; 長 明彦  ; 関根 俊明

Kume, Tamikazu; Matsuhashi, Shimpei; not registered; Ito, Hitoshi; Uchida, Hiroshi*; Tsuji, Atsunori*; not registered; Matsuoka, Hiromitsu; Osa, Akihiko; Sekine, Toshiaki

$$gamma$$線照射処理した植物について、ポジトロン・イメージング装置を用いて物質の吸収・移行を計測した。4.8$$times$$5.0cmの平面検出器を2台対向させ、消滅$$gamma$$線を計測することにより画像を得た。ダイズの切断した茎から$$^{18}$$F-水(5MBq/ml)を2分間吸収させた後、30分間計測した結果、葉における$$^{18}$$F量は10分以内に最大値に達した。しかし、100Gy照射して障害を与えたダイズでは、吸収・移行が著しく遅くなり25分以上を要した。切りバラの殺虫を目的として800Gyの$$gamma$$線を照射した場合、花部への$$^{18}$$Fの移行は非照射に比べ著しく少なかった。2%のグルコースを添加すると吸収回復効果が認められた。これらの結果は、肉眼的な開花遅延効果に対応しており、植物の障害及び回復機能を調べる上で有効な手段となり得ると考えられた。

no abstracts in English

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