JT-60NBI加熱装置の低エネルギー領域における高出力化

Low energy high power injection in JT-60 NBI

水野 誠; 大楽 正幸; 堀池 寛; 北村 繁; 小又 将夫; 栗山 正明; 松田 慎三郎; 松岡 守; 大賀 徳道; 小原 祥裕; 大原 比呂志; 津田 文男*; 宇佐美 広次*; 薄井 勝富; 横山 堅二

Mizuno, Makoto; Dairaku, Masayuki; Horiike, Hiroshi; Kitamura, Shigeru; Komata, Masao; Kuriyama, Masaaki; Matsuda, Shinzaburo; Matsuoka, Mamoru; Oga, Tokumichi; Ohara, Yoshihiro; Ohara, Hiroshi; not registered; Usami, H*; Usui, Katsutomi; not registered

JT-60NBI加熱装置は70~100keVのビームエネルギーで最大20MWの入射パワーが得られるよう設計されているが、40keV程度の低ビームエネルギー領域では入射パワーは8MW程度にまで低下する。一方、低密度プラズマでの加熱実験領域の拡大および周辺プラズマ加熱によるHモード達成のため、低エネルギー領域での入射パワー増大が必要とされた。この目的で一段加速によるビーム引き出しが原形ユニットにおいて試験され、JT-60NBIにおいて17HWの入射パワーが得られることが明らかになった。昭和62年6月から7月にかけて、JT-60NBIに一段加速が適用され、最高17.6MWの入射パワーが得られ、JT-60においてHモード遷移現象が観測された。

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