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加速器質量分析装置による$$^{129}$$I測定法の確立

Establishement for the measurement of $$^{129}$$I by accelerator mass spectormetry

鈴木 崇史  ; 北村 敏勝; 甲 昭二*; 外川 織彦 ; 天野 光

Suzuki, Takashi; Kitamura, Toshikatsu; Kabuto, Shoji*; Togawa, Orihiko; Amano, Hikaru

$$^{129}$$Iは原子力施設から放出される可能性の高い長半減期放射性核種である。環境中には天然で生成される$$^{129}$$Iや大気圏内核実験により生成された$$^{129}$$Iが既に存在している。従来、$$^{129}$$Iは中性子放射化分析法により測定されてきたが検出感度が高く、環境中の$$^{129}$$Iを測定するには満足できる分析方法ではなかった。そこで日本原子力研究所では加速器質量分析装置を用いた$$^{129}$$Iの高感度測定法の確立を目指した。原研むつ事業所に設置してある加速器質量分析装置は2本の独立したビームラインを有しており、一方を$$^{129}$$Iにセットアップし、性能評価を行った。このヨウ素ラインの精度,正確さ,検出限界を検討した結果、環境試料を測定するために十分な性能を有していることが実証された。六ヶ所村に建設されている再処理工場から$$^{129}$$Iが海洋環境中に放出されると予想される。六ヶ所周辺海域の$$^{129}$$I濃度を測定することは$$^{129}$$Iの環境影響評価だけでなく、海水循環のトレーサーになると考えらる。今後は再処理工場稼動前の周辺海域における$$^{129}$$Iの濃度分布を明らかにする予定である。

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