検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

Void swelling in nitrogen-ion irradiated 316 stainless steel

窒素イオンを照射した316ステンレス鋼のボイドスエリング

白石 健介; 有賀 武夫; 片野 吉男

Shiraishi, K.; Aruga, T.; Katano, Y.

イオン照射における試料表面の効果および注入されるガス原子の影響を調べるために、316ステンレス鋼に723Kから923Kの温度範囲で20dpaまで窒素イオンを照射した。803Kで14dpaまで照射した試料には試料表面から0.35$$mu$$mまでの範囲にはボイドが生じないし、0.5$$mu$$m程度までは試料表面の影響を受ける。この試料の異常に大きな表面効果は照射した窒素イオンの影響によると考えられる。注入した窒素が少ない場合には窒素はボイドの生成を抑えスエリングを少なくする。しかし、照射温度が高くなると窒素は気泡として析出するのでボイドの生成を助け、スエリングが大きくなる。803Kの照射では注入した窒素量が0.1%となる15dpaを超えるとスエリングが急激に大きくなる。また、注入した窒素は照射誘起析出の生成核として作用する。すなわち、803Kで14dpaまで照射した試料には、非照射の熱処理では観察されない、$$gamma$$'相が観られる。この$$gamma$$'相には珪素が析出していることを確認した。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.