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地震に関する調査研究(IV)

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佐々 宏一*; 川本 眺万*; 高木 章雄*; 他15名*

Sasa, Koichi*; not registered; not registered; 15 of others*

昭和62年度は、本研究の第4年度として、宮城県細倉鉱山での地震観測を実施したが、細倉鉱山が昭和62年3月末で閉山したため、坑内の水没が始まり、水没にともなって、予測し得ない岩盤破壊などが発生し、下部の測定系統が測定不能という事態となった。そこで、細倉鉱山における地震観測を本年度で打ち切ることにし、新たな観測地点の調査を行った。この報告書では、第1章のまえがきで62年度の方針を記述した。第2章では、本年度観測された地震を示すとともに、主要なものについて震源位置、最大振幅などを示した。第3章では、地震観測を開始してから昭和63年1月までに発生した主要な地震11個について、地震動の解析方法について検討するとともに、その解析結果を示した。第4章は、水位計の新設状況と水位観測結果を示したものである。第5章では、坑内湛水後の地下水挙動の観測方法について検討し、弾性波、水質、水温による観測方法を示すとともに、湛水にともなって発生する岩盤破壊の検出方法を示した。第6章では、細倉鉱山から採取した岩盤コアを用いて、岩石の強度等の特性試験を実施した結果を示した。第7章では、細倉鉱山で観測した地震観測結果に含まれている細倉鉱山特有の特性を検討する手法について検討し、積分方程式-有限要素結合法が適当と考えられることを示した。第8章では、新しい地震観測地点の調査を行い、岩手県の釜石鉱山が適当であることを示すとともに、地震計設置位置について検討した結果も示した。第9章のあとがきでは、上記の研究成果をまとめるとともに、次年度以降に実施することが望まれる研究項目についての提言を行った。

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