検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

緊急時における野外モニタリング手法に関する研究(2004年度)

Research on Environment Monitoring of Radiation Emergency

伊藤 慶文*; 遠藤 伸之*; 大谷 暢夫*

Ito, Yoshifumi*; Endo, Nobuyuki*; Otani, Nobuo*

原始力施設に於ける臨界事故においては、立ち上がりが早く持続時間が1ms$$sim$$1sのバースト状パルス放射線が発生する。緊急時に於ける線量評価手法の確立に資する事を目的として、高線量バースト状放射線測定システムを検討すると共に、高線量放射線が測定可能な直流電流方式の中性子検出系を試作し、タンデム加速器で得られる9-15MeV He2+がBeを衝撃する時に発生する放射線を用いて検出器応答実験を実施した。本実験により以下のことが明らかにされた。1)n-$$gamma$$分別方による放射線測定により、10cm幅の鉛ブロックをNE213前面に設置することにより、中性子の個数割合が0,63から077となることが分かった。2)実験配置を考慮した計算機シミュレーションにより、検出系に入射する中性子は、エネルギーが7-8MeVの範囲の中性子圧倒的に多いことが分かった。3)直流モードで観測されたパルス1個の波形の半値全幅は$$sim$$16.4nsであり、最大カウントレートは$$sim$$60Mcps評価された。4)カウントレートが$$leq$$5Mkcpsの範囲で、放射線強度はHe電流に対し良好な比例関係が確認された。 電子スピン共鳴法を用いた放射線線量計測法の確立を目指し、基礎的な研究としてカルシウム塩粉末にガンマ線を照射することで生成する安定ラジカルをESR装置で測定し、精密な信号解析を行い、高感度化を目指した線量評価特性の調査を実施した。また、これらの安定ラジカルが化学反応によって生体分子への影響を及ぼすかを検討した。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.