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正馬様用地における試錐調査(MIU-3号孔)

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豊蔵 勇*; 橋井 智毅*; 名越 澄生*; 伊藤 孝*; 杉森 辰次*; 杉田 信隆*; 政枝 宏*

not registered; Hashii, Tomoki*; not registered; not registered; not registered; Sugita, Nobutaka*; not registered

岐阜県瑞浪市明世町正馬様用地で実施される『超深地層研究所計画』の一環としてMIU-3号孔(孔長1,014.00m)を清水掘削した。本孔では、正馬様用地内の岩盤における地質学的,地球物理学的,水理学的データの取得を目的に以下の調査を実施した。1.岩芯の採取・記載 2.岩芯室内試験 3.物理検層(一般検層7項目,フローメーター検層,レーダー法シングルホール測定) 4.ボアホールテレビ計測 5.水理試験(透水試験・揚水試験)これらの調査を行った結果、以下のことが明らかになった。・本孔では,地表から深度88.00mまで瑞浪層群が分布し,不整合を挟んで下位に細粒$$sim$$粗粒花崗岩である土岐花崗岩が分布する。土岐花崗岩中には深度704.38$$sim$$707.65mに月吉断層に相当するカタクラサイトが分布し,主要変質部は月吉断層周辺の変質部も含めて7箇所で認められる。・理化学分析から,本孔の変質部は複数の変質履歴を被っている可能性がある。・検層物性から見る本孔は堆積岩と花崗岩のコントラストが明瞭であり,堆積岩中では岩相との相関がよく,花崗岩中では割れ目との相関がよい。・ボアホールテレビ計測では割れ目頻度と傾斜角度から区間1.$$sim$$区間8.区分され, それぞれの境界は割れ目頻度の変曲点に相当する。・水理試験は岩芯観察による割れ目の症状,検層物性,ボアホールテレビ計測による割れ目の傾斜角度等を考慮した試験位置選定を行い,月吉断層以深で被圧地下水の分布が確認され,透水係数10-7$$sim$$10-6(m/sec)の高透水部が分布することが明らかになった。

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