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明世地区表層水理研究試錐調査

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稲垣 隆二*; 下山 昌宏*; 中村 哲久*; 竹村 聖吾*; 永野 修一*

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本業務は、広域地下水流動研究の表層水理研究の一環として超深地層研究所計画用地の北側に位置する領域において試錐調査等を行い、地質情報・水理情報を取得するものである。本調査の結果、以下の事が分かった。1.明世地区の瑞浪層群の明世累層、生俵累層および瀬戸層群の基底面は同じような標高に認められるのに対し、花崗岩の上面(瑞浪層群基底面)標高は起伏が大きいことが認められた。2.明世地区の北$$sim$$北西部は明世累層・土岐夾炭累層が欠如し、生俵累層の下部もしくは表層付近から土岐花崗岩が認められた。3.明世地区の土岐花崗岩は瀬戸層群および瑞浪層群との間に水理的連続性が顕著でないことが確認できた。4.明世地区の土岐花崗岩の透水係数は約10-4$$sim$$10-5cm/s(約10-6$$sim$$10-7m/s)と比較的高いものの、レッカ水には顕著な動き(流れ)が認められないことが確認できた。5.生俵累層の基底礫岩が明世地区の主要な帯水層の1つであることが確認できた。

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