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回収TBP固化技術開発(II)エポキシ固化試験装置の設計・製作およびコールド試験

Development of recovered TBP solidification technology (II)

今 哲郎; 新沢 幸一*; 村山 保美*

Kon, Tetsuro; not registered; not registered

廃溶媒処理技術開発施設では回収TBPについてPVC固化法を採用した設計とし,引続き回収TBPの固化技術の開発を進めることとしている。 本報では,前報に引続きそれ以降の技術開発の経緯と本施設に追加設置したエポキシ固化試験装置の設計内容,製作据付工事さらに改良PVC固化法との比較検討を含めたコールド試験の成果を取りまとめた。主な成果を以下に示す。 1)本施設の溶媒処理工程の実回収TBPを使用した実機エポキシ固化試験の結果,回収TBP/エポキシ樹脂系の混合比60/40までの100-ドラムサイズ固化体は全体均質で優れた物性を有する。 2)本施設の実機装置で製造されるエポキシ固化体の物性は,回収TBPのドデカン含量よりも回収TBP/エポキシ樹脂系の混合比により影響をうける。長期貯蔵時の固化体の健全性からみて,最も好ましい回収TBP/エポキシ樹脂系の混合比は55/45と考えられる。この場合の固化体の圧縮強度は約32kg/CM3,ショアA硬度は約67であった。 3)本施設では実質的に160-サイズまでのエポキシ固化体を製造しうる。160-サイズにスケールアップしても固化体の物性は100-サイズのものとほとんど変らなかった。 4)改良PVC固化体よりもエポキシ固化体の方が圧縮強度および硬度のいずれにおいても高い物性値を示し,さらに処理量および固化体サイズも大きく取れることから総合的にみてエポキシ固化法の方が改良PVC固化法より優れているものと考えられる。

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