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FBR用中空ペレット製造技術開発(6) UO$$_{2}$$造粒特性評価試験(1)、(2)結果

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野上 嘉能; 小幡 真一; 倉上 順一; 飯村 直人; 檜山 敏明; 小沼 勝弘*

Nogami, Yoshitaka; not registered; Kurakami, Junichi; not registered; not registered; not registered

(目的及び概要)プルトニウム燃料開発室では、FBRの炉心性能の高度化を目指し、FBR用中空ペレットの開発を進めている。本試験は、中空ペレット製造用の流動性の高い造粒粉の製造条件及び流動性などの工程管理値を得ることを最終目的として、DUO$$_{2}$$粉末(JCO製)を用いた試験を行ったものである。試験(I)では、造粒条件としてバインダ添加率、粗成形圧、分級サイズを試験因子として、これらが造粒粉の流動性に与える影響及び造粒粉のダイスへの充填性に与える影響を評価した。試験(II)は試験(I)の補足試験及び日欧専門家会議での情報に基づいた無バインダによる中空ペレットの製造を行った。(結果)(1)DUO$$_{2}$$粉(JCO製)を用いたルブリカント無添加の造粒粉において、(圧縮度と安息角から求めた)流動性指数を分散分析すると、分級サイズ(212$$sim$$850$$mu$$mの間で6サイズ)は流動性指数に影響を与えていると認められなかった。バインダ添加率(0.5$$sim$$1.0wt%)と粗成形圧(1$$sim$$3t/cm$$^{2}$$)は、危険率5%で流動性に影響を与えていると認められ、その水準間の母平均の推定値の差は、2.2$$sim$$2.4であった。この値は、流動性の程度の幅(流動性指数で10)と比べて十分小さいことから、本試験条件が造粒粉の流動性の程度に与える影響は少ないと考えられる。(2)DUO$$_{2}$$粉の圧縮率と流動指数の結果は、Carr、坂下らのグラフにほぼ一致したこと、DUO$$_{2}$$粉の安息角、圧縮度、スパチュラ角と流動性指数は、いずれも相関係数が高かった(r=0.92$$sim$$0.99)ことから、これらの測定値から流動性指数を求められることが分かった。(3)無バインダのDUO$$_{2}$$粉で得られた粗成形タブレットは、取り扱い上支障の無い強度で、重量の標準偏差はバインダ添加率0.5%の場合より、タブレット重量が3%程度少なかった。粗成形タブレットの解砕後の1回目の分級収率(212$$sim$$850$$mu$$m)は、バインダ添加率0. 5wt%の場合と同等であった。焼結ペレット は、外観、金相、寸法密度検査結果から見て問題なく、バインダ添加率0.5wt%の場合より2%T.D.程度、高密度($$geqq$$96%T.D.)の焼結ペレットを得ることができた。

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