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陽イオン交換試験

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倉岡 悦周*; 新井 剛*

Kuraoka, Etsushu*; Arai, Tsuyoshi*

無機物担体に官能基を持つ有機樹脂を担持したイオン交換体は、有機物を主体とする従来型のイオン交換樹脂に比べ、安全性の向上、有機物量の低減および処理プロセスの高度化が期待できる。本試験では、Am、Cmや希土類元素の相互分離プロセスへの適用を想定し、スルホン酸基を交換基とするシリカ担持型陽イオン交換体を合成し、交換容量、吸着速度及びカラム内での通液圧損を測定評価した。粒径約50$$mu$$mの多孔性シリカ粒子を担体とし、スルホン酸基を交換基とするマクロポア型新規陽イオン交換体(SiSCR)の合成手法を確立した。合成したSiSCR交換体の交換容量は3.6meq/g-resinで、Ph約2.5の溶液からのNd(III)とEu(III)に対する吸着分配係数が300$$sim$$500dm3/kg-resinである。SiSCRの吸着速度が代表的な市販陽イオン交換樹脂に比べ速く、バッチ吸着試験では15分以内で吸着平衡に到達した。また、充填カラムにおけるSiSCR交換体の通液圧損は、同一粒径を有する市販の有機樹脂に比べ低いことが認められた。

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