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ヒ酸ならびにリン酸に高選択性と高速吸着性を示す有機吸着剤の開発

Development of an anion exchange fiber having high selectivity to phosphate and arsenate species

浦田 信也*; Awual, Md. R.*; 城 昭典*; 片貝 秋雄; 玉田 正男

Urata, Shinya*; Awual, Md. R.*; Jo, Akinori*; Katakai, Akio; Tamada, Masao

市販の陰イオン交換樹脂は、過剰の塩化物イオンなどの共存下において、リン酸とヒ酸などの陰イオンを効率的によく吸着できない。そこで、ポリエチレン被覆ポリプロピレン繊維にN-ビニルホルムアミドをグラフト重合して得たグラフト繊維(FVH)を、アルカリ条件下(2M NaOH中で80$$^{circ}$$C、6h加熱)で加水分解してアミノ基(6.7mmol/g)を有する陰イオン交換繊維(FVA)を合成した。リン酸とヒ酸の陰イオンに対する吸着性能をバッチ法及びカラム法で検討した。リン酸とヒ酸の陰イオンの吸着量はpHが増加するとともに減少する傾向を示した。また、塩化物イオンによる吸着への影響は認められなかった。一方、水道水にヒ酸を1ppm含ませた試料(pH 7.00)をSV500h$$^{-1}$$でカラム法による吸着実験を行った結果、従来の陰イオン交換樹脂であるダイヤイオン SA10AOHはベッドボリューム10以下からヒ酸が漏出し始めるのに対してFVAはベッドボリューム50からヒ酸の漏出が始まり、有効な吸着剤であることが確認できた。

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