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ヒ酸とリン酸を迅速かつ高選択的に吸着する新規陰イオン交換繊維

A Novel anion exchange fiber for rapid and selective removal of arsenate species in water

浦田 信也*; Awual, Md. R.*; 城 昭典*; 片貝 秋雄; 玉田 正男

Urata, Shinya*; Awual, Md. R.*; Jo, Akinori*; Katakai, Akio; Tamada, Masao

市販の陰イオン交換樹脂は、過剰の塩化物イオンなどの共存下において、陰イオン種であるヒ酸とリン酸を効率よく吸着できない。このためこれらの選択吸着剤のほとんどが硬い金属イオンを用いた配位子交換型の吸着剤である。そこで、-NH$$_{3}$$$$^{+}$$基を陰イオン交換基とする繊維(FVA)をN-ビニルホルムアミドをモノマーとして放射線グラフト重合によって合成し、ヒ酸とリン酸の陰イオンに対する吸着性能をバッチ法とカラム法で検討した。ヒ酸とリン酸の吸着量はpHが増加するとともに減少する傾向を示したが、ヒ酸などと同濃度の塩化物イオンが共存した場合でも吸着への影響はほとんど認められなかった。一方、水道水にヒ酸を1ppm含ませた試料(pH7.00)を空間速度500h$$^{-1}$$の条件でカラム法によるFVAのヒ酸に対する動的吸着特性の評価を行った結果、FVAは従来の陰イオン交換樹脂であるDIAION SA10AOHの5倍の、ベッドボリューム50でヒ酸の漏出が始まり、有効な吸着剤であることが確認できた。

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