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Effects of $$gamma$$ irradiation on BCL2 and TPR53BP2 expression in the porcine ciliary body

$$gamma$$線照射後器官培養された豚眼毛様体上皮におけるアポトーシス関連遺伝子

明尾 潔*; 舟山 知夫; 小川 晃*; 浜田 信行*; 明尾 庸子*; 小林 泰彦

Akeo, Kiyoshi*; Funayama, Tomoo; Ogawa, Akira*; Hamada, Nobuyuki*; Akeo, Yoko*; Kobayashi, Yasuhiko

生体から分離された豚眼球は、血流の途絶により毛様体上皮と無色素上皮が細胞死に陥り、前房水も産生されなくなるため、眼球癆という状態となる。$$gamma$$線は輸血後の細胞障害を抑制するために血液に対する照射が行われている。今回、豚眼毛様体においてアポトーシス関連遺伝子であるp53やbcl-2遺伝子に$$gamma$$線照射がどのような影響を与えるか検討を行った。豚眼球から角膜,虹彩,毛様体を含む材料を作る。$$^{60}$$Coの$$gamma$$線を30分間で20Gy照射したものとしないものをHam F12培地と15%牛胎児血清による培養液中に浸漬し、0, 4, 8, 24時間後にホルマリン固定,パラフィン包埋,薄切の後に観察し、p-53とbcl-2について免疫組織染色を行った。$$gamma$$線照射により毛様体無色素上皮ではp-53とbcl-2遺伝子産物が陽性となっていた。器官培養後には毛様体突起は腫大し、無色素上皮は萎縮しており、色素上皮と固有層の間にも空隙が認められた。$$gamma$$線を照射した無色素上皮ではp-53の発現が抑えられ、色素上皮下に生じた空隙も狭くなり、毛様体突起の構造がよく保存されていた。生体より摘出された豚眼の毛様体に$$gamma$$線を照射した際に形態が維持されたのは、$$gamma$$線がアポトーシス関連遺伝子に影響を与えたためと考えられた。

no abstracts in English

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