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ジアミド及び有機リン酸化物によるアクチノイドの抽出能力

Extractability of diamides and organophosphorus oxides for actinides

佐々木 祐二  ; 木村 貴海 ; 梅谷 重夫*

Sasaki, Yuji; Kimura, Takaumi; Umetani, Shigeo*

原子力分野では約半世紀もの間アクチノイド元素用の抽出剤開発が行われてきた。当研究室では各種抽出剤を有機合成し、溶媒抽出に関する性能の比較を行ってきた。ここでは、合成して得られた中性の2座及び3座のリン酸化物とジアミド化合物を用いて、原子価の異なるアクチノイドイオンの溶媒抽出を行った結果について述べる。使用した抽出剤は2座のリン酸化物(BDPPM, BDPPE),カルバモイルリン酸化物(CMPO),ジアミド化合物(OXA, MA, SCA, MLA, GLA)と3座のジアミド化合物(DGA, TDGA, ODPA, TDPA)である。それぞれ骨格構造が異なるため、特徴的な抽出挙動を示す。いずれのアクチノイドイオンもリン酸化物と3座のジアミド化合物の分配比が高い。これはリン酸化物が強いドナー性を持つこと,アクチノイドのように高い配位数を持つイオンの抽出に3座配位能力を持つ抽出剤が有効であることを示す。ウランの抽出において3座のジアミドの抽出能がやや悪くなるが、これは6価のウラニルイオンの配位座が赤道面上に配置するためと考えられる。

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