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イオン液体中における有機ハロゲン化合物の放射線誘起還元反応

Radiation induced reduction of halogenated organic chemicals in ionic liquid

木村 敦; 田口 光正; 平塚 浩士*; 小嶋 拓治

Kimura, Atsushi; Taguchi, Mitsumasa; Hiratsuka, Hiroshi*; Kojima, Takuji

新規環境保全技術の開発として、放射線とイオン液体(IL)を組合せた有機ハロゲン化合物の還元処理に関する研究を行った。対象物質には、不揮発性の有機ハロゲン化物の典型的な化学構造を持つクロロフェノール(CP)を用いた。カチオンとアニオンの化学構造に系統性を持たせた約10種類のILに、塩素の置換位置の異なるo-CP, m-CP, p-CPを濃度10mMで溶解したものを試料とした。各CPは$$gamma$$線照射により脱塩素反応し(G値=0.74)、還元反応生成物としてフェノールが高い収率(70%)で得られた。メタノールなど極性溶媒に溶解したCPの放射線分解では、CPの分解率及びフェノールの収量は、p-, m-, o-の順に増加した。一方、IL中では、CPの還元,フェノールの生成収率ともに塩素置換位置による影響は観測されなかった。また、両収率はILの極性に対し相関性は見られないものの、粘度に対しては正の相関性が見られた。

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